NSW州ニューカッスル・メレウェザービーチ(2020年3月5日、木曜日)-男女QS5000「サーフェスト・ニューカッスル・プロ」&「ドイル・パートナーズ・ウイメンズプロ」大会4日目。本日は男子のラウンド3のH7からスタート。男子のラウンド4はヒート6までが行われた。女子はオフ。
本日は激しいく雨が打ち付ける中、3〜4フィートのコンディションでCTサーファー達が大暴れ。エキサイティングな1日となった。
CTリクオリファが叶わずハワイのセバスチャンジーツ(HAW)は5年ぶりにニューカッスルに戻ってきた
今年CTへカムバックする
ラウンド2のH21に登場した大原洋人は、オープニングライドでフォアハンドの3ビッグターンで6.07をスコア。しかしワンライドの大原は4位を強いられる展開。ベテランのニコラス・スクワイヤーがエクセレント・レンジのスコアでヒートをリード。大原は後半に入りバックアップ2.70をスコアして2位にアップ。更に得意のエアリバースをメイクして5.73をスコア。トップに躍り出る。
しかし残り10分を切って、ナット・ヤングがシャープなバックハンドで2本目の6ポイントをスコアしてトップに。更にスクワイヤーがエクセレントをマークし3位から大逆転でトップへ。逆に3位へ押し出された大原は万事休す。昨年9位の実績あるイベントでまさかの初戦敗退となった。
H22の村上舜は、スタートからバックハンドのバーティカル・スナップで5.57をスコア。さらにバーティカルでクリスピーなサーフィンで6.50をスコア。素晴らしいスタートダッシュを見せてヒートをリードする。マット・バンティングも6.67、クロスビー・コラピントも6.50をスコア。
後半に入り、この二人が再び7ポイントの高得点をスコア。村上は3位を強いられる。残り5分、優先権を持った村上は逆転できるセットの波を待つ。ビッグセットをつかんだ村上はクリティカルなセクションにバーティカルに板を当て込みコンプリート。しかしスコアは僅かに届かず。
ラウンド1では切れたサーフィンを見せていた村上舜も惜しくもここで敗退となってしまった。
またラウンド1では素晴らしいバレルをメイクしていた新井洋人も、H9でパワーサーフィンのコディ・ヤングとエアリバースを決めたサミュエル・プポに敗れて惜しくも敗退となった。
男子のラウンド3が続けて行われ、ヒート4で稲葉玲王は、ビリー・ステアメンド、イーサン・オズボーン、ビクター・ベルナルドと対戦。ヒートはステアメンドが、スタートからエアリバースを決めて5.33をスコア。続けて5.00をマークしてヒートをリードしていく。稲葉もパワフルなバックハンドサーフィンでスタートから果敢に攻め2位に付ける。
後半に入り稲葉はビッグセットをキャッチ。再び大きなスプレーをあげるバックハンド・オフザリップを含む3マニューバーで7.60をスコア。下位の選手を引き離す。ヒート終盤に入り、2位のポジションを維持し優先権を持った稲葉はラストウェイブでバックアップを5.37に塗り替え、ラウンドアップ。危なげない試合運びで3人ヒートのラウンド4へ勝ち進んだ。
日本人選手で勝ち上がっているのは稲葉玲王と野中美波のみとなってしまったが、ここが正念場。明日は、男子ラウンド4へ勝ち上がった稲葉玲王は、マルコ・ジョージ、チャーリー・キュビョーンと対戦。女子のラウンド4ではH4に野中美波がクレジット、ポーリン・アドゥとモリー・ピックラムと対戦する。
世界を目指す彼らの活躍を期待し、エールを送り続けたい。頑張れ!日本!
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