波乗りジャパンはUSAと同率1位。上山キアヌ久里朱、安室丈、野中美波、松田詩野、脇田紗良がR5進出

快進撃を続ける上山キアヌ久里朱 Sean_Evans

ハンティントン・ビーチ、USA、2018年11月1日-アメリカ・カリフォルニア州ハンティントンビーチで開催中の「VISSLA ISA 世界ジュニアサーフィン選手権」は大会6日目。本日は、男女U18のラウンド4、男女U16ラウンド4、男子U18リパ4、男子U16リパ4。第2会場で男子U16リパ 3、女子U18リパ 3、女子U16リパ 3、女子U18リパ4、女子 U16リパ4、女子 U18リパ5が行われた。

敗者復活のリパチャージが進み、イベントから姿を消すサーファーが現れ、チーム・ランキングも大きく動き始めた。大会6日目が終了した時点で、チーム・ジャパンとアメリカ・チームがリパチャージへ回っても全員が勝ち残っており、暫定1位。チーム・ハワイとオーストラリアはリパチャージで3人のサーファー(12人のうち)が破れた。

JPN_Yuji_Mori_Sean_Evans

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本日の波乗りジャパン。男子U18ではラウンド4を上山キアヌ久里朱がトップ通過、安室女はインタフェアを取られながらも2位でラウンドアップ。森は3位でリパチャージへ。女子U18ラウンド4の野中美波は、強豪チームUSAの2名との激戦を切り抜け2位でラウンドアップ。リパチャージ4の川合美乃里と西元ジュリもラウンドアップ。

 

リパへ回った男子U16では、伊東李安琉が1位で、金沢呂偉と平原颯馬がワンツーでアップ。女子U16のラウンド4では松田詩野、脇田紗良共に2位でラウンドアップ。リパ4の中塩佳那も勝ち上がっている。

 

・男子U18 

上山キアヌ久里朱 Sean_Evans
上山キアヌ久里朱 Sean_Evans

chrisBOYS U18 – ROUND 4 – HEAT 2
他の選手がインサイドでスコアを重ねるのに対し、上山キアヌ久里朱は、アウトでブレイクする波をじっくりと待った。そしてファーストウェイブでライトのビッグセットを掴み、6.00をスコア。さらにセカンドウェイブでは7.00をスコアしてヒートをリードした。ヒート終盤には大きなスプレーを上げるビッグマニューバーを披露。エクセレントの8.67をスコア。2位以下をコンビネーションに追い込んで圧勝した。

安室丈 Sean_Evans
安室丈 Sean_Evans
ダブル・インターフェアを取られた安室丈 Sean_Evans
ダブル・インターフェアを取られた安室丈 Sean_Evans

BOYS U18 – ROUND 4 – HEAT 3
前回の金メダリストである安室丈はマークがきつい。優先権のない開始直後。USAのコール・ハウシュマンドと激しいパドルバトルを繰り広げた安室丈は、ダブル・インタフェアを取られる波乱の展開。しかし安室はその後も好調なサーフィンを続け、ヒート後半には6.33をスコアし2位につけ、なんとか危機を切り抜けた。

森友二 Sean_Evans
森友二 Sean_Evans

BOYS U18 – ROUND 4 – HEAT 4
森友二のヒートは、ハワイのコール・フライがスタートから7.00をスコア。森も5.00をスコアして反撃。セカンドウェイブで4.2をスコアして2位につける。ヒート後半にマルコ・ミニョがバックハンドのエアリバースをメイクして逆転。さらに4位に追い込まれる森。優先権を持って5.63をスコアし3位に上がるも、そこでタイムアップとなりリパチャージ6へ回った。

 

・女子U18 

野中美波 _ISA_Ben_Reed
野中美波 _ISA_Ben_Reed

GIRLS U18 – ROUND 4 – HEAT 3
野中美波は、アリッサ・スペンサー、キラ・ピンカートンという強豪チームUSAと対戦。予想通り二人がグッド・スコアで先攻。野中美波はじっくりと波を待ち、レフトのビッグセットをキャッチし、バックハンドのリエントリーをメイクし8.00をスコア。素晴らしいスタートを切る。

野中美波 _ISA_Ben_Reed
野中美波 _ISA_Ben_Reed

セカンドウェイブでもバックハンドの2マニューバーで7.33をスコア。ヒートをリード。終盤に3位だったスペンサーが9.17をスコアしてトップに躍り出る。野中は2位で逃げ切りラウンドアップを決めた。

 

・男子U16 

riaruBOYS U16 – REPECHAGE 4 – HEAT 3
伊東李安琉はスタートからバックハンドで6.17をスコア。セカンドウェイブでは5.00をスコアして、バックアップする。残り時間5分を切って、再びバックハンドで6.70をスコア。「見てた時よりもインサイドで難しかったです。」とヒート後に語るも、トップスコアを塗り替えて余裕の1位でラウンドアップを決めた。

roisomaBOYS U16 – REPECHAGE 4 – HEAT 6
平原颯馬と金沢呂偉が同じヒートで対戦。スタートから金沢がフォアハンドで得意のレイバックを決めて6.67の高得点をスコアしてヒートを開始。4.73でバックアップしてトップに躍り出る。「チームジャパンでワンツーを目指したので、波を回すように意識しました。」と金沢。バックハンドとフォアハンドでチャージを見せた平原も2位となり、波乗りジャパンがワンツーフィニッシュでラウンドアップを決めた。

 

・女子U16 

JPN_Shino_Matsuda_ISA_Ben_Reed-302JPN_Shino_Matsuda_ISA_Ben_Reed-300GIRLS U16 – ROUND 4 – HEAT 2
松田詩野のヒートは、ハワイのガブリエラ・ブライアンがスタートからパワーサーフィンを披露して9.33をスコアする展開。松田も綺麗なバックハンドで6.67をスコアしてヒートを開始する。松田は後半に入りにフォアハンドでソリッドなリエントリーをメイクし、7.23をスコア。2位のポジションを固める。最後にバックハンドのビッグターンで7.30をスコア。ブライアンに次いで2位でラウンドアップを決めた。

JPN_Sara_Wakita_ISA_Ben_Reed-300 JPN_Sara_Wakita_ISA_Ben_Reed-301GIRLS U16 – ROUND 4 – HEAT 3
脇田紗良のヒートは、チームUSAである13歳のケイトリン・シマーズがフィンフリーのレイバック・スラッシュで7.67をスコア。それを4.50でバックアップしヒートをリード。脇田はフォアハンドで5.33、バックハンドで6.10をスコアして2位につけ、ラウンド5へ勝ち上がった。

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U16リパチャージ4の中塩佳那は2位でラウンドアップ。U18リパチャージ4の川合美乃里は4点台を2本揃えて2位でラウンドアップ、H6の西元ジュリ は、ラストウェイブで6.83をスコアし1位でラウンドアップを決めた。

 

 

明日7日目には、チームリレーISAアロハカップ準決勝が行われる予定で、またリパチャージのみが行われる。第1会場では、男女U18のリパチャージが5〜7まで行われその後ブレイクが入りアロハカップのセミファイナルが2ヒート。第2会場では男女U16のリパチャージが5〜7まで行われる。

 

 

・男子U18 上山キアヌ久里朱、安室丈R5-H2、森友二リパ6-H4
・女子U18 野中美波R5-H2、川合美乃里リパ5-H2、西元ジュリ リパ5-H3、
・男子U16 伊東李安琉リパ5-H1、平原颯馬リパ5-H3、金沢呂偉リパ5-H4、
・女子U16 松田詩野R5-H1、脇田紗良R5-H2、中塩佳那リパ4-H1、

 

 

昨年の大会ではホスト国として大活躍を見せ総合3位となった波乗りJAPAN。また今年9月に愛知で行われたWorld Surfing Gamesでは日本初の団体金メダルを獲得。今大会でも輝く金色のメダルを日本に持ち帰って欲しい。がんばれ!日本!

 

 

2018 VISSLA ISA World Junior Surfing Championship
開催地 ハンティントンビーチ カリフォルニア Huntington Beach,California
開催日 2018年10月27日~11月4日(現地時間)

 

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