ジョエル・チューダー、3度目の世界タイトル獲得なるか。最終戦「Malibu Classic」は10月11-12日開催が決定。

優勝したジョエル・チューダー © WSL / Dave Gleeson

カリフォルニア州マリブ/アメリカ(2021年10月6日水曜日) – ワールド・サーフ・リーグ(WSL)の2021年ロングボード・ツアーの最終戦となる「Jeep® Malibu Classic presented by Havaianas」がカリフォルニア州マリブのファースト・ポイントで開催される。

 

 

大会主催者は、10月3日から13日の間で、波情報の予報士と綿密に打ち合わせを行い、最適な開催日を決定。大会は、2021年10月11日と12日の2日間にわたって開催され、WorldSurfLeague.comでライブ中継されることが決定した。

 

クエルボ・サーフ・ランチ・クラシックで優勝したホノルア・ブルームフィールド(HAW)とエドゥアード・デルペロ(FRA)は、カリフォルニア州レモーで勝利を収め、ランキングをリードしているものの、まだ安心することはできない。

 

Credit: WSL / Miers
ジョエル © WSL / Tom Bennett

 

2度のWSLロングボード・チャンピオンで現在ランキング3位につけるのジョエル・チューダー(USA)は、ラスティ・ケアウラナ(HAW)、コリン・マクフィリップス(USA)、テイラー・ジェンセン(USA)に続く歴史的な3つ目の世界タイトルを目指している。

 

 

2020年のヌーサ・ロングボード・クラシックで優勝したチューダーは、競技から遠ざかっていた10年以上ぶりの優勝を果たし、クエルボ・サーフ・ランチ・クラシックで5位タイでフィニッシュ。今回、45歳の彼は、3度目の王冠を手にするチャンスを持っている。

 

「子供の頃からマリブに来ていました」とチューダーは言う。「最初は両親と一緒にクラブのコンテストに参加し、次にドナルド・タカヤマと一緒に、彼の友人であるスキップ・フライやナット・ヤングなどと一緒にやっていました。

 

あの場所には多くの歴史があります。地元のサーファーや個性的なサーファーたちが、この場所を特徴づけていますが、私たちロングボーダーにとっては常にパフォーマンスを定義する場所でもあります。世界最高のロングボードの波であり、10年以上試合から離れて、再びこの地で世界タイトルを獲得することは、自分と自分の家族にとって大きな意味を持つでしょう」と語っている。

 

ジョエル・チューダー

 

「数十年前、WSLがマリブで世界タイトルを決定したとき、私はここでファイナルに参加し、ラスK(ケアウラナ)にファイナルで負けました」とチューダーは付け加えた。

 

「あれから何年も経って、ここで優勝するのは、かなりの偉業だと思います。そこに向かって目標を持たなくてはならないし、早起きにもなる。この素晴らしい選手たちに勝って、もう一度タイトルを獲得するのは簡単な話ではありませんが、自分はこの大会で多くの経験を積んでいるので、大会優勝とタイトル獲得のために全力を尽くすつもりです」と言った。

 

サーフランチで優勝したホノルア Credit: WSL / Ellis

 

2度のWSLロングボード・チャンピオンであるホノルア・ブルームフィールド(22歳)は、クエルボ・サーフ・ランチ・クラシックで完璧な勝利を収め、慣れ親しんだビーチで3つ目の世界タイトル獲得を目指している。

 

ハワイ・オアフ島出身のブルームフィールドは、若くしてマリブのファースト・ポイントでロングボード・キャリアを開花させ、同じハワイのサーファーで現在ランキング2位のケリス・カレオパアのような次世代のサーファーにインスピレーションを与える存在として、世界各地で活躍している。

 

「3度目のタイトル獲得に向けて、とてもエキサイティングな気持ちです。また、コンテスト(サーフランチ)で優勝できたことで、本当の意味でのチャンスを得ることができたと思っています」とブルームフィールドが言った。

 

「マリブでは何が起こるかわからないし、大変な仕事になるでしょう。私は多くのイベントでサーフィンをしてきたので、どうなるかは分かっています。しかし、ここで世界タイトルを獲得することは特別なことです。私が初めてイベントに参加した場所であり、初めてボードのスポンサーを得た場所であり、10年以上前に私のキャリアが始まった場所だと実感しています」


「みんなが、ほぼ同じレベルになっていることに驚いています」とブルームフィールドは付け加えた。「ここ数年、傑出した選手が何人かいましたが、今年は全員が素晴らしく見えます。特に去年は、みんな一生懸命頑張ってきました。前回のイベントでは、スイッチスタンスの練習やサーフィンの上達を目指して頑張ってきたことを披露できて、とても嬉しかったです」と語った。

 

 

また、今回のWSLロングボード・ワールドツアーに参加できる日本人サーファーは田岡なつみと井上鷹の2名だけ。現在、田岡はランキング8位、井上はランキング19位。前回のサーフランチでは、慣れないプールの波に苦戦したが、この最終戦で素晴らしい演技を見せてくれるに違いない。

 

また、今年2度の大怪我を負って不屈の精神で復活を遂げたハワイのサリー・コーヘンも8位につけている。サリーはこのマリブで行われた試合で3位になった経験もあり活躍が期待されている一人だ。

 

https://www.worldsurfleague.com/athletes/tour/wlt?year=2021

 

 

 

男子:Jeep® Malibu Classic presented by Havaianas

女子:Jeep® Malibu Classic presented by Havaianas