堀井哲が5年ぶりの優勝。小山みなみが今季初優勝。JPSAロング第2戦「9GATES PRO CHIKURA」

優勝した小山みなみと堀井哲

【取材、撮影:山本貞彦】JPSAロングボード第2戦「9GATES PRO CHIKURA」が5/25-26(予備日27) 千葉県千倉で開催。千倉で開催される今大会はこれで14年目となる歴史あるコンテスト。

また今大会は、フランスで開催される「2019 ISA World Longboard Surfing Championship」 に出場のため昨年のチャンプである男子の浜瀬海、女子の田岡なつみは欠場。

男子優勝の堀井哲

会場の天候は夏日が続き、暑さ爆発。波は土曜はハラ〜ムネでロングのコンテスト日和。日曜日はコシハラだったが、午後の引きになるとセット間長く、パワーも半減。ロングボードでも乗れないという厳しいコンディションとなってしまった。

勝つチャンスは切れた波をうまく掴むことができるか。プライオリティも含め駆け引きがうまくできたものが勝ち上がった。

男子
優勝:堀井哲
2位:井上鷹
3位:森大騎
4位:増山翔太

女子
優勝:小山みなみ
2位:吉川広夏
3位:小栗瑞恵
4位:関口海璃

南房総市長賞:堀井哲、小山みなみ  ( 石井 裕 南房総市長)

 

堀井哲
プロになった2014年の「ALL JAPAN PRO 新島」で優勝して以来の5年ぶりの頂点。今回、レイトエントリーだったことでR-1から戦うことに。ヒートが続き、体力的にはハードだったものの結果オーライ。最後まで波を見極め、決勝でも先攻、逃げ切りで優勝を決めた。おめでとう!

井上鷹
前大会のバリで優勝したことが、自信を深めたか。ノーズの演技では必ずハングテンを絡める安定ぶり。ただ、決勝では張る波を選べず、無理くりテイクオフでワイプアウト。点も伸びずで2連勝は逃すもカレントリーダーをキープ。

森大騎
あの森でも手こずるほどの波。波数も減った決勝では、仕掛けるも演技は続かず。次戦の太東でリベンジを誓う。

増山翔太
昨年から力をつけ、ラウンドを勝ち上がる術も覚えた。マニューバー、ノーズとオールマイティなスタイル。特に攻めたサーフィンの姿勢がグッド。

 

小山みなみ
前戦のバリで優勝できなかったことを反省して臨んだ今大会。女子では難しい波だったものの、落ち着いた足さばき。ワイプアウトも多かったが、そこは攻めた証拠。見事、リベンジで優勝。おめでとう!唯一前回のバリに続き、2戦連続でファイナル進出を果たした小山みなみはランキングトップへ。

吉川広夏
どんな波でも乗りこなすピロタンでも苦戦。それでも自分のスタイルを出してのライディングは◎(二重丸)。これで勝てるようになったら無敵だ。

小栗瑞恵
ファイナルでは積極的に仕掛けて一時はヒートをリード。このまま行くかと思われたが、ひっくり返された。それでもこの経験が次に繋がる。ガンバです!

関口海璃
マニューバー中心の組み立てだったものの、課題のノーズもクリア。まだ安定性に欠けるが、これで攻め手が増えた。あとは練習あるのみ。

喜納元輝
5年間、仕事のために過ごしていたモンタナから去年、故郷のハワイに戻ったゲンキ。「子供ができて奥さんと交代でサーフィンをしているので、サーフィンする時間は少し短くなったけど、サーフィンの調子はいい」とコメント。久々の登場でも波乗りの上手さは変わらず。次戦の太東も出場する予定。

秋本祥平
10年以上トップシードをキープし続ける秋本祥平。
今シーズンは自らオリジナルブランドを立ち上げた。バリに続き今回もセミファイナル進出を果たすも惜しくもここで敗退。

真田和斗

今回もプロクラストライアルが同時開催され、男子は真田和斗が規定のラウンド(今大会はR-3)を勝ち上がり、公認プロ資格を獲得した。女子は0名という結果。

セミファイナル進出した西崎 公彦
塚本 将也は7位でフィニッシュ
2014年のグランドチャンピオン畑雄二。最近ではYoutubeチャンネル「畑雄二遊びの天才達」で様々な情報を配信している。

 

 

サーフメディアは今シーズンも現地から最新情報をお伝えします。お楽しみに!

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