大原沙莉が2019年APBワールドチャンピオンに決定。日本人が2年連続世界チャンピオンの快挙。


スペイン、カナリア諸島で
10月12日から26日まで開催されている、ボディボードの世界ツアーであるAPBワールドツアー最終戦「GRAN CANARIA FRONTON KING」。

 

この試合は前回のポルトガル戦で優勝して、世界ランキング1位に躍り出た大原沙莉のワールドタイトルがかかった試合だった。

 

 


この最終戦で世界チャンピオンの可能性を持っていたのは大原沙莉と鈴木彩加の日本選手の二人。鈴木彩加が今大会で優勝すれば2年連続の世界チャンピオンが決定。優勝できなければ大原沙莉が初の世界チャンピオン獲得という状況だった。

 

 

 

最終局面を迎えた大会3日目のクオーターファイナル。ワイルドでウインディな厳しいコンディションでヒートが行われ、大原沙莉はH2でアレキサンドラ・リンダーと対戦。地元応援団の声援を力に変えたアレキサンドラが巨大なインバートでヒートを開始。その勢いのままヒートを圧倒し、大原は敗退する展開。

 

H4に登場した鈴木彩加は、4度の世界チャンピオンであるイザベラ・ソウサ(ブラジル)と対戦。僅差の戦いとなったが、イザベラに鈴木が敗れたことにより、大原沙莉の世界チャンピオンが確定した。

 

世界チャンピオンに輝いた大原沙莉 Photo by Teresa Almeida

 

 

「自分のやれることを出来なかったので、自分自身に怒っていました。」と大原がQFのヒートを振り返って言った。

 

「みんな自分が世界タイトルを獲得することを期待していましたが、アレキサンドラを打ち負かすのに必要な波を見つけることができませんでした。私は敗れて残念でしたけど、まだ世界タイトルを獲得できる可能性が残っていると思っていました。」

 

鈴木彩加は私の親友です。彼女は私と共にツアーに参加する唯一の日本人であると同時にライバルです。昨年、彼女がワールドタイトルを獲得した時、本当に幸せでした。でも世界タイトルを獲得する最初の日本人になれなかったことを少し悔しく感じていました。今年は自分のことだけを考えていました。でも私たちは常にお互いをプッシュし、一生懸命トレーニングしているので、私たちは良い結果を残せているんだと思っています。」

 

世界ツアー参戦して9年目で念願の世界チャンピオンになることができました! 言葉では表せられないくらい嬉しいです。この瞬間を何度も待っていました!  応援してくださった全ての皆さんと私のスポンサー様、家族と友達に感謝しています! 応援ありがとうございました!

大原沙莉

 

 

 

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