オーストラリア・クイーンズランド州サンシャインコースト・ヌーサで開催されたWSLロングボードツアー初戦「Noosa Longboard Open」が終了。男子は、ジャスティン・クィンタル(USA/フロリダ)、女子はクロエ・カルモン(BRA)が優勝した。
5年ぶりのWSLイベント出場となったフロリダのジャスティン・クィンタル(USA)は、8ラウンドを通してファースト・ポイントを含む、メインビーチ、キャスタウェイズという3つのロケーションでサーフィンした。
ファイナルではキャスタウェイズのビーチブレイクで、ドロップニー・カットバックとロング・ハング10でWSLワールド・ロングボード・チャンピオンに君臨するスティーブン・ソーヤー(ZAF)を下して勝利を決めた。
小山みなみがWSLロングボードツアー「Noosa Longboard Open」5位。
また今回のイベントには多くの日本選手が参戦。中でも今回が海外で試合に初参戦した小山みなみが5位入賞を果たした。ラウンド2、ラウンド3を2位で勝ち上がった小山は、ラウンド4ではメイソン・シュレマーと一対一で対戦。
フォアハンドでノーズライドとクローズセクションでのリエントリーをコンビネーションさせて高得点をマーク。圧倒的な勝利で、クオーターファイナルへ勝ち上がった。
クオーターファイナルでは、最年少世界チャンプとなったカリフォルニアのレイチェル・ティリーと今大会2度目の対戦。スタートからフォアハンドで6.33の高得点をマークした小山は、バックアップに4.60をスコアしヒートをリード。
しかし、元世界チャンピオンのレイチェルは、ライト&レフトで多彩なテクニックを披露し高得点を次々とマークしトップを独走。レフトに的を絞った小山もチャージしたが逆転ならず惜しくもここで敗退となった。
小山みなみと同じチームで、今回の試合にも出場した2014年のロングボード男子グランドチャンピオンである畑雄二のYoutubeチャンネル「畑雄二遊びの天才達」で、今回の小山みなみの活躍の一部始終が公開されたので是非チェックしてほしい。
初の海外試合で5位でフィニッシュした小山みなみ。昨年はグラチャン争いとなったJPSA最終戦に僅差で敗れ、その悔しさをバネにして新しいシーズンに向けてトレーニングを積んできた。そして、世界で見た新しいレベルのサーフィンに刺激を受け、更なるサーフィンレベルを目指していく今シーズンの小山みなみの活躍に期待したい。
「2019WLT初戦オーストラリアのヌーサで行われた「Noosa Longboard Open 」で5位になる事ができました。
初めての海外での試合で、沢山の刺激を受けることが出来、もっとレベルアップしたいという気持ちが更に強くなりました。今世界ランキング5位なので、このままキープして頑張りたいと思います
スポンサー様、日本からライブや会場で応援して頂いた皆様、本当に応援ありがとうございました。」と自身のSNSでコメント。
昨年にオフィシャルサイトオープン!https://minamikoyama.com/
四国の徳島でサーフィンを覚えた小山みなみは、2013年にニカラグアで行われたショートボードのISA世界ジュニア16才以下のクラスに日本代表として出場するほどアマチュア時代から注目されていたサーファーで、2015年にショートボードでJPSA公認プロを獲得。2017年には17歳にして初めて出場したJPSAロングボードの試合でトライアルから勝ち上がり準優勝となりプロ公認を獲得した。
そのキュートなルックスからは想像できない、洗礼されたレールワークとグレースフルなノーズライドは、日本のロングボードシーンに彗星の如く現れたプリンセスのようだった。JPSAではルーキーイヤーと2年連続でランキング2位をキープ。今シーズンは彼女にとって飛躍の年となる予感。がんばれ!小山みなみ!
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