ガブリエル・メディーナが2連覇。ランキングもトップ。WSL男女CT「フレッシュウォーター・プロ」 

優勝したメディーナとレイキー WSL/ Cestari

レモー、カリフォルニア/USA(2019年9月21日土曜日)、ケリー・スレーターのウェイブプール「サーフ・ランチ」で3日間行われた、ワールド・サーフ・リーグ(WSL)男子CT第8戦、女子CT第7戦「フレッシュウォーター・プロ  presented by Outerknown」が終了。

 

ガブリエル・メディーナ(BRA)とレイキー・ピーターソン(USA)が優勝。メディーナはランキングトップに。ピーターソンはランキング2位にアップした。

 

 

今回のフォーマットは、男子ラウンドオブ36のラウンド1からスタート。これは6人のヒートが6つあり、各ヒートで、ライト、レフトとも2本ずつライド。選手はそのなかの自分のベスト・ライトとベスト・レフトを合計。その結果、各ヒートの上位2名の合計12名と、その12名を除く総合順位におけるトップ12の合計24名にボーナスランが与えられる。

 

メディーナ WSL/ Cestari

 

このボーナスランでは、この24名がライトとレフトを1本ずつライド。これでラウンド1で持っている自分のスコアよりも高いものが出れば差し替えられスコアを上げることができる。これでラウンドオブ36の順位が決定しトップ8がファイナル進出することになる。

 

2位となったのはISAのファイナルデイをケガで棄権したトリード。 WSL/ Cestari

 

8名で行われるファイナルは、ライトとレフトを2本ずつライド。ライトとレフトのベストスコアでトータルスコアで上位4位が残流。この4名が再びボーナスランとして、ライトとレフトを1本ずつライド。その中でのトップスコアのレフトとライト2本の合計で優勝者が決まるというフォーマットで行われた。

 

ガブリエル・メディーナはサーフランチ2連覇。ランキングトップに

 

ガブリエル・メディーナ PHOTO: © WSL / Miers
メディーナ WSL/ Cestari

 

 

昨年に続き、ウェイブプールのサーフランチで2連覇を達成したガブリエル・メディーナは、今回の優勝で世界ランキングでトップに躍り出た。メディーナは、ファイナルでフィリーペ・トリード(BRA)を破り、2年連続のタイトルを獲得。2度の世界チャンピオンは、得意のエアリアルで合計18.86ポイントというパーフェクトスコアで圧勝した。

 

カーラプト・フリップを決めたガブリエル・メディーナ PHOTO: © WSL / Miers

 

「僕にとっては長い3日間でしたが、ジュリアン、フィリーペ、オーウェン、グリフィンのような男たちに勝てたことは本当に嬉しいです。」とガブリエル・メディーナは言った。

 

ガブリエル・メディーナ PHOTO: WSL/ Cestari

 

ブラジリアンはこのサーフランチを含む3イベントの2試合で優勝し、現在ランキングをリードしている。「最後までこの結果をキープしていきたいです。ここでのパフォーマンスに本当に満足しています。これらは本当に重要なポイントですね。」と。コメント。

 

レイキー・ピーターソン PHOTO: © WSL / Miers
レイキー WSL/ Cestari

 

女子は、絶好調のレイキー・ピーターソンが今シーズン2度目の優勝を決め、ランキング2位に躍り出た。

 

サンタバーバラのピーターソンは、18.03ポイントの圧倒的なスコアで、ジョアン・ディフェイ(FRA)、カリッサ・ムーア(HAW)、キャロライン・マークス(USA)をファイナルで破り優勝した。

 

 

五十嵐カノアは世界CTランク6位

 

五十嵐カノア PHOTO: © WSL / Miers

 

日本の五十嵐カノアは大会初日は15位。最終的にファイナルには残れず、リーダーボードでは36名中13位でフィニッシュ。9位のランキングポイントを獲得し、ひとつランキングを上げて世界CTランク6位となった。

 

 

次回のWSLチャンピオンシップツアー(CT)は、2019年10月3日~13日にフランスで行われる男子第9戦「クイックシルバー・プロ・フランス」、女子8戦「ロキシー・プロ・フランス」。

 

このイベントでは、「SHISEIDO サンケア」が“Respect for Oceans”をテーマ に海を守るビーチクリーン活動などをグローバルで実施する「SHISEIDO BLUE PROJECT(シセイドウ ブルー プロジェクト)」の第1弾が行われる予定。五十嵐カノアがアンバサダーとしてビーチクリーン活動を行う。

 

 

 

Freshwater Pro pres. by Outerknown
メンズ・ファイナル結果:
1. ガブリエル・メディーナ(BRA)
2. フィリーペ・トリード(BRA)
3. オーウェン・ライト(AUS)
4. グリフィン・コラピント(USA)
5. ジュリアン・ウィルソン(AUS)
6. ヤゴ・ドラ(BRA)
7. エイドリアン・バカン(AUS)
8. ジョーディ・スミス(ZAF)

ウイメンズ・ファイナル結果:
1. レイキー・ピーターソン(USA)
2. ジョアン・ディフェイ(FRA)
3. カリッサ・ムーア(HAW)
4. キャロライン・マークス(USA)

 

メンズ・チャンピオンシップ・ツアー・ジープ・リーダーボード

    1. ガブリエル・メディーナ(BRA)-44,695
    2. フィリーペ・トリード(BRA)-44,400
    3. ジョーディ・スミス(ZAF)-40,195
    4. コロへ・アンディーノ(USA)-36,505
    5. イタロ・フェレイラ(BRA)-34,600
    6. 五十嵐カノア(JPN)ー34,100

 

ウイメンズ・チャンピオンシップ・ツアー・ジープ・リーダーボード

      1. カリッサ・ムーア(HAW)-47,260
      2. レイキー・ピーターソン(USA)-43,850
      3. サリー・フィッツギボンズ(AUS)-42,070
      4. ステファニー・ギルモア(AUS)-39,810
      5. キャロライン・マークス(USA)-38,220

 

 

For more information, please visit WorldSurfLeague.com