インドネシア代表としてオリンピックに出場した和井田理央をフィーチャーした最新映像が公開。

インドネシアのバリ島を拠点とするプロサーファーとして注目される和井田理央が、彼のメインスポンサーであるクイックシルバーの最新映像「ICONIC FOR A REASON – – – RIO WAIDA IN BALI」にフィーチャーされている。

 

 

インドネシア代表として東京オリンピックに出場した和井田理央は21歳。先日までメキシコで行われていたCTイベント「Corona Open Mexico presented by Quiksilver」にワイルドカードで出場。世界ランキング3位のフィリーペ・トリード(BRA)を倒す大金星を挙げた。

 

和井田理央は、日本とジャワ島出身の両親のもと、日本で生まれ、バリで育った。彼は、朝から晩までバリ島でサーフィンし、その素晴らしい天性の才能に磨きをかけ、今では最もテクニカルなオーバーザリップ・サーファーの一人に成長。チューブのテクニックでも引けを取らない。

 

彼の夢は常にCTにクオリファイすること。過去4年間、彼はQSポイントを獲得するために、オーストラリア、日本、フィリピン、台湾、スリランカ、モロッコなど地球の裏側まで足を伸ばして試合に参加してきた。

 

「QSを回り始めたときの自分の夢は、CTにクオリファイすることでしたが、2018年になってサーフィンがオリンピック競技になって、そこに出場することがメインの目標でした。自分の夢はCTであり、2番目がオリンピックへの出場でした」と、最近のインタビューでは語っている。

 

2018年、和井田は台湾で行われたWSLワールド・ジュニア・チャンピオンシップで、アメリカのイーザン・オズボーンと今回のメキシコで活躍したブラジルのマテウス・ハーディに次いで3位に入賞。メキシコのイベントでの和井田の活躍が決してフロックではないことを証明している。

 

 

 

また彼は、バリ島のクラマスで開催された2019年のCorona Bali Protectedでもワイルドカードで出場。当時19歳だった彼は、2Xワールドチャンプのガブリエル・メディーナとデイビッド・シルバを破り、ドローを通過して、そこでもインドネシアのビッグホープと言われる理由を証明した。

 

今年初めにWSLで公開された「Getting Heated with Mick Fanning」では、元CTサーファーで、現在は2Xワールドチャンピオンのジョン・ジョン・フローレンスのコーチを務めているロス・ウィリアムスが、「現在CTに所属していない世界最高のサーファーは誰だと思うか」という質問に、「間違いなく僕のお気に入りのサーファーだ」と和井田理央を指名。

 

「今はツアーに参加していませんが、間違いなく私のお気に入りのサーファーです…現在、バリに住んでいます。彼の名前は和井田理央です。この子は信じられないほど素晴らしいです…. 私の意見では、彼は今ツアーに出ている選手の半分よりもサーフィンがうまい。もし彼がツアーに参加したら、みんなを打ち負かすことになるだろうね」とコメント。

 

インドネシアで初めてオリンピックに出場したサーファーとなった和井田理央は、初めてCTにクオリファイするサーファーとして、再び歴史に刻まれることになるのかもしれない。