西優司と和井田理央がクオーターファイナル進出。昨年準優勝の安室丈はR4敗退。台湾WJC

QF進出を決めた西優司

<ジンズン・ハーバー、台東/台湾(2018年12月8日土曜日)台湾オープン・ワールド・ジュニア・チャンピオンシップ大会6日目。昨日のレイデイを経て強いクロス・ショア・ウインドが吹く3-4フィートのコンディションで男子のR3のH6から再開。R4までが行われて、クオーターファイナルを戦うベスト8が決定した。

日本チーム

 

ブラジリアンDuoのマテウス・ハーディとサミュエル・プポが大暴れ。マテウス・ハーディ(BRA)は、ラウンド3で一連の焦げつくようなターンと巨大なフル・ローテーション・エア・リバースで、今大会のハイエスト・ヒート・トータル18.00をスコア。

 

サミュエル・プポ(BRA)は、1つの波で2つのエア・リバースをメイクして9.60というイベントのハイエスト・シングル・ウェイブ・スコアをスコアした。

 

安室丈
安室丈

本日の第1ヒートとなった男子ラウンド3のH6に登場した安室丈は、フランスのマルコ・ミニョ(FRA)と対戦。ヒート後半に逆転されるも、フォアハンドのパワーサーフィンでエクセレントの8.27をスコアして逆転。最後のマルコ・ミニョの追撃を振り切りラウンド4へ勝ち上がった。

 

兄と波を見つめる西優司
西優司
西優司

H7の西優司は、デクスター・マスキンス(AUS)と対戦。スタートからチャージを繰り返した西は、パワーサーフィンで9.00のエクセレントをスコア。ヒートをコントロール。さらにバックアップを7.57として大差をつけて圧勝した。

和井田理央
和井田理央

H9の和井田理央は、スタートからファーストマニューバーでエアリバースをメイクし7.50をスコア。その後もグッドスコアを重ねてヒートを完全にコントロール。ヒート終盤にはビッグセットを掴み、メジャー・マニューバーをコンビネーションさせて、9.40のエクセレントをスコアしてラウンド4へ勝ち上がった。

安室丈
安室丈

ラウンド4は3人ヒート。安室丈はテ・ケフケフ・バトラー(NZL)コール・アルベス(HAW)と対戦。ヒートはバトラーがスタートから7.17をスコア。すぐさまバックアップも4.00を揃えてリード。安室も5.83をファーストライドでスコアしてヒートを開始する。ヒート中盤にアルベスに逆転されて3位を強いられる安室。最後まで波を探し続けるも見つけられずに 3位で敗退、今大会9位でフィニッシュとなった。

和井田理央
西優司

和井田理央と西優司は同じヒートで対戦。エドゥアルド・モッタ(BRA)と対戦。先行逃げ切りスタイルの和井田は、このヒートでは先行されるも、波を選んでファーストウェイブでビッグカーヴィングをコンビネーションさせて7.50の高得点をマーク。

和井田理央
西優司
和井田理央
西優司

西もビッグライトを掴んで6.57をスコアしてヒートをリードする。2位の和井田は1本の波で2回のエアリバースをメイクして8.67のエクセレントをスコア。トップに躍り出る。

 

ヒート後半に入り、今回好調な西優司も7.40 をスコア。さらに残り5分で8.17のエクセレントをスコアして2位でラウンドアップ。和井田理央は1位でQF進出を決めた。

 

明日はいよいよファイナルデイ。和井田はヒート3でカレブ・タンクレッド(AUS)と、西優司はヒート4で優勝候補の強敵マテウス・ハーディ(BRA)と対戦する。

 

 

世界を目指しチャージを続ける彼らの活躍を期待しエールを送り続けたい! 頑張れ!日本!Next Call @ 現地時間 12月9日 明日は朝6:30AMファーストコール。(日本と台湾との時差は1時間です。日本の方が1時間進んでいます。)

 

http://www.worldsurfleague.com/events/2018/mjun/2861/world-junior-championships

 

台湾オープン・ワールド・ジュニア・チャンピオンシップ・ラウンド3結果:
ヒート6:安室丈(JPN)14.10 def.マルコ・ミニョ(FRA)14.07
ヒート7:西優司(JPN)16.57 def.デクスター・マスキンス(AUS)12.50
ヒート8:エドゥアルド・モッタ(BRA)15.60 def.コーラム・ロブソン(AUS)14.70
ヒート9:和井田理央(IDN)16.90 def.ルーク・スリッペン(ZAF)12.87
ヒート10:ジョニー・ゲレロ(PER)13.26 def.タイラー・ガンター(USA)12.13
ヒート11:カレブ・タンクレッド(AUS)def.ケトゥ・アディティア(IDN)
ヒート12:マテウス・ハーディ(BRA)18.00 def.ルーク・トンプソン(ZAF)11.36

台湾オープン・ワールド・ジュニア・チャンピオンシップ・ラウンド4結果:
ヒート1:サミュエル・プポ(BRA)17.03 def.イーサン・オズボーン(USA)14.50、カウイ・ヴァスト(FRA)12.03
ヒート2:テ・ケフケフ・バトラー(NZL)13.14 def.コール・アルベス(HAW)12.20、安室丈(JPN)8.66
ヒート3:和井田理央(IDN)16.17 def.西優司(JPN)15.57、エドゥアルド・モッタ(BRA)9.83
ヒート4:マテウス・ハーディ(BRA)17.00 def.カレブ・タンクレッド(AUS)13.00、ジョニー・ゲレロ(PER)9.00

台湾オープン・ワールド・ジュニア・チャンピオンシップ・メンズ・クォーターファイナル・マッチアップ:
ヒート1:サミュエル・プポ(BRA)対コール・アルベス(HAW)
ヒート2:テ・ケフケフ・バトラー(NZL)対イーサン・オズボーン(USA)
ヒート3:和井田理央(IDN)対カレブ・タンクレッド(AUS)
ヒート4:マテウス・ハーディ(BRA)対西優司(JPN)