五十嵐カノアがトリプルクラウン初戦をR4進出。QS10000「ハワイアン・プロ」大会3日目ハイライト

五十嵐カノア Photo: WSL / Keoki

ハレイワ、オアフ/ハワイ―(2018年11月15日木曜日)VANSトリプルクラウン開幕戦でWSL-QS10000「ハワイアン・プロ」は大会3日目。本日からはラウンド3がスタート。サイズダウンするなか、オンショアが強まりコンディションが悪化したため、8ヒートまでが終了となった。

 

2018 Hawaiian Pro – Day 3 Highlights | Triple Crown of Surfing | VANS

 

トップシードが登場するラウンド3。CTサーファーたちも多く出場して、パフォーマンスレベルは格段に上がった。初のワールド・タイトル獲得の可能性を持っている昨年のハワイアン・プロ・ディフェンディング・チャンピオンであるフィリーペ・トリード(BRA)が登場。

 

フィリーペ・トリード(BRA)WSL / Heff
大きなスプレーをあげるフィリーペ・トリード(BRA)WSL / Heff

 

ノースショア・ティーンのバロン・マミヤ(HAW)とワイアット・マクヘイル(HAW)、サンチァゴ・ムニーツ(ARG)と対戦。トリッキーなコンディションのなかでも、WSLハワイ/タヒチ・ヌイ・リージョナル・ジュニア・チャンピオンのマミヤは、ラディカルなサーフィンと戦略でトップ通過。トリードはマミヤに次いで2位でラウンドアップとなった。

 

ヤング・ハワイアンのバロン・マミヤ WSL / Heff
ヤング・ハワイアンのバロン・マミヤ WSL / Heff

マミヤはスナッピーなフィン・リリースの2つのフロントサイド・パワー・ターンでエクセレントの8.23をスコア。それが彼のベスト・ウェイブとなった。このライディングより前に、彼はアンダー・プライオリティーでエアリアル・チャンスを捜して、トリードと一つの波をピークで分けてマミヤはバックハンドでレフト方向に。

 

Barron Mamiya. Photo: WSL / Heff
バックハンドのエアリバースをメイクしたバロン. Photo: WSL / Heff

 

「彼があの波でライトに行くのが見えたんです。僕は第3か第4のプライオリティーで、風も出てきて、最近はエアリアルをたくさんやっていたので、着地出来ると思ったんです。」マミヤはバックサイドのテール・ハイ・リバースをメイクしてバックアップを塗り替えて1位でラウンドアップを決めた。

 

セス・モニーツ Photo: WSL / Heff
セス・モニーツ Photo: WSL / Heff

 

現在QSランク5位でCT入りも目前のセス・モニーツ(HAW)。エクセレントの8.00をスコア。フロントサイド・エアでバックアップして、ミゲル・プポ(BRA)を抑えて1位でラウンドアップを決めた。「一年中旅してQSに参加してタフでしたけど、いい結果が残せましたね。ホームに戻って、家族や友達が見ているなかでの試合は緊張しますけど、」と、モニーツは言った。

 

五十嵐カノア Photo: WSL / Keoki
五十嵐カノア Photo: WSL / Keoki

 

本日の朝一となったカノアのヒートは、波数の少ないヒートであるが、セットが入ればクリーンなオーバーヘッドの波がブレイクする。その少ないチャンスの中で元CTサーファーのイーサン・ユーイングがスピードとフローのあるコミットしたメジャー・マニューバを披露し、6.67を含むトータル12.00を早々にスコアする。

五十嵐カノア Photo: WSL / Keoki
五十嵐カノア Photo: WSL / Keoki

カノアもファーストライドでフローターで加速してのリエントリーからリバースと多彩な技を駆使して5.57をスコア。残り10分、カノアはヒート最大のセットを掴みビッグな2マニューバーで6.40をスコア。惜しくも逆転とはならずも2位でラウンド4へ勝ち上がった。

 

ノースショアで更なるサムライ・スピリットを見せてくれる彼らの活躍に期待しエールを送りたい! 頑張れ日本!

 

予報では、明日は再び6−8フィートにサイズアップ。ラウンド3の残りとラウンド4を行い、現地土曜日にクオーターからファイナルまで行う予定のようだ。

 

 

http://www.worldsurfleague.com/events/2018/mqs/2845/hawaiian-pro

http://www.vanstriplecrownofsurfing.com/hawaiianpro2018

 

 

Hawaiian Pro Results
Athletes listed in 1st through 4th

Round 3 (1st and 2nd advance, 3rd = 33rd place, 4th = 49th place)
H1: Ethan Ewing (AUS), Kanoa Igarashi (JPN), Jack Freestone (AUS), Liam O’Brien (AUS)
H2: Mateus Herdy (BRA), Jesse Mendes (BRA), Frederico Morais (PRT), Ramzi Boukhiam
H3: Finn McGill (HAW), Bino Lopes (BRA), Griffin Colapinto (USA), Ian Gouveia (BRA)
H4: Mason Ho (HAW), Michel Bourez (PYF), Lucas Silveira (BRA), Jorgann Couzinet (FRA)
H5: Peterson Crisanto (BRA), Willian Cardoso (BRA), Benji Brand (HAW), Jacob Willcox (AUS)
H6: Seth Moniz (HAW), Miguel Pupo (BRA), Adrian Buchan (AUS), Caio Ibelli (BRA)
H7: Ricardo Christie (NZL), Connor O’Leary (AUS), Tomas Hermes (BRA), Adin Masencamp (ZAF)
H8: Barron Mamiya (HAW), Filipe Toledo (BRA), Santiago Muniz (ARG), Wyatt McHale (HAW)