野中美波が5位。キラ・ピンカートン(USA)が2018WSLウイメンズ・ワールド・ジュニア・チャンピオン

野中美波がWJCで5位。

ジンズン・ハーバー、台東/台湾(2018年12月6日木曜日)台湾オープン・ワールド・ジュニア・チャンピオンシップ大会4日目。本日は軽いオフショアのクリーンな3-4フィートのコンディションで、女子のラウンド3から再開。女子がファイナルまで終了。その後に男子ラウンド3が5ヒート行われた。

 

優勝したキラ・ピンカートンCredit: © WSL / Tim Hain

 

女子のラウンド3ではH2に松田詩野、H3に脇田紗良、H4に野中美波が登場。本日は日本男子のヒートは行われなかった。

 

16才のキラ・ピンカートン© WSL / Jack Barripp

 

女子の優勝は南カリフォルニアの16才のキラ・ピンカートン(USA)。ファイナルでハワイのケアラ・トモダ-バナート(HAW)に対し、終了間際の大逆転で優勝。2018WSLウイメンズのワールド・ジュニア・チャンピオンに輝いた。

 

2位となったトモダ-バナート© WSL / Tim Hain

 

ファイナル前半をリードしたのはピンカートン。しかし虎視眈々と逆転のチャンスを伺っていたトモダ-バナートは、ラスト5分で優先権を使いセットのレフトをキャッチ。ビッグターンを連発して8.20のエクセレントで逆転に成功。

 

ニード7.54と追い込まれたピンカートンだったが、残り2分で再びバックハンドでチャージを見せて7.77をスコアして大逆転。ヒート終了間際の激しい攻防に競り勝ったピンカートンが、ワールド・ジュニア・チャンピオンの王冠を手にした。

 

キラ・ピンカートン© WSL / Jack Barripp

 

「まだ実感が沸きません。これが本当なのか分からないです。」と、ピンカートンは言った。「私の目標は、優勝することだったので、この場に立てたことを誇りに思います。今日は本当に激しい一日でした。勝てるとは思えないほどのハードなヒートばかりでした。台湾は素晴らしい場所ですね。自分のホームタウンのサンクレメンテによく似ていて、それが私に本当に好都合だったのだと思います。」

 

松田詩野

ラウンド3H2で松田詩野は、キラ・ピンカートンとアリッサ・ロックと対戦。スタートからバックハンドでサイズのあるライトにチャージを見せた松田は4.83と3.60をスコアして好スタートを切った。アンダープライオリティーで波を掴んだ松田は3.83をスコアしてバックアップを塗り替えてリードを広げていく。

 

しかしヒート後半に入りピンカートンがパワーサーフィンで2本の6ポイントをスコアして逆転。2位となった松田は優先権を持って波を待つが、再びピンカートンがバックハンドでエクセレントをスコア。

 

更に残り5分で3位のアリッサ・ロックが4.03をスコアして逆転。松田は3位となり優先権を持って波を探したが、思ったセットは入らず、惜しくもここで敗退。今大会は9位でフィニッシュとなった。

 

ラウンドアップできるヒートだっただけに悔しい敗退となった。

 

田中コーチと紗良
脇田紗良

 

H3の脇田紗良は、アリッサ・スペンサーとケアラ・トモダ・バナートと対戦。ヒートはケアラがオープニングからフォアハンドで7ポイントの高得点をマーク。セカンドウェイブではバックハンドで6.27をスコアしてヒートを完全にリード。スペンサーもシャープなサーフィンで7.43を含むハイスコアを重ねていく。

 

 

先行された脇田は4.33をスコアして反撃。そして残り10分を切って4.83をスコアするも脇田のチャージもそこまで。今大会は9位でフィニッシュとなった。

 

野中美波
野中美波

ラウンド3H4の野中美波は、ヒート後半に6.03をスコア。5.93でバックアップして2位でクオーターファイナルへ勝ち上がった。クオーターファイナルでは、ケアラ・トモダ・バナートと対戦。

 

野中美波

 

野中はスタートから仕掛けるが、ケアラがアンダープライオリティーでバックハンドでチャージ。エクセレントに近い7.83をスコアする。野中は再びケアラにレフトを渡してしまい、6.17をスコアされてしまう。

 

 

ヒート中盤でニード9.33と大差をつけられてしまう野中だったが、チャージを続け5.77 、7.00とスコアして反撃するもそこまで。5位で終了となった。

 

 

明日試合が再開されれば、男子ラウンド3のH6に安室丈、H7に西優司、H9に和井田理央が登場。

 

 

世界を目指しチャージを続ける彼らの活躍を期待しエールを送り続けたい! 頑張れ!日本!Next Call @ 現地時間 12月7日 7:00am (日本と台湾との時差は1時間です。日本の方が1時間進んでいます。)

 

http://www.worldsurfleague.com/events/2018/mjun/2861/world-junior-championships

http://www.worldsurfleague.com/events/2018/wjun/2862/taiwan-open-world-junior-championships-womens

 

台湾オープンWJCウイメンズのファイナル結果:
優勝:キラ・ピンカートン(USA)15.27
2位:ケアラ・トモダ-バナート(HAW)15.03

 

台湾オープンWJCウイメンズのセミファイナル結果:
ヒート1:キラ・ピンカートン(USA)16.83 def.サマンサ・シブリー(USA)15.83
ヒート2:ケアラ・トモダ-バナート(HAW)16.06 def.ザーリ・ケリー(AUS)12.73

 

台湾オープンWJCウイメンズのクォーターファイナル結果:
ヒート1:サマンサ・シブリー(USA)12.50 def.アリッサ・ロック(AUS)7.77
ヒート2:キラ・ピンカートン(USA)15.30 def.ソル・アギーレ(PER)12.56
ヒート3:ケアラ・トモダ-バナート(HAW)14.00 def.野中美波(JPN)12.77
ヒート4:ザーリ・ケリー(AUS)14.23 def.アリッサ・スペンサー(USA)14.17

 

台湾オープンWJCウイメンズのR3結果:
ヒート1:サマンサ・シブリー(USA)16.23 def.ソル・アギーレ(PER)13.37、ガブリエラ・ブライアン(HAW)10.63
ヒート2:キラ・ピンカートン(USA)14.17 def.アリッサ・ロック(AUS)9.60、松田詩野(JPN)8.66
ヒート3:ケアラ・トモダ-バナート(HAW)14.10 def.アリッサ・スペンサー(USA)14.03、脇田紗良(JPN)9.16
ヒート4:ザーリ・ケリー(AUS)12.43 def.野中美波(JPN)11.96、カイ・ウルフ(ZAF)6.17

 

台湾オープンWJCメンズのラウンド3の結果
ヒート1:サミュエル・プポ(BRA)16.14 def.ティアゴ・クリーク(FRA)9.50
ヒート2:カウイ・ヴァスト(FRA)14.70 def.ジャスティン・ベクレット(FRA)8.50
ヒート3:イーサン・オズボーン(USA)15.66 def.クロスビー・コラピント(USA)10.37
ヒート4:コール・アルベス(HAW)14.74 def.コール・ハウシュマンド(USA)14.13
ヒート5:テ・ケフケフ・バトラー(NZL)14.66 def.ケイド・マトソン(USA)5.40

 

残っている台湾オープンWJCメンズのラウンド3マッチアップ:
ヒート6:安室丈(JPN)対マルコ・ミニョ(FRA)
ヒート7:西優司(JPN)対デクスター・マスキンス(AUS)
ヒート8:コーラム・ロブソン(AUS)対エドゥアルド・モッタ(BRA)
ヒート9:和井田理央(IDN)対ルーク・スリッペン(ZAF)
ヒート10:タイラー・ガンター(USA)対ジョニー・ゲレロ(PER)
ヒート11:カレブ・タンクレッド(AUS)対クトゥ・アディティア(IDN)
ヒート12:マテウス・ハーディ(BRA)対ルーク・トンプソン(ZAF)