ダスティー・ペインとベンジ・ブランドが、ビラボン・パイプ・マスターズのワイルドカードをゲット。

優勝したダスティー・ペイン Credit: © WSL / Cestari

バンザイ・パイプライン、オアフ、ハワイ/USA(2017年12月8日金曜日)2017WSLチャンピオンシップ・ツアーの最終戦となる「ビラボン・パイプ・マスターズ in Memory of Andy Irons 」のローカル・トライアルである パイプ・インヴィテーショナルが6 – 8のフィートのバンザイ・パイプラインで終了。

 

 

ハワイのダスティー・ペイン(HAW)が優勝して、本戦出場のワイルドカードを手に入れた。元CTサーファーのペインは、怪我のために8ヵ月間、コンペティションから離れていた。しかし、これまでも彼は、2014年のハワイアン・プロ(VTCのファースト・ストップ)での優勝など、見事な復活劇を見せており、今回も復帰後初の素晴らしいカムバック・パフォーマンスとなった。

 

オープニング・セレモニーにはアンディの家族の姿が。 Photo: WSL / Poullenot
アンディの追悼を兼ねたオープニング・セレモニーにはアンディの家族の姿も。 Photo: WSL / Poullenot

 

また、今シーズンのWSLハワイ/タヒチ・ヌイ・リージョナル・チャンピオンとなったベンジ・ブランド(HAW)も、パイプ・インヴィテーショナル・イベントで第2位でフィニッシュし、メインイベントへのスポットを手に入れた。

 

ダスティの勝利を祝福するクルー達。Photo: WSL / Poullenot
ダスティの勝利を祝福するクルー達。Photo: WSL / Poullenot

 

「僕はパイプ・マスターズに出場できて興奮しています。 それはハワイで育った子供が夢見るサーファーのイベントです。」と、ペインはコメントした。「ここに居られることは、天の恵みである。ベンジをはじめ、セス(モニーツ)とジャック(ロビンソン)、全ての人々との素晴らしいサーフィンの一日でした。誰もがリッピングしていた。それは楽しい一日で、僕はWSLが我々にこのチャンスを与えてくれたことに本当に感謝したい。 」

 

2位となったベンジ・ブランド Photo: WSL / Cestari
2位となったベンジ・ブランド Photo: WSL / Cestari

 

35-分のファイナルは、まずセス・モニーツ(HAW)がバックドアのバレルをメイクして6.50をスコア。ステイ・アクティブのベンジー・ブランドは、フォアハンドでパイプのバレルをメイクして5.67をスコアしリードを取る。モニーツは再びバックドアにチャージ。

 

セス・モニーツ  Photo: WSL / Cestari
セス・モニーツ  Photo: WSL / Cestari

 

そして、ファイナルは残り時間10分となり、ペインが開いたバックドア・バレルを見つけ8.0のエクセレントをスコア。一気にトップへ躍り出る。そして、3位となったブランドもバックハンドでチャージして5.50をスコアして2位に浮上。

 

ジャック・ロビンソン  PHOTO: © WSL / Heff
ジャック・ロビンソン  PHOTO: © WSL / Heff

 

追い込まれたセスも特大セットにテイクオフするもメイクできず。2015年のパイプ・インヴィテーショナルで勝ったジャック・ロビンソン(AUS)は、そこまでのパフォーマンスが嘘のようにファイナルでは全く精彩を欠き4位でフィニッシュ。ペインが逃げ切り勝利を手に入れた。

 

「今日は落ち着くことを心掛けて、あまりにもビッグなイベントにビビらないようにしていました。ビッグネームやパイプを得意とするサーファーが相手では、直ぐにやられてしまいますからね。」と、2位のブランドは言った。

 

「僕はよく波を読んで、シチュエーションにつビビらないようにを始めないようにしようとしていたんです。そして、タイトルレースのサーファーを我々が破って、ジョンにタイトルを取らしてやりたいんです。」

 

 

予報ではスウェルに困ることはない状況が続きそうだが、風向きなどコンディションが整う日が数日と限られてきそう。明日も風は弱そうな予報で、イベント主催者は、ハワイ時間で明朝午前7時30分、日本時間の深夜2時30分にファーストコールする。

 

 

 

 

パイプ・インヴィテーショナル・ファイナル結果:
1-ダスティー・ペイン(HAW)12.00
2-ベンジ・ブランド(HAW)11.17
3-セス・モニーツ(HAW)9.83
4-ジャック・ロビンソン(AUS)2.37

 

 

ビラボン・パイプ・マスターズ・ラウンド1マッチアップ:
ヒート1:マット・ウィルキンソン(AUS)、ジェレミー・フローレス(FRA)、ジャドソン・アンドレ(BRA)

ヒート2:オーウェン・ライト(AUS)、カノア五十嵐(USA)、ジョシュ・カー(AUS)

ヒート3:ジュリアン・ウィルソン(AUS)、コナー・コフィン(USA)、スチュアート・ケネディ(AUS)

ヒート4:ジョーディ・スミス(ZAF)、ビード・ダービッジ(AUS)、イーサン・ユーイング(AUS)

ヒート5:ガブリエル・メディーナ(BRA)、ミゲル・プポ(BRA)、ベンジ・ブランド(HAW)

ヒート6:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)、ウィゴリー・ダンタス(BRA)、ダスティー・ペイン(HAW)

ヒート7:エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)、カイオ・イベリ(BRA)、ジャック・フリーストーン(AUS)

ヒート8:コロへアンディーノ(USA)、ジョアン・ドゥルー(FRA)、ケリー・スレーター(USA)

ヒート9:フィリーペ・トリード(BRA)、ミシェル・ボレーズ(PYF)、イズキール・ラウ(HAW)

ヒート10:セバスチャン・ジーツ(HAW)、エイドリアン・バカン(AUS)、イアン・ゴウベイア(BRA)

ヒート11:ジョエル・パーキンソン(AUS)、コナー・オリアリー(AUS)、レオナルド・フィオラバンティ(ITA)

ヒート12:ミック・ファニング(AUS)、フレデリコ・モライス(PRT)、イタロ・フェレイラ(BRA)