サンセットビーチ、オアフ島、ハワイ/アメリカ(2022年2月16日水曜日) – ワールド・サーフ・リーグ(WSL)チャンピオンシップ・ツアー(CT)の第2戦「ハーレー・プロ・サンセット・ビーチ presented by SHISEIDO」は、オアフ島ノースショアのサンセットビーチの15フィートのソリッドな波の中、大会2日目がスタート。
男子ラウンド3とラウンド4が、40分ヒートのオーバーラップ形式で行われ、ベスト8が決定。日本の五十嵐カノアはこのハードなコンディションのなかで、開幕戦から2戦連続でベスト8進出を決めた。
昨日よりもさらにサイズアップしたコンディションとなり、サーファー達はサンセットらしい波での厳しい戦いを強いられた。
そんな、トリッキーなコンディションに番狂わせも続出。ケリーがインターフェアで敗れ、イタロ、ジョンジョンまでもが敗れる波乱の展開となっている。
五十嵐カノアは、R3の最終ヒートで、昨日のラウンド1でシングル・ハイエストスコア8.93をマークした、マウイ島をホームとするツアールーキーのイマイカラニ・デヴォルトと対戦。
前半は両者ともロースコアーの戦い。後半のプライオリティ・ヒートに入ってから、得意のレイバックスナップをクリティカルなセクションで決めたカノアは、5.27と5.77をスコア。ラウンド4へと駒を進めた。
ラウンド4では、ブラジルのベテラン選手であるジャドソン・アンドレと対戦したカノア。ジャドソン・アンドレはグーフィーフッターでサンセットのパワフル・ブレイクをバックハンドでチャージしてここまで勝ち上がった。
カノアはスタートからソリッドなパフォーマンスを披露。サンセットのパワフルな波にも負けない強靭な体を作り上げたカノアは、そのフルパワーで波の際どいセクションにテールを蹴り出し、凄まじいスプレーをあげて6.33をスコア。
全くジャドソンに攻め入る隙を与えないカノアは、そのままリードを保って後半戦へ。残り10分でクリーンなカービングターンとレイバックスナップ、そしてカービングというコンビネーションでバックアップの6.23をスコア。
そして、残り時間5分で、ダブルオーバーヘッドのセットをつかんだカノアは、クリーンなカービングターンから、得意のレイバックスラッシュ。さらにインサイドセクションではバレルをメイクして9.77というパーフェクトに近い、本日のハイエストスコアをマーク。圧倒的な強さで準々決勝へ勝ち上がった。
明日のクオーターファイナルでカノアは、このサンセットで圧倒的な強さを見せるジャック・ロビンソンとの対戦となる。
予報では明日のグッド・コンディションとなっているため男子のファイナルデイとなる可能性が高い。頑張れ!日本!がんばれ!五十嵐カノア
今回もサーフメディアではハワイの最新情報をお届けしますので、お楽しみに。
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