クーランガッタ/クイーンズランド州オーストラリア(2020年11月4日水曜日)WSLカウントダウン・グローバルシリーズの一環として行われ、9月1日から10月31日までのウエイティング期間を設けて行われた「オーストラリアン・グランドスラム・オブ・サーフィン」が終了し、シリーズ・チャンピオンが決定した。
このイベントは、オーストラリアに拠点を置くチャンピオンシップツアー(CT)選手が、ゴールドコースト、マーガレットリバー、ツイードコーストの3つの地域で行われるイベントの総合勝者を決定するものだった。しかしマーガレットリバーでの最終イベントが、競技期間内に実行できず、2戦の合計でチャンピオンを決定することとなった。
優勝したのは、WSLチャンピオンシップツアー(CT)のヤングガン、ツイードコーストとサウスストラディでのイベントで優勝したイザベラ・ニコルズ、マイキー・ライト、イーサン・ユーイングの3名。ニコルズが女性部門での総合優勝を獲得、ユーイングとライトがメンズのトップスポットを分け合うこととなった。
今回のWSLカウントダウンイベントでは、優勝したサーファーによって指名された慈善団体に40,000ドルの賞金が寄付された。
CTルーキーであるイザベラ・ニコルズは、ツイードコーストプロで早期敗退したが、ブーストモバイルプロ・ゴールドコーストで見事な勝利を飾り、ツイードコーストプロで優勝した2度のWSL世界チャンピオンであるタイラー・ライトを僅差で抑えて、総合優勝となった。
マイキー・ライトとイーサン・ユーイングは、両者とも二つのイベントで優勝と3位という成績を収め、合計ポイントが同じで二人で優勝賞金を分け合い、それぞれが指定する慈善団体に賞金を寄付した。
このグランドスラムには、オーストラリアのベストサーファー24名(男子12名、女子12名)が出場。そのうちCT選手は男子10名と女子8名が出場。各フィールドの残りのスポットは、オーストラリアの2019年ハイエスト・ランクのQSサーファーまたは選ばれたワイルドカードに割り当てられた。
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