稲葉玲王、伊東李安琉、河谷佐助がR3進出。女子も開幕。GOTCHA ICHINOMIYA CHIBA OPEN

稲葉玲王

写真、リポート:山本貞彦 千葉県一宮町の釣ヶ先海岸(志田下)で開催中のWSL Men‘sQS6000、Women‘sQS1000、Super Kids Challenge「Ichinomiya Chiba Open」は大会2日目。今日は男子のR-1の残り4ヒートに女子のR-1、続けて男子R-2のヒート8までの合計20ヒートを行なった。

今日は予報通りの朝から雨。風は南のサイドオフで朝から強く吹く。波はコシハラ、セットでムネ。ただ、昨日に比べれば、まだ乗りやすいか。

現在QSランク6位のフランスのジョーガン・クズネット
ハワイの新鋭、バロン・マミヤは1位でラウンドアップ。

 

今日の選手のポジショニングは左奥から若干右へ移動。ライト、レフトともある波を選択。ただレフトは長く乗れるが張らない。ライトは掘れるがショートライドで技数が入らない。結局、今日も波の選択で勝負が決まった。

 

稲葉玲王
新井洋人
大野修聖

 

今日の日本人選手のラウンドアップはR-1で新井洋人、大野修聖。続いてR-2で伊東李安琉、稲葉玲王、河谷佐助が次に駒を進めた。

 

R-2のトップシードが出てくると、やはり違う。元CT選手もいることで、簡単には勝たせてくれない。選手によってはスキル不足は否めないが、ただ善戦していると言って良いだろう。明日の日本人選手の後半戦の戦いに期待したい。

 

川合美乃里

 

女子はQS1000ということもあり、日本人選手が中心。海外転戦組に加え、日本で実力をつけている若手が対決。結果、経験を積んでいる選手が順当に勝ち上がり。それでも下克上もあり、女子も顔ぶれが豊富になってきた。

 

新井洋人
ポルトガルのQS3000では17位でフィニッシュした新井洋人。ここでは負けられない。気持ちが前に出て、積極的に先攻逃げきり。次も頑張れ!

大野修聖
攻めあぐねてポイントが伸びず。しかし、終了2分前にライトの波でノンストップ3発。これに7.43ポイントが出て、逆転ラウンドアップ。乗れば強いね。

伊東李安琉
選手がほぼ真ん中にポジショニングするものの、一人左奥へ。ポイント出せる波数の問題もあるけど、一人だから優先権も気にならず。争わずに勝ち上がり。

稲葉玲王
試合が終わって「身体が固かったな」と。身体冷えたからなのか、緊張していたからなのか。本人は緊張してないと言っていたけど。

髪をバッサリと切りイメチェンのレオ

田中樹コーチの指示のもと右に左に。動きまくってポイント奪取。1位通過で不安を吹き飛ばした稲葉玲王。

河谷佐助
ポイントコールが遅かったこともあって、作戦が立てられなかった。それでも来た波で、スピードあるキレた演技でジャッジ待ち。結果、僅差の2位争いに勝って、R-3へ進出。

前田マヒナ
波がわからず、苦戦するも試合が終わればトップ通過。それでも「左に行き過ぎた」と反省しきり。

都筑有夢路
安定感のあるサーフィンが素晴らしい。アムちゃんの持ち味炸裂。パワー、スピード文句なしです。

大村奈央
やはり経験も武器になるんだね。応用ができているということです。いろんな波で戦った経験が選手を強くする。

都築虹帆
今の自分にできることを100%やろうとしている。やぶれかぶれなとこもあるけど、今はどんどん挑戦して欲しい。

野中美波
今年の南アフリカではQSとジュニアでW優勝を達成した野中。それで自信を深めたか。点を出すサーフィンがわかってきた。

中塩佳那
ラウンド1では2本の7ポイントをマークし、脇田紗良を抑えてトップでラウンドアップ。先日の級別でも3連覇するなど国内の同年代では敵なし。技数の多さも目を見張るものがあり、パドルがメチャ早い。


脇田紗良
シーズン前半好調だった脇田は、現在QSランク7位という素晴らしいポジションにいる。リードされても慌てず、落ち着いて戦うことができるのが、その強さの秘訣なのか。

松田詩野
昨年のイベント・チャンピオンとして今回参戦の松田。南アフリカのツアーでも好成績を残し今回もアグレッシブに攻めてる。サーフィンの攻め方がワイルドになった。

川合美乃里
この志田で行われたQS3000で日本人初優勝を成し遂げた川合。今シーズンもスタートから海外の試合にも参戦し、今日の志田でも得意の縦に上がるバックハンドが炸裂した。
橋本恋
試合前のルーティン。 必ずビーチを走って試合に臨む。 自分の身体を理解しているからの行動。 アスリートです。

4マンプライオリティのパネルが見やすい。色と数字が瞬時にiPadで操作できるとのこと。右は故障した時の手動でのパネル。

須田那月
高橋みなと
脇田泰地

 

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