フレデリコ・モライスが優勝。大原9位。メンズQS6,000イベント「アゾレス・エアライン・プロ」

優勝したフレデリコ・モライスと2位のミッチ・クルーズ WSL / Laurent Masurel

プライア・デ・サンタバーバラ、サンミゲル-アゾレス諸島(2019年9月22日日曜日)ポルトガル・アゾレス諸島最大の島、サンミゲル島で開催されたメンズQS6,000イベント「アゾレス・エアライン・プロ」が終了。

 

フレデリコ・モライス
 WSL / Laurent Masurel

 

フレデリコ・モライス(PRT)が、パーフェクトな6フィートのコンディションで行われたファイナルで、オーストラリアのミッチ・クルーズを破り、見事優勝した。

 

Frederico Morais Reigns Supreme: Azores Airlines Pro Highlights

 

「今日は、これまでQSで見た中で最高の日だったと思う」とモライスは言った。 「今日はビッグバレルがあり、皆にとって多くのチャンスがあるパーフェクトな一日でした。このようなコンディションでファイナルデイを行うのが夢でした。自分の結果が運に左右されず、むしろ自分のサーフィンで決められた。これがサーフィンのすべてです。」

 

フレデリコ・モライス
 WSL / Laurent Masurel

 

ファイナルデイのモライスは、深いチューブと大きなセクションを見つけてシグネチャーのパワーターンを披露。今日の優勝で獲得した6,000のランキングポイントは、彼を来週のQS10000が行われるエリセイラに向けて、QSランク10位に押し上げた。

 

ミッチ・クルーズ WSL / Laurent Masurel

2位となったのはミッチ・クルーズ(オーストラリア)。彼にとっては2013年以来のビッグリザルトとなった。

 

「ここ数年、成績が本当に悪く、両方の足首を骨折していたので、今日の結果を得ることが出来て、とても嬉しいです」とクルーズは言った。 「今日は調子が最悪で、ファイナルは本当に疲れていました。そのような状況での4つのヒートは厳しいものでした。アゾレスは常に良いコンディションを提供し、毎年波があります。来年もここに来て良い波でやれることを願っています!」

 

Josh Moniz Finds a Drainer, Drops a Perfect 10 Point Ride

 

大原洋人 WSL / Laurent Masurel

大原洋人は、ラウンド5のヒート6で、今回準優勝のオーストラリアのミッチ・クルーズと対戦。そのヒートはスローな展開で、クルーズがパワー全開のバックハンドで6.33をスコアしてヒートがスタート。

大原洋人 WSL / Laurent Masurel

大原洋人は残り10分を切ってもノーライド。ビッグ・レフトを掴んだ大原はトップターンとクローズセクションでのリエントリーで5.00をスコア。さらにビッグセットにチャージした大原だったが、クリティカルセクションで返した板のノーズが刺さりワイプアウト。

 

残り3分を切り、ニード5.67。逆転をかけてラストウェイブにテイクオフした大原だったが、ターンを多く入らず逆転ならず。今回は9位でフィニッシュ。1,550ポイントを獲得して、ランキングを29位まで上げた。

 

次なるワールドサーフリーグ(WSL)ヨーロピアン・クオリファイ・シリーズ(QS)10,000イベント「EDPビラボン・プロ・エリセイラ」がポルトガル本土のライトハンダー、エリセイラで9月24日(火)-29日(日)まで開催。

 

このイベントには、五十嵐カノアをはじめ、今回検討した大原洋人、QSランク16位の稲葉玲王が出場。彼らはトップシードのラウンド2から出場で、H2に稲葉、H13に五十嵐カノア、H21に大原洋人がクレジットされている。

 

世界を目指しチャージを続ける彼らの活躍を期待しエールを送り続けたい! 頑張れ!日本!

 

現在の日本とポルトガルとの時差は、8時間です。

 

https://www.worldsurfleague.com/events/2019/mqs/3113/azores-airlines-pro