今年10連休となったGWに、東京2020オリンピックのサーフィン競技会場である、千葉県一宮町の釣ヶ崎海岸で開催された、国内最大級のサーフィン・イベントWSL-QS6000「Gotcha Ichinomiya Chiba Open」。

 

2016年から毎年開催されているQS6000イベントも今年で4回目。今年こそは日本選手に好成績を残してもらいたいと日本のファンの誰もが思っていた。

 

そこで稲葉玲王は、ついに日本人初となるセミファイナル進出。今回目標だった優勝こそ逃したものの、地元開催のQS6000で日本人初の3位入賞という成績を残して、QS世界ランクも5位にジャンプアップし、悲願のCT入りを目指す。

 

movie by deltaforcesurf

 

そんな稲葉玲王に今回のダイジェスト・ムービーを見ながら試合を振り返ってもらった。「結果は3位だったんですけど、優勝できる6000だったので、そこで勝てなかったことは悔しい気持ちがありますね。でも、過去最高の結果にはなったので、次に繋げられればという気持ちです。」

 

稲葉玲王の応援団。大声援でレオにパワーを送った。
田中樹コーチもレオの素晴らしい演技に歓声を上げた

 

「今回の試合は、これまで経験したことがないくら大勢の人が応援に来てくれて、歓声とかも凄かったですね。緊張はしなかったと言ったら嘘になりますけど、その時は気にならなくて。でも後々考えると緊張していたんだなって思えることはあります。

 

志田独特の流れが入ると、その流れの脇から良いレギュラーが割れるというのがあって、今回はほぼレギュラーばっかり乗っていましたね。コーチは今回もイズキくん(田中樹)にやってもらったんですけど。イズキくんは志田の波を誰よりも分かっているし、安心して試合に挑めました。

 

次は7月に南アフリカで開催されるQS10000イベントという前半最大の試合になるので、そこに向けて調整していきます。いつも応援ありがとうございます。」とコメントした。

 

現段階で、今シーズンQS世界ランク5位をキープしている稲葉玲王は、メンタル&フィジカルの両面でこれまでにない仕上がりを見せている。次の南アフリカと、7月後半のUSオープンの2つの10000イベントが前半の大きな山場となる。このイベントをうまく乗り切って、後半戦につなげてほしい。夢のCT入り目指して、がんばれ!稲葉玲王!