バンザイ・パイプライン、オアフ、ハワイ(2019年2月4日月曜日)QS3000イベント「VOLCOM PIPE PRO」は大会3日目。4~6フィートのコンディションでラウンド4までが終了。明日コンディションが整えばファイナルデイとなる可能性が高い。
Day 3 Highlights – Volcom Pipe Pro 2019
タフなインターバルにもかかわらずイベント・ウインドウ初のファースト・バレル祭になった本日。ラウンド4からトップシード選手が登場し、バックドアで素晴らしいバレルを何本もメイクした。
なかでもチャンピオンシップツアー(CT)ベテランであるハワイアンのセバスチャン・ジーツがソリッドなバックドアでダブル・バレルをメイクし、イベント初のパーフェクト10スコア。またビリー・ケンパー(HAW)が9.80、ジャック・ロビンソン(AUS)が9.43をスコアしてファイナルデイへ勝ち残った。
メジャースポンサーを失ったシーバスことセバスチャン・ジーツは、4月に娘の出産も控えており、このコンテストにかける思いは強いようだ。「10をスコアできて最高ですね。目が覚めました。波は本当に楽しかったし、たくさんのライトがあって、風も弱くなって良かったです。」とシーバスは言った。
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This is what a 🔟 at Backdoor looks like today! @seabassz @redbull_surfing @volcom
「10を出した波は本当に良い波だった。僕はセカンド・プライオリティーを持っていて、優先権を持ったノア(ディーン)は少しポジションがずれていたんです。ダブル・バレルは最高でしたね。年末にも試合のあるこの場所で、戦うことはとても重要で、このイベントには、アンダーグランドな選手もたくさん出てくるし。スポンサーがいないことで、快適な生活を送るために自分自身に大きなプレッシャーをかけています。娘の誕生も楽しみにしています。」
ファイナルデイを前に、本日ヒートが行われた日本選手は、大橋海人、稲葉玲王、西慶司郎、ハワイ在住の喜納海人。
トップシードのラウンド4から出場の稲葉玲王は、H10で今回絶好調でラウンド2からラウンドアップを続けている西慶司郎、ハワイアンのイマイカラニ・デヴォルト、オーストラリアのニコラス・スクワイヤーズと対戦。
ヒートはニコラスがバックドアでロングバレルをメイクして、エクセレントの8.33をスコアしてヒートをリード。
稲葉はパイプでコンパクトなバレル抜け、残り時間2分でバックドアの出口をこじ開けてバレルをメイクし2位につけた。3.77のみでバックアップを持っていなかった西は残り1分を切ってバックドア・バレルをメイクして大逆転。5.23をスコアし2位でラウンドアップ。押し出される形で稲葉は3位となり、惜しくもここで敗退となった。
西慶司郎はラウンド5でヒート6に出場。ビッグウェイブ・ワールドチャンプのマクアカイ・ロスマンとコーディ・ヤング、ジャック・ロビンソンと対戦する。
ラウンド3の大橋海人、R4の喜納海人は惜しくもここで敗退となった。
世界を目指す彼らの活躍を期待し、エールを送り続けたい。がんばれ!日本!
http://www.worldsurfleague.com/events/2019/mqs/2941/volcom-pipe-pro
https://www.redbull.com/int-en/tv/video/AP-1XNHBPMHN1W11/day-1