マイキー・ライトが怪我から復活。イザベラ・ニコルズとともにブーストモバイルプロ・ゴールドコーストで優勝

マイキー・ライト WSL / Cestar

サウス・ストラドブローク・アイランド、ゴールドコースト、クイーンズランド州/オーストラリア(2020年10月7日水曜日)ワールドサーフリーグ(WSL)のオーストラリアン・グランドスラム・オブ・サーフィン・シリーズ第2戦となる「ブーストモバイルプロ・ゴールドコースト」が終了。

 

優勝したマイキーとイザベラ WSL / Cestar

 

オーストラリアのベストサーファーを相手に素晴らしいパフォーマンスを見せたマイキー・ライトとイザベラ・ニコルズが優勝した。

 

 

Boost Mobile Pro Gold Coast 大会最終日リプレイ

 

4〜6フィートのコンディションとなった「ブーストモバイルプロ・ゴールドコースト」。大会初日は、開幕戦の勝者であるタイラー・ライトや、優勝候補の7度の世界チャンピオンであるステファニー・ギルモアがアーリーラウンドで敗退する大番狂わせが発生した。

 

マイキー・ライト WSL / Cestar

 

マイキー・ライトは、18か月という長い怪我のリハビリから復帰。サウスストラディーのチャンレンジングなコンディションでの完璧な勝利を見せた。荒れたディープバレルにプルインし、トレードマークのパワーハックで2年以上ぶりのイベント優勝を果たし、地球上で最もエキサイティングなサーファーの1人と見なされる理由を示した。

 

ライトは地元のワイルドカードであるリアム・オブライエンを克服し、ファイナルで圧倒的なディスプレイを見せ、イベントの最高点となる9.83(10点満点中)を叩き出して優勝した。


ライトは現在、オーストラリアン・グランドスラム・オブ・サーフィンのジープリーダーとしてイーサン・ユーイングと並んだ。

 

マイキー・ライト WSL / Cestar

 

「勝利を収めることは素晴らしいことであり、このイベントを通して私はいくつかの素晴らしいヒートと波を経験しました。これらの分厚いバレルウェイブは本当に自分のサーフィンにフィットしていました。」とライトは言った。

 

マイキー・ライト WSL / Cestar

 

「決勝の早い段階で、あのバレルを手に入れる事ができて最高の気分でした。テイクオフ時に高い位置をキープし、いつも助けてくれる波が私のために協力してくれました。ジープリーダージャージーを着て、マーガレットリバーに行くのは嬉しいですね。私はマーガレットリバーが好きです、またあの場所でシリアスな波でやれる事を嬉しく思います。再び試合に復帰できて、好成績を収めることができて最高に嬉しいです。」

 

優勝したイザベラ・ニコルズ WSL / Cestar

 

また女子の決勝では、イザベラ・ニコルズが同じサンシャインコースト出身のソフィー・マッカロックと対戦し、最初からヒートをコントロール。勝利を手に入れた。

 

今回のニコルズの勝利と昨日のタイラー・ライトの早期敗退により、ニコルズがグランドスラム・オブ・サーフィンのシリーズリーダーとなり、最終戦のマーガレットリバープロに挑む。

 

イザベラ・ニコルズ WSL / Cestar
2位となったソフィー・マッカロック WSL / Cestar

 

「私がこのイベントに勝てたなんて信じられません。現在、オーストラリアのグランドスラムのレーティングをリードしており、ジープリーダージャージーとしてマーガレットリバーに出場します。最高の気分です」とニコルズは言った。

 

「このイベントでも大きなワイプアウトがたくさんありましたが、私はこの種の波を本当に楽しんでいます。そして、勝利を収めたことは素晴らしい気分です。私はツイードコーストのイベントでかなり緊張したスタートを切り、ここで挽回しようとしていたので、優勝できて本当に嬉しいです。マーガレットリバーを楽しみにしています。幸運を祈って向かいます。今年の初めにマーガレットリバーに慣れるために訪れたのですが、とてもエキサイティングです。待ちきれません。」

 

大会初日に際立った演技を見せたジャック・ロビンソンはサウス・ストラディのチューブで彼のフォームを続けることができず、準決勝で最終的なイベント準優勝のリアム・オブライエンに敗れ、グランドスラム連続3位でフィニッシュ。

 

前回優勝で勢いのあるイーサン・ユーイングも、ウェイド・カーマイケルに敗れて、最終的に3位でフィニッシュした。

 

オーストラリアのCTサーファーであるコナー・オレアリー、ニッキ・ヴァン・ダイク、メイシー・キャラハンも同様に3位でフィニッシュした。

 

優勝したマーゴとオッキーWSL / Cestari
ブレンダン「マーゴ」マージソンWSL / Cestari
ちょっと痩せたかなオッキー WSL / Cestar

 

朝のオープニングヒートでは、往年のヒーローたちによるヘリテイジヒートが行われ、1999年の世界チャンピオンのマーク・オクルーポ、ビード・ダービッジ、ディーン・モリソン、ブレンダン・マージソン、キーレン・ペローが登場。ドギードアの素晴らしいバックドアチューブライドで勝利を収めたのは、アイコニックなフリーサーファーのブレンダン「マーゴ」マージソンだった。

 

村松爽香  WSL / Cestari

また今回、開催地の地元ノースエンドボードライダーズクラブから、ワイルドカードスポットを与えられて出場した村松爽香。ラウンド1はヒート2で、憧れのステファニー・ギルモア、インディア・ロビンソンと対戦。

 

ヒートはトリッキーなコンディションの中で行われ、ロースコアでの戦いとなった。ステフもベスト2を揃えられずに辛くも2位でアップ。村松爽香もローカルナレッジを使いスコアリングウェイブを探すも惜しくも3位で敗退となった。だが、この経験は彼女を大きく成長させるに違いない。今後のさらなる活躍に期待したい。がんばれ!さやか!

 

ブーストモバイルプロ・ゴールドコースト男子ファイナル結果:
優勝:マイキー・ライト(AUS)15.83
2位:リアム・オブライエン(AUS)9.40

ブーストモバイルプロ・ゴールドコースト女子ファイナル結果:
優勝:イザベラ・ニコルズ(AUS)11.07
2位:ソフィー・マカロック(AUS)4.00

ブーストモバイルプロ・ゴールドコースト準決勝結果:
ヒート1:リアム・オブライエン(オーストラリア)11.56
ジャック・ロビンソン(AUS)10.10
ヒート2:マイキー・ライト(AUS)13.83
ウェイド・カーマイケル(AUS)12.34

ブーストモバイルプロゴールドコースト女子準決勝の結果:
ヒート1:ソフィー・マカロック(AUS)9.93
メイシー・キャラハン(AUS)9.83
ヒート2:イザベラ・ニコルズ(AUS)10.90
ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)10.56

ブーストモバイルプロ・ゴールドコースト男子準々決勝結果:
ヒート3:ウェイド・カーマイケル(AUS)8.66
イーサン・ユーイング(AUS)8.33
ヒート4:マイキー・ライト(AUS)12.84
コナー・オリアリー(AUS)8.17

ブーストモバイルプロ・ゴールドコースト男子準々決勝結果:
ヒート1:リアムオブライエン(オーストラリア)11.56
ジャック・ロビンソン(AUS)10.10
ヒート2:マイキーライト(AUS)13.83
ウェイド・カーマイケル(AUS)12.34

ブーストモバイルプロ・ゴールドコースト・ヘリテージスーパーヒートの結果:
ヒート1:ブレンダン・マージソン(AUS)11.63 ディーン・モリソン(AUS)8.33、ビード・ダービッジ(AUS)6.60、キーレン・ペロー(AUS)6.57、マーク・オクルーポ(AUS)2.50

 

Boost Mobile Pro Gold Coast – Men’s
Boost Mobile Pro Gold Coast – Women’s
Boost Mobile Pro Gold Coast – Heritage