ポルトガルのサンタ・クルスにおいて開催中のWSL男子QS3000「Pro Santa Cruz pres. by Noah Surf House」は大会4日目。昨日に続き、快晴のクリーンなコンディションでラウンド5と6が行われ、ベスト8が決定した。
ラウンド5でH4にクレジットされた村上舜は、マイケル・ダンフィ、ラムジ・ブキアム、サミュエル・イゴ・デ・スーザと対戦。村上はスタートからソリッドなリエントリーを決めてキレのあるサーフィンを披露し4.73をスコアしてヒートを開始。
一方で、じっくりと波を待ったラムジが多彩なマニューバーで7.00をスコアしてヒートをリードする。優先権を持ち、セカンドウェイブを掴んだ村上は、カーヴィング・カットバックからのロールイン気味の激しいリエントリーをエンド・セクションでメイク。6.17をスコアして一気にトップへ躍り出る。
ヒート終盤に各選手が次々と波に乗り村上を追撃。残り時間10分を切って2位のラムジが6.90をスコアして再びトップへ。2位となった村上だったが、ラストウェイブでも5.50をスコアしてバックアップを上げ、下位の追い上げの追い上げを振り切り見事ラウンドアップを決めた。
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ラウンド6では、ティモティー・ビッソ、ジェイク・エルキントン、リューイル・フェリペと対戦した村上舜。早い波が目立つ中で、ビッソがクリティカルなマニューバーで7.00をスコア。トリッキーなコンディションの中でアドバンテージを取る。
ヒート前半、ノーライドだった村上は残り時間15分で波をキャッチ。早いセクションを高速ターンで切り抜け、リエントリーでフィニッシュ。4.67をスコアする。
残り時間10分を切ってワンライドの村上は4位のまま。残り2分でつかんだ波もシングル・マニューバーで2.93と3位に浮上するも惜しくもここで敗退。9位で今大会を終えた。調子が良かっただけに悔しさが残る最後ではあったが次に繋がるヒートを戦い終えた。
今回9位になった村上舜をはじめ、稲葉玲王、安室丈、新井洋人など今回の試合を戦った日本選手たちは、このままポルトガルに残り次のカパリカの試合に参戦。2019年4月15 – 20日まで、同じポルトガルのリスボン、プライア・デ・カパリカで開催されるQS3000「Caparica Surf Fest Pro powered by Oakley」に出場予定。彼らの戦いは続く。
世界を目指す彼らの活躍を期待し、エールを送り続けたい。頑張れ!日本!
明日のファイナルデーに残った8名。ヨーロッパ勢が多く、地元ポルトガル2名、フランス4名、ブラジル、モロッコ。
ティモティー・ビッソ
ラムジ・ブキアム
リューイル・フェリペ
バスコ・リベイロ
ジョーガン・クズネット
トーマス・デビエール
ノミ・ミニョ
フレデリコ・モライス