6-8フィートまでサイズアップしたハレイワで行われたQS10000「ハワイアン・プロ」大会2日目ハイライト

ダスティー・ペイン(HAW)Photo: WSL / Keoki

 

ハレイワ、オアフ/ハワイ―(2018年11月14日水曜日)VANSトリプルクラウン開幕戦でWSL-QS10000「ハワイアン・プロ」は大会2日目。本日はNWスウェルが6-8フィートまでサイズアップし、ラウンド2が行われた。

 

2018 Hawaiian Pro – Day 2 Highlights | Triple Crown of Surfing | VANS

今日のラウンド2では、2週前のHICプロでプロ選手として復帰したダスティー・ペイン(HAW)や、今年4月に足を骨折して、今回ようやく試合に復帰したカイオ・イベリ(BRA)など、ドラマティックなパフォーマンスが披露された。

 

ペインは、今年の1月にパイプラインでサーフィン中に瀕死の事故に見舞われたにも関わらず、今日のハレイワでは素晴らしいヒートを戦い1位で勝ち上がった。ビッグ・サンセットで行われたWSLメンズQS3,000のHICプロでクオーターファイナル進出を果たしたペイン。それが彼に大きな自信を与えたようだ。

 

Dusty is back. Photo: WSL / Keoki
Dusty is back. Photo: WSL / Keoki

 

「ここにいることに本当に感謝しています。周りの誰もがハイファイブをしに来てくれました」とペインは言った。「毎朝目が覚めて生きていることに感謝しています。試合に出れるだけで幸せです。WSLが私にこの機会を与えてくれて、とても感謝しています。ここにいることができて嬉しいです。

 

ペインはヒート最大の波にテイクオフして、我慢強くサーフィンをして、スタイリッシュなテール・スライドを含む3つのメジャー・マニューバーで6.83をスコアした。

 

2014年も同じハレイワでドラマチックな怪我からの復帰優勝を果たしたペイン。続くサンセットでも2位に入り、CTに返り咲いた。究極のカムバック・ストーリー、ペインのキャリアは、負傷と勝利のジェットコースタであった。

 

Brazil's Caio Ibelli. Photo: WSL / Keoki
Brazil’s Caio Ibelli. Photo: WSL / Keoki

 

またオーストラリアのマーガレット・リヴァーで足を負傷し、10試合のCTイベント中7つのイベントから欠場を強いられたカイオ・イベリ。何ヵ月にも及ぶリハビリテーションを続けていたにもかかわらず、6.87と6.67のスコアをマークして1位でラウンドアップを決めた。

 

「素晴らしい気分ですよ。長かった。」と、イベリは言った。「その時、僕は手術をしなければならなかった。そして十分な治療を受けたんです。再びゼッケンをつけて試合に戻れて本当に最高です。ヒートの前はちょっと感動しましたね。

 

「ハワイに来て、より大きい板に乗って練習していて、一年中争っていた奴らとサーフィンをして、何が起ころうとしているか全く分からなかった。」と、イベリは続けた。「自分自身の準備ができていました。好調で良い感じです。ここにいることを本当に嬉しく思っています。自分のサーフィンの中でトランスレートしている感じですね。前のレベルではないかもしれないけど、とてもうれしいです。」

 

リカルド・クリスティー Photo: WSL / Keoki
リカルド・クリスティー Photo: WSL / Keoki

 

また、リカルド・クリスティ(NZL)が見せたスピード、パワー、フローを併せ持ったコンビネーション・マニューバーが8.93をマーク。ここまでのイベント・ハイエスト・シングル・ウェイブ・スコアとなった。

 

レオナルド・フィオラバンティ(ITA) WSL / Heff
レオナルド・フィオラバンティ(ITA) WSL / Heff

 

QSランキング上位10位(CTランキングで既に資格を得ている者を除く)が来シーズンのCT入りとなるが、現在QSランキング11位で瀬戸際のレオナルド・フィオラバンティ(ITA)、もう一人の元CTアスリートでQS16位のジャック・フリーストーン(AUS)もエクセレントなパフォーマンスでラウンドアップを果たし望みを繋いだ。

 

大原洋人
大原洋人

本日ヒート15に登場した大原洋人は、ヒート後半まで4位を強いられ、得意のレイバックスナップで5.00をスコアするも、もう一本がスコアできずにここで敗退となった。明日試合が再開されれば、トップシードのラウンド3。ヒート1には五十嵐カノアが登場する。がんばれ!日本!

 

ノースショアで更なるサムライ・スピリットを見せてくれる彼らの活躍に期待しエールを送りたい! 頑張れ日本!

 

http://www.worldsurfleague.com/events/2018/mqs/2845/hawaiian-pro

http://www.vanstriplecrownofsurfing.com/hawaiianpro2018

 

 

Hawaiian Pro Results
Athletes listed in 1st through 4th

Round 2 (1st and 2nd advance, 3rd = 65th place, 4th = 81st place)
H1: Jack Freestone (AUS), Ramzi Boukhiam (MAR), Jeronimo Vargas (BRA), Cam Richards (USA)
H2: Mateus Herdy (BRA), Liam O’Brien (AUS), Matt Banting (AUS), Thiago Camarao (BRA)
H3: Finn McGill (HAW), Mason Ho (HAW), Keanu Asing (HAW), Lucca Mesinas Novaro (PER)
H4: Lucas Silveira (BRA), Bino Lopes (BRA), Mihimana Braye (PYF), Matthew McGillivray (ZAF)
H5: Benji Brand (HAW), Miguel Pupo (BRA), Weslley Dantas (BRA), Elijah Gates (HAW)
H6: Caio Ibelli (BRA), Jacob Willcox (AUS), Joshua Moniz (HAW), Kei Kobayashi (USA)
H7: Ricardo Christie (NZL), Santiago Muniz (ARG), Artiz Aranburu (ESP), Maxime Huscenot (FRA)
H8: Barron Mamiya (HAW), Adin Masencamp (ZAF), Vasco Ribeiro (PRT), Noe Mar McGonagle (CRI)
H9: Jake Marshall (USA), Victor Bernardo (BRA), Alonso Correa (PER), Oney Anwar (IDN)
H10: David Van Zyl (ZAF), Evan Geiselman (USA), Tanner Gudauskas (USA), Joshua Burke (BRB)
H11: Leonardo Fioravanti (ITA), Kiron Jabour (HAW), Jackson Baker (AUS), Carlos Munoz (CRI)
H12: Alex Ribeiro (BRA), Torrey Meister (HAW), Charles Martin (FRA), Skip McCullough (USA)
H13: Jack Robinson (AUS), Dion Atkinson (AUS), Nat Young (USA), Shayden Pacarro (HAW)
H14: Dusty Payne (HAW), O’Neill Massin (PYF), Makai McNamara (HAW), Matt Wilkinson (AUS)
H15: Reef Heazlewood (AUS), Cooper Chapman (AUS), Noa Mizuno (HAW), Hiroto Ohhara (JPN)
H16: Soli Bailey (AUS), Stu Kennedy (AUS), Ian Crane (USA), Tereva David (PYF)