MANLY BEACH、SYD / AUS(2020年3月13日金曜日)-2020 WSLチャレンジャーシリーズの最初のイベントである「シドニー・サーフ・プロ」が終了。世界チャンピオンのカリッサ・ムーア(HAW)とレオナルド・フィオラバンティ(ITA)が勝利を収めた。
ファイナルデイのマンリービーチは2フィートの厳しいスモール・コンディション。 レオナルド・フィオラバンティ(ITA)とマット・バンティングのファイナルは、スモールでウインディなコンディションで行われた。ファイナルを大差で最後までリードしたのはバンティング。しかし、終盤に追い上げてきたフィオラバンティが、ラストウェイブのエアリバースで大逆転で勝利をつかんだ。
「ここマンリーのチャレンジャーシリーズ・イベントで優勝できるなんて信じられないことです」とフィオラバンティは言った。
「これは間違いなく自分のキャリア最大の勝利です。最高に嬉しいです。あの波が来たとき、これが最後のチャンスだと自分に言い聞かせました。このような瞬間のために、自分は練習しているんです。そして、スコアを出たとき、最高に興奮しました。この勝利は間違いなく自分の国であるイタリアのためです。今イタリアは厳しい状況にあり、自分の家も色々あって。彼らがこれを見ていることは知っているので、優勝できて本当に良かったです。」
村上舜が9位入賞でQSランキング4位へ。
日本選手として、ただ一人ファイナルデイに勝ち残った村上舜。村上舜は、ラウンド5ヒート4で今年CTに返り咲いたジャドソン・アンドレと対戦。ヒートはジャドソンが先制攻撃を仕掛け2本のバックハンドでソコアを揃えてヒートをリードしていく。
村上は優先権を持って波を待ち続ける。ジャドソンはアンダープライオリティーでも波を掴みインサイドの波で6.5をスコア。リードを広げ、村上をコンビネーションに追い込み完全にジャドソンがヒートをコントロール。
後半に入り、ようやくセットの波をつかんだ村上は、クイックスナップからのビッグリエントリーで5.23をスコア。続けてバックアップを4.10に塗り替えジャドソンを追い上げる。残り時間10を切り、ニード8.07と追い込まれた村上は、クリーンなセットを掴み、ストレートアップのバックハンド・リエントリーを決め、ヒートのベストスコアとなる6.93をスコア。その差を縮めるがそこまで。惜しくもここで敗退となり、今大会を9位でフィニッシュした。
村上舜は今回のチャレンジャーシリーズでの9位入賞でレイティングポイント3500と賞金$3,250をゲット。そしてQS世界ランキングも4位にジャンプアップした。
コロナウィルスの影響で今後の試合の日程など不安定な要素は多いが、再び試合が再開されるまで、この調子を維持して次の戦いに挑んで欲しい。今シーズンは村上舜にとってキャリア最高の年になるはずだ。がんばれ!村上舜!がんばれ!日本!
世界を目指す彼らの活躍を期待し、エールを送り続けたい。頑張れ!日本!
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