U16 安室丈が金、上山キアヌ久里朱が銅。 日本国別順位で過去最高の3位。ISA世界ジュニア最終日

日本に金と銅をもたらした安室丈と上山キアヌ

Competition Final Day – 2017 VISSLA ISA World Junior Surfing Championship

2017年10月1日: 3年後の東京大会で初めてオリンピック競技となるサーフィン。その「前哨戦」ともいえる「2017 VISSLA ISA 世界ジュニアサーフィン選手権」が宮崎県日向市で開催され、大会最終日を迎えた。

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国別の団体優勝となったチームUSAは、U16ガールズのアリッサ・スペンサーによる金メダルを含む6個の個人メダル獲得によって、2度目のISAジュニア世界タイトルを獲得。

今回、過去最高の素晴らしい活躍を見せた波乗りジャパンは、U16 ボーイズの安室丈が金メダル、上山キアヌ久里朱が銅メダルを獲得し、 日本国別順位で過去最高の3位の銅メダルを獲得。3年後の東京オリンピックに向けた素晴らしい船出となった。

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写真、リポート:山本貞彦 「2017 VISSLA ISA 世界ジュニアサーフィン選手権」最終日。天候は晴れ。風はオフ。波のサイズはコシハラ。今日まで波が続くとは、ある意味、日本では奇跡。

joh-010108安室丈
敗者復活戦のR-10。試合前の笑顔。リラックスしていることで、これはいけると確信。
joh-1177269 joh-1177276案の定、決めるとこ決めて、ガッツポーズも。
joh-010304最終コールでラウンドアップが告げられると、歓声が上がる。
これで、U-16ボーイズ/上山キアヌ久里朱と同じFinaへ進出。

minori-1177354川合美乃里
潮が引きいっぱい。試合スタートともにウネリが。。。潮どまり。スローなスタートとなったこの試合。優先権が大きく勝敗を分けた。

minori-010498チームの作戦と自分の勘。そこの迷いがこの結果になった。ただ、海で戦っているのは選手自身。前にも書いたけど、美乃里はもっと自信を持っていいと思う。次戦はニュー美乃里で。

minori-010266試合前に美乃里が必ず書く謎のメッセージ(笑)。

 

安室丈と上山キアヌ久里朱

日本の勝利に沸いたお倉ヶ浜海岸 ISA Sean Evans
日本の勝利に沸いたお倉ヶ浜海岸 ISA Sean Evans

3年後の東京オリンピックで、国の代表として出場する可能性の高いジュニア世代による今大会。U-16ボーイズのグランドファイナルには、 ホーム-ネーション・ヒーローである日本の安室丈と上山キアヌ久里朱が二人が試合をかき回した。

 

そして安室丈はラストウェイブで8.6をエクセレントをスコアして大逆転。それは日本人として初のISAジュニア世界チャンピオンの誕生の瞬間だった。

 

「優勝出来たなんて信じられません。優勝出来たのは自分を支えてくれた多くの人たちのおかげです。皆さんのサポートに感謝します。」と、安室は言った。

 

keanu-010641 keanu-1177615 久里朱はリラックス。ピンチでも最後の最後で逆転すると笑顔。実際に終了直前に演技。しかし、最終コールでは安室に勝利を譲るも3位で銅メダル!おめでとう!でも、今大会は一番成長があった選手。この自信を次に繋げましょう。

joh-011201 joh-1177798安室丈
リパを勝ち上がった勢いのまま。しかし、各選手の攻防で一進一退。でも、今日の丈は違っていました。最後まで自分のサーフィンをやりきった。日本人初めての金メダル!おめでとう!

keanu joh-011126最終コールを待つ丈と久里朱

joh-011159そして、国別の順位は3位とこれも今までの最高位。おめでとうございます!

yuji-010188西優司はチームジャパンのオフィシャルカメラマンへ。

japan keanu joh-010935minori minami-010987チームジャパン。一度、波に乗れば、声を枯らして応援。

ISAはWADAに参加していることで、試合後、ドーピングの検査。これは30分はかかるとのこと。

U-16 boys joh keanu-011858
安室と上山

U-18ボーイズ/三輪紘也 9位
U-18ボーイズ/小笠原由織 13位。
U-18ボーイズ/大音凛太、西優司 25位。

U-16ボーイズ/安室丈 1位。
U-16ボーイズ/上山キアヌ久里朱 3位。
U-16ボーイズ/鈴木仁 8位。
U-16ボーイズ/伊東李安琉 17位。

U-18ガールズ/川合美乃里 6位。
U-18ガールズ/加藤里菜 33位。

U-16ガールズ/野中美波 7位。
U-16ガールズ/中塩佳那 9位。

アロハカップ優勝
アロハカップ優勝

ISA ALOHA CUP
JAPAN 1位

国別対抗
日本 3位

団体金メダルのアメリカ
国別団体金メダルのアメリカ
団体銀メダルのハワイ
団体銀メダルのハワイ
団体銅メダルの日本
団体銅メダルの日本

1-アメリカ
2-ハワイ
3-日本
4-オーストラリア
5-フランス
6-ブラジル
7-コスタリカ
8-アルゼンチン
9-ポルトガル
10-ニュー・ジーランド

U-16 Girls -011680U-16ガールズ
1-アリッサ・スペンサー(USA)2-ケアラ・トモダ-バナート(HAW)
3-サマンサ・シブリー(USA)4-ガブリエラ・ブライアン(HAW)
U-16 boys-011834U-16ボーイズ
1-安室丈(JPN)2-タロウ・ワタナベ(USA)
3-上山キアヌ久里朱(JPN)4-ルーカス・ヴィセンテ(BRA)
U-18 Girls-011954U-18ガールズ
1-ブリーサ・ヘネシー(HAW)2-レイラニ・マクゴナグル(CRC)
3-サマー・マセード(HAW)4-キラ・ピンカートン(USA)
U-18 boys-012073U-18ボーイズ
1-イグナシオ・グンダーセン(ARG)2-ノア・ヒル(USA)
3-コーディ・ヤング(HAW)4-ディラン・モファット(AUS)

 

■大会開催概要

大会名称    :2017 VISSLA ISA 世界ジュニアサーフィン選手権

(英字)2017 VISSLA ISA World Junior Surfing Championship

開催期日    :2017年9月23日(土)~10月1日(日) =9日間=

開催場所    :宮崎県日向市お倉ヶ浜海岸

 

大会公式ページ:http://isaworlds.com/juniors/2017/en/