![parkinson_j9063HawaiianPro18heff_mm](https://surfmedia.jp/wp-content/uploads/2018/11/parkinson_j9063HawaiianPro18heff_mm.jpg)
ハレイワ、オアフ/ハワイ―(2018年11月17日土曜日)VANSトリプルクラウン開幕戦WSL-QS10000「ハワイアン・プロ」は大会最終日。
2012年のワールド・チャンピオンで、今シーズン限りで引退することを表明したジョエル・パーキンソン(AUS)は今日、クラシック・パワー・サーフィンで、キャリア2度目となるハワイアン・プロでの勝利をつかんだ。そしてパーキンソンは、第36回VANSトリプルクラウンのランキングトップを走る。
過去に3年連続トリプルクラウン(2008年、’09年、’10年)の経験のあるパーキンソンは、2018年のメンズQS 最終戦であるVANSワールド・カップで、4度目のVTCタイトルを賭けて戦う。
![ジョエル・パーキンソン(C) WSL / Keoki](https://surfmedia.jp/wp-content/uploads/2018/11/Parkinson_J_H2A0386HawaiianPro18Keoki_mm.jpg)
ファイナルに勝ち残った4名は、ジョエル・パーキンソン(AUS)、マテウス・ハーディ(BRA)、リカルド・クリスティ(NZL)、デイヴッド・シルヴァ(BRA)。
このファイナルは、35分のヒートを通して合計で5本のエクセレントがスコアされる物凄い戦いとなった。しかし最後は37歳のパーキンソンと17歳のマテウス・ハーディ(BRA)によるクラシック・サーフィン対ニュースクール・サーフィンの対決となり、パワー・カーヴィング、バレル&エアリアル・マニューバーという、激しい火花を散らす見応えのある戦いとなった。
「ハレイワのこのイベントを本当に楽しんできました。おそらく自分のキャリアのこのステージで、楽しむための鍵だったのかと思います。楽しかった。このような瞬間をもう味わえないのはちょっと寂しいですけど、最後に優勝できて嬉しかったです。」と、表彰台でパーキンソンは言った。
![パーコらしいサーフィンで勝利をつかんだ。ジョエル・パーキンソン Photo: WSL / Heff](https://surfmedia.jp/wp-content/uploads/2018/11/parkinson_j8933HawaiianPro18heff_mm.jpg)
パーキンソンはビラボン・パイプ・マスターズに、彼のプロ選手としてのキャリアのファイナル・イベントとして出場する。そして、それはWSLチャンピオンシップ・ツアー(CT)の最終戦でありVTCのクライマックスとなるコンペティションである。
ホールディング・ウインドウは12月8日から20日までで、ノースショアのエフカイ・ビーチ・パークのパイプラインで開催される。
![ノースショアで折れたサーフボードをリサイクルして作ったトロフィーとジョエル・パーキンソン Photo: WSL / Heff](https://surfmedia.jp/wp-content/uploads/2018/11/parkinson_j9212HawaiianPro18heff_mm.jpg)
「ハワイの皆さん、私たちにビーチを貸してくれて、波を楽しませてくれてありがとう、本当にありがとう」とパーキンソンは続けた。
「ハワイは私たちにとって特別な場所です。この先何年も、我々はここに戻ってきてサーフィンを楽しむでしょう。これが自分にとってステージに立つ最後になるかもしれませんが、サーフィンは私にとって掛け替えのないものでした。そして僕は、サーフィンを愛しています。来年、僕は皆さんのようにサーフファンになるでしょう。それが待ち遠しい。ずっとサーフィンが大好きで、サーフィンの人々を愛しています。応援してくれたこと、一緒にサーフィンを楽しんでくれたことを本当に感謝しています」
![マテウス・ハーディ(C) WSL / Keoki](https://surfmedia.jp/wp-content/uploads/2018/11/Herdy_M_D2U0082HawaiianPro18Keoki_mm.jpg)
今回2位となったマテウス・ハーディは、今大会最年少の17歳。ラウンド1から出場した彼がファイナルまで勝ち上がることを誰が想像していただろうか。マテウス・ハーディはチャレンジングなコンディションで、本日のベスト・ハイパフォーマンス・サーフィンを披露した。
![3位のリカルド・クリスティ(NZL)Photo: WSL / Heff](https://surfmedia.jp/wp-content/uploads/2018/11/christie_r8778HawaiianPro18heff_mm.jpg)
![4位のデイヴッド・シルヴァ(BRA)(C) WSL / Keoki](https://surfmedia.jp/wp-content/uploads/2018/11/Silva_D_D2U0132HawaiianPro18Keoki_mm.jpg)
ハワイアンQSサーファーのセス・モニーツ(HAW)はハワイアンプロのセミファイナル進出を果たし、5,100ポイントを獲得。2019CTクオリファイを確定した。
![セス・モニーツ (C) WSL / Keoki](https://surfmedia.jp/wp-content/uploads/2018/11/moniz_s_ls_d2u9875hawaiianpro18keoki_mm__large_1200_799_95auto-1024x682.jpg)
![セス・モニーツPhoto: WSL / Heff](https://surfmedia.jp/wp-content/uploads/2018/11/moniz_s8633HawaiianPro18heff_mm.jpg)
「僕がポイントを獲得して、クオリファイしたって、みんなが祝福してくれたんですけど、まだ実感が湧かないですね。」と、モニーツは言った。「一緒に試合を回ってくれたこの人(レイノス・ヘイズ)がいなければ 、成し得ることはできませんでした。最高に嬉しいです。」
セス・モニーツは 2019年のチャンピオンシップ・ツアーに加わるハワイアンとなる。今回はクオーターで敗れた、QSトップの五十嵐カノアは、CTとQSのダブル・クオリファイの可能性が高い。モニーツはQSランキング2位にジャンプアップした。
![五十嵐カノア Photo: WSL / Heff](https://surfmedia.jp/wp-content/uploads/2018/11/igarashi_k8740hawaiianpro18heff_mm__large_1200_799_95auto-1024x682.jpg)
トリプルクラウンの舞台はサンセット・ビーチへ移り、 11月25日から12月6日までのウエイティング期間で「VANSワールド・カップ」が開催される。
![Photo: WSL / Heff](https://surfmedia.jp/wp-content/uploads/2018/11/parkinson_j9161HawaiianPro18heff_mm.jpg)
ハワイアン・プロ結果
ファイナル
優勝:ジョエル・パーキンソン(AUS)17.36
2位:マテウス・ハーディ(BRA)15.83(8.83 + 7.00)
3位:リカルド・クリスティ(NZL)15.83(8.40 + 7.43)
4位:デイヴッド・シルヴァ(BRA)15.36
セミファイナル(1st and 2nd advance, 3rd = 5th place, 4th = 7th place)
SF1:マテウス・ハーディ(BRA)、リカルド・クリスティ(NZL)、ジェシー・メンデス(BRA)、セス・モニーツ(HAW)
SF2:デイヴッド・シルヴァ(BRA)、ジョエル・パーキンソン(AUS)、レオナルド・フィオラバンティ(ITA)、パトリック・グダスカス(USA)
クォーターファイナル(1st and 2nd advanced, 3rd = 9th place, 4th = 13th place)
QF1:セス・モニーツ(HAW)、ジェシー・メンデス(BRA)、ミゲル・プポ(BRA)、ビノ・ロペス(BRA)
QF2:マテウス・ハーディ(BRA)、リカルド・クリスティ(NZL)、フィリーペ・トリード(BRA)、カノア五十嵐(JPN)
QF3:デイヴッド・シルヴァ(BRA)、レオナルド・フィオラバンティ(ITA)、ソリ・ベイリー(AUS)、ジョーディ・スミス(ZAF)
QF4:パトリック・グダスカス(USA)、ジョエル・パーキンソン(AUS)、ジャック・ロビンソン(AUS)、ジェイク・マーシャル(USA)
http://www.worldsurfleague.com/events/2018/mqs/2845/hawaiian-pro
http://www.vanstriplecrownofsurfing.com/hawaiianpro2018