
現地時間2018年3月29日木曜日:カリブ海のバルバドス、ドリル・ホール・ビーチで開催中のWSLカリビアン・レッグ男女QS3000「バルバドス・サーフ・プロ」は大会3日目。本日は男子トップシードのラウンド3まで行われ、女子はレイ・デー。

変わりやすい2-4フィートのトレード・ウインド-スウェルのコンディションでスタートしたが、午後からオフショアに変わり、素晴らしいコンディションで試合が行われた。なかでもデイヴィ・キャスルズは本日のハイエスト・シングル・ウェイブ・スコア9.40を記録。15.83のヒート・トータルをブラジリアンのウィスリー・ダンタスが叩き出した。

またローカル代表のジョシュ・バークは、オーバーヘッド・セットでのメジャーマニューバーでハイエスト・ウェイブ・スコアの1つとなる8.67をマーク。ブラジリアンのビクター・ベルナルドも得意のエアゲームで高得点をたたき出した。
今回のイベントでは、トップシードのラウンド3から登場の大原洋人と新井洋人。
新井洋人は、スティービー・ピットマン、レオナルド・フィオラバンティ、ジェイク・マーシャルと対戦。ヒートはスローな展開。新井はヒート前半に5.17をスコア。マーシャルとピットマンが6ポイント台をスコアしてリード。新井は3位で後半戦へ。
ニード3.64と逆転可能なスコアではあるが波が入らないまま残り1分を切った。追い込まれた新井はセットのレフトをキャッチし、ビッグなバックハンド・ターンをメイクして7.00をスコアし大逆転。2位でラウンドアップ決めた。
大原洋人は、ラファエル・テイクセラ、ティモティー・ビッソ、ガシアン・ デラヘイと対戦。大原はオープニングからクリティカルなバックハンド・ターンを披露しヒートを開始。テイクセラは2本の5ポイントを揃えてヒートをリードした。
バックアップを探す大原は3位で後半戦へ。ニード6.66と追い込まれた大原は、優先権を使いスコリング・ポテンシャルのある波を見つけ、残り1分を切ってラストウェイブにテイクオフ。しかしスコアは5.73と僅かに届かず、大原は初戦敗退となった。
ラウンド2のヒート15に登場した脇田泰地はカリビアンレッグで好調なサーフィンを見せていたが、このラウンドではスコアリング・ポテンシャルの波を見つけられずに惜しくも4位で敗退となった。
明日は、女子ラウンド2ではH3に黒川日菜子、H4に前田マヒナ。男子ラウンド4にはヒート1に新井洋人が登場する。
世界を目指す彼らの活躍を期待し、エールを送り続けたい。がんばれ!日本!
http://www.worldsurfleague.com/events/2018/mqs/2666/barbados-surf-pro