村上舜がQS1000で優勝。女子ジュニア優勝は脇田紗良。都筑有夢路はランク5位。WJCアジア代表6名確定。

写真、リポート:山本貞彦 10月16日(水)から20日(日)まで宮崎県日向市「お倉ヶ浜海水浴場」で開催されるWSL男女QSイベント「white buffalo HYUGA PRO」は大会5日目、最終日。QS3000女子、QS1000男子、プロジュニア男女とも決勝まで行った。

女子QS3000優勝はオーストラリアのザーリ・ケリー。
ザーリ・ケリー
準優勝はアリッサ・スペンサー
3位:都筑有夢路
3位:フィリッパ・アンダーソン

 

会場の波はサイズダウンで、コシハラ、セットでムネ。朝は上げているものの、昼に向け引きへ。選手は会場向かって右奥のから左へ。潮の影響が大きく、選手は波の選択だけでなく、ポジショニングも含め作戦を練り直す。

 

Women’s QS3000「white buffalo HYUGA PRO」
優勝:Zahli Kelly (AUS)
2位:Alyssa Spencer (USA)
3位:Philippa Anderson (AUS)、都筑有夢路 (JPN)

 

WSL男女QSイベント「white buffalo HYUGA PRO」大会最終日ハイライト

 

Men’s QS1000「white buffalo HYUGA PRO」
優勝:村上舜 (JPN)
2位:西修司 (JPN)
3位:平原颯馬 (JPN)、和井田理央 (IDN)

男子QS1000優勝:村上舜
2位:西修司
3位:和井田理央
3位:平原颯馬

 

ベストライディング賞
男子:須田喬士郎 (JPN)   9.85ポイント
女子:Alyssa Spencer (USA) 8.93ポイント

アジアリージョナルチャンピオン
女子:都筑有夢路 (JPN)

 

WJCアジア・チャンピオンシップ・男女決勝のハイライト映像

 

「WJCアジア・チャンピオンシップ」
男子
優勝:ケトゥ・アグス (IDN)
2位:村田嵐 (JPN)
3位:矢作紋乃丞 (JPN)
4位:加藤翔平 (JPN)

女子
優勝:脇田紗良 (JPN)
2位:松田詩野 (JPN)
3位:野中美波 (JPN)
4位:中塩佳那 (JPN)

 

男子ジュニアの優勝はインドネシアのケトゥ・アグス

男子ジュニア2位:村田嵐
3位:矢作紋乃丞
4位:加藤翔平 (JPN)

 

この大会結果を持って、11/26-12/1に開催される「World Junior Championship」のアジア代表には男子(4名):ケトゥ・アグス (IDN)、村田嵐 (JPN)、矢作紋乃丞 (JPN)、加藤翔平 (JPN)。女子(2名):脇田紗良 (JPN)、松田詩野 (JPN) が確定した。

 

 

女子ジュニア優勝:脇田紗良
2位:松田詩野
3位:野中美波
4位:中塩佳那

 

村上舜がQS1000で優勝!

村上舜

QS1000優勝者インタビュー 村上舜
「先攻逃げ切りという自分の得意な形に持って行けたのが良かったと思います。潮も干いてきて、肩のある波を見つけるのが難しかったんですが、インサイド目で待って、ダブルアップする波に乗れたので良かったです。」

 

「オンショアは苦手なんですけど、波の質が自分のサーフィンに合っていたかなって思います。今回の試合はすべてのラウンドで自分の実力を出せました。次は台湾である3000なのでその試合でも頑張ります。」

 

 

これだけ注目されて、期待された中で結果を出す。スキルだけでなく、集中力は物凄いものがある。それと世界戦で戦った自信。またステージを一つ上がった。優勝!おめでとう!

 

 

脇田紗良、女子ジュニア優勝!

 

女子ジュニア優勝インタビュー 脇田紗良
「ファイナルは、海に入ってみて全然思っていたコンディションと違っていたので、けっこう難しかたんですけど、最初から2ターンが入る波を見つけることができて、そこからリズムをつかめたのかなって思います。」

 

 

「プライオリティを持っていたときに詩野ちゃん(松田)が6.5必要で、彼女のなら乗ったら出ると思ったので、詩野ちゃんのところに来たポテンシャルのある波は全部自分が掴むように張り付いていました。最後は自分がプライオリティ持っている時に佳那(中塩)が良い波乗ってきたので、ヤバイと思って、その波に途中から乗りました。」

 

 

「今回のファイナルの選手全員でワールドジュニア行きたいんですけど。いつも同じ場所で練習して切磋琢磨している仲間なので、そこで優勝できて嬉しかったです。」

 

「WJCは2年連続で悔しい負け方をしているし、ジュニアも残り2年しかないので今回はリベンジしてチャンスを活かして優勝したいと思います。」

 

 

QS3000のクォーターで、都筑有夢路に敗退。その自分への悔しさからか、プロジュニアの試合では「怒」リップを連発。すぐに切り替えて、試合で軌道修正できるところは素晴らしい。プロジュニア初優勝!おめでとう!

 

都筑有夢路
今年の大きな変化。スキルとメンタルの成長。そして、試合運びも見違えるほど上手くなった。セミではリズムをつかめず敗退したが、3位の1680ポイントを獲得して、合計14,030点。ワールドランキングも8位から3つ浮上して、5位。これでまた一歩、CTへ進んだ。

平原颯馬
今大会ではキレのあるサーフィンを披露。元々、スキルはあったものの試合では結果を出せていなかった。まだ粗いとこもあるが、練習して経験値を増やすことで大化けする可能性あり。

都筑百斗
海外転戦をしていることで、久々の国内戦。妹の有夢路が先に一歩進んだことで、兄としては負けられない。久しぶりに見るその波乗りはパワーがついたか、スプレーが飛ぶ。村上舜にやられたものの、スピードある演技は武器になる。今後に期待。

紗良と泰地、小百合、貴之の脇田一家。

サイン会には長蛇の列。

 

http://www.worldsurfleague.jp/2019/white-buffalo/live-jp.php