
現地時間2019年7月3日水曜日、南アフリカのバリート、ウィラード・ビーチで開催中のWSLメンズQS10000「バリート・プロ pres. by O’Neill」は大会2日目。スモールコンディションの中で、ラウンド2(R6)のヒート5から14ヒートまでが終了。
本日は、トリッキーなコンディションに番狂わせも発生。元CTサーファーのコナー・オリアリー、マット・ウィルキンソン。QSランク4位のアレックス・リベイロ、5位のジャック・ロビンソンなど上位に食い込むと思われていた期待のサーファーが次々と敗退。

一方で地元開催で気合の入るCTサーファーのジョーディ・スミスや、怪我から復帰したばかりのエイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)、今回絶好調のウィゴリー・ダンタスなどは順調にトップ通過を果たしている。
そんな中で昨日ラウンド1を勝ち上がった安室丈と大原洋人が登場した。
波数も少なく、スモールコンディションでスタートしたH9。リーフ・ヘイゼルウッドが高得点を2本揃えヒートをリードするなか、じっくりと波を待った安室丈は4.77をスコアしてスタート。

残り時間10分を切り、 3位の安室はニード2.47。十分に逆転可能なスコアだが波が来ない。終了間際にミドルサイズのグッドウェイブをつかんだ安室は、際どいセクションでのターンからクローズセクションでリエントリーをメイク。ドライブの効いたサーフィンで5.00をスコアして大逆転。2位でラウンド3へ勝ち上がった。
本日の最終ヒートに登場した大原洋人は、エヴァン・ガイゼルマン、カイアス・キング、べクター・ベルナルドと対戦。ヒートはスローな展開ながらガイゼルマンがスタートから仕掛け、レフトブレイクでフォアハンドの高速サーフィンを披露しヒートをリード。カイアス・キングもバックハンドでシャープなサーフィンで応戦する。
優先権を持って波を待つ大原は、ヒート中盤にレフトとライトでスコアを重ねて3位につける。後半に入り、セットが入り出すとベルナルド、ガイゼルマン、カイアスが連続でエアマニューバーで高得点をスコア。4位でニード8.17と追い込まれた大原は終盤にバックハンドでチャージを見せて5.67をスコアするもそこまで。
日本期待のQSランク8位の大原は惜しくも3位で初戦敗退となった。
明日試合がH15から再開されればH23には現在QS世界ランク6位の稲葉玲王。R3のヒート6には大逆転でラウンドアップを続ける安室丈がクレジットされている。


世界を目指す彼らの活躍を期待しエールを送りたい。頑張れ!日本!
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