写真、リポート:山本貞彦 東京都新島村羽伏浦海岸で開催中のJPSAジャパンプロサーフィンツアー2019 ショートボード第3戦「ALL JAPAN PRO 新島」は大会2日目。
波はさらにダウンで腰。しかし、引きに向かえば洲があることで、高速ブレイクがお目見え。サイズも若干アップして腹胸へ。
本日は女子はR-1の残りの2ヒートからスタート。その後、女子はR-2、QF、男子はR-3、R-4まで進行。これで男子はベスト8、女子はベスト4が出揃った。また、今日はJPSA特別戦の「シニアプロ新島」のセミファイナルも行われた。
男子
QF1:鈴木仁 vs 高橋健人
QF2:西修司 vs 辻 裕次郎
QF3:村上蓮 vs 佐藤 魁
QF4:河谷 佐助 vs 村田 嵐
女子
SF1:都築 虹帆 vs 川瀬 心那
SF2:須田 那月 vs 野呂 玲花
シニア・マスタープロ
Sファイナル:浦山哲也、小川直久、比嘉力夫、今村大介、
Mファイナル:岡野教彦、川井幹雄、抱井保徳、小川昌男
昨日と変わって、選手は引きいっぱいの早い波に慣れ、攻め方も多彩。ただ、攻めすぎると浅いので、板が壊れないか心配。さらにバックウォッシュも入り、すっ飛ばされる女子選手もいて、一筋縄ではいかない波でした。
鈴木仁
今年のWSLの湘南で優勝したことが自信となっている。自分のサーフィンをすることを心掛けていることで、雑音は入らず。集中してサーフィンができていることが勝因。
西修司
波のセレクトが良いのことあるけど、この波に綺麗に3発入れてくるところはさすが。レールワークが上手いからのなせる技。
辻裕次郎
力の入れる、抜くとこの加減が絶妙。スピード殺さず、ワンターンでリエントリー連発。グッドスコア叩き出してラウンドアップ。
村上蓮
あえて早い波をチョイス。フローターで駆け抜けたと思えば、そのままリップ。攻め方もアグレッシブ。
村田嵐
R-3では相手は大野修聖、大橋海人、松本コアとベテラン勢。ここは早くに仕掛けて先行逃げ切り、大成功。
R-4では追い込まれるや、終了直前にポジション・チェンジしてギャンブル。最後の波で大逆転を見せ、明日のQFへ進出。駆け引きも覚えたか。明日も楽しみだ。
須田那月
試合中でも笑顔を見せた。心底楽しんで試合をしている。これは他の選手には手強い相手となるだろう。
都築虹帆
波を待つよりも攻める。技のバリエーションにもこだわり、エアーも絡める。身体がまだ小さいからこそのトライ精神にあっぱれ。コーチは河村海沙。
田岡なつみ
逆転されたけど、今日の試合運びは違った。ショートの試合の戦い方も実戦でトライ。根っからのコンペティター。
今回は宮坂麻衣子が新島でのバディー。
「特別戦シニアプロ新島」
浦山哲也
比嘉力夫
関谷利博
植松成美
小川直久
徳田昌久
今村大介
山浦宗治
佐藤魁「久しぶりに波らしい波で試合ができているので、楽しい試合ができました。子供の頃から来ている新島を楽しんでいます。」
小嶋海生「潮が引いている時間帯で、波が出てくるタイミングでやれて良かったです。サーフィンの調子は今シーズンいいので、あとは楽しんでやることが自分の考えていることです。」
塚本勇太 好調だった塚本は惜しくもラウンド4で敗退。
昨年のチャンピオンである大橋海人もR3でまさかの敗退。
昨年のグランドチャンピオンである野中美波が、今年JPSA初参戦で注目を集めたがQFで敗退となった。
開幕から2戦連続でファイナル進出を決めているカレントリーダー河谷佐助は、今回の新島でもクオーターファイナル進出。
高橋健人 好調なバックハンドでクオーターファイナル進出を決めた。
野呂玲花は、バリの開幕戦に続き今シーズン2度目のセミファイナル進出。 前回の田原でJPSA初優勝を決めた川瀬心那。今回の新島でもベスト4進出。
大沼登良夫氏の追悼セレモニー
大会開始前には新島のレジェンドで、JPSAへのフォローにとどまらず、来島する多くのサーファーのケアーに尽力されながら、今年1月に亡くなられた大沼登良夫氏への哀悼の意を込めて、選手、スタッフ全員で黙禱を捧げた。
羽伏浦には選手の長い車列が。これ全部、民宿の車やレンタカー。
取材協力:ナカダレンタカー。
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