【速報】安室丈がWJCで日本人初の表彰台で準優勝の快挙。フィン・マギルとヴァヒネ・フィエロが優勝。

2017WSLジープ・ワールド・ジュニア・チャンピオンシップ・ファイナリスト: 安室丈(JPN)フィン・マギル(HAW)ヴァヒネ・フィエロ(PYF)サマー・マセード(HAW)。

カイアマ、NSW/AUS(2018年1月8日月曜日)アンダー18のWSLジュニア世界チャンピオン決定戦である「2017WSLジープ・ワールド・ジュニア・チャンピオンシップ」大会最終日は、オンショアでバンピーながら3~4フィートにサイズアップしたコンディションでスタート。28ヒートを消化するマラソンデイとなった。

 

 

そんな長丁場のファイナルデイを見事に戦い抜き、見事優勝したのは、ハワイのフィン・マギル(HAW)とタヒチのヴァヒネ・フィエロ(PYF)。

 

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そして、安室丈が日本初のWSLワールド・ジュニア・チャンピオンシップでファイナル進出を果たし、準優勝の快挙を成し遂げた。この記録は、2013年ブラジルでの大原洋人の3位の記録を塗り替えるものである。

 

安室丈  © WSL / Matt Dunbar
安室丈  © WSL / Matt Dunbar

 

昨年、宮崎で行われた「ISA 世界ジュニアサーフィン選手権」の U16で日本人選手として初の金メダルを獲得した安室丈。スモールな難しいコンディションのボンボ・ビーチでも大暴れし、すべてのラウンでビッグスコアをたたき出した彼は、ファイナリストに相応しいサーファーであった。

 

ファイナルでは、圧倒的なサーフィンを見せたフィン・マギルに、コンビネーション・シチュエーションに追い込まれて敗れたものの、WSLワールド・ジュニア・チャンピオンシップのファイナルを戦った史上初の日本人コンペティターとなった。

 

 安室丈 © WSL / Matt Dunbar
安室丈 © WSL / Matt Dunbar

 

「僕は、ファイナルまで勝ち上がれて、本当に満足です。」と、安室は言った。「このイベントの自分の目標はファイナルまで勝ち上がることでした。でも優勝できなくてちょっと残念ですけど。僕はもう1年ジュニアの年齢なので、来年戻ってきて、もう一つ上を目指したいです。」

 

 フィン・マギル(HAW)© WSL / Matt Dunbar
フィン・マギル(HAW)© WSL / Matt Dunbar

 

最後まで失速する気配すら感じさせなかったフィン・マギル(HAW)は、エレクトリック・パフォーマンスを組み立て、8.00と8.90という信じられない2つのエクセレントなウェイブ・スコアでトータルスコア16.90をたたき出した。

 

マギルの巨大なバックサイド・ターンは対戦相手の安室丈をコンビネーションに追い込んで、圧倒的な勝利を決めた。「僕はいま辛うじて話せる感じで、まだ本当に実感が湧かないんです。」と、マギルは言った。

 

フィン・マギル(HAW)(C) WSL / Matt Dunbar
フィン・マギル(HAW)(C) WSL / Matt Dunbar

 

「怪我から復帰した後だったので、今回のイベントで多くの結果は期待していなかったんです。リズムも掴めなくて、なんとかヒートも勝っている感じでした。でも、それがクォーターファイナルですべてが変わり、突然、流れを感じ始めたんです。ファイナルでは良い波を待って、その波で最高のパフォーマンスをするしかないと思っていたんです。」

 

そして、彼はこの勝利をバックドアで大怪我を負ったダスティ・ペインに捧げたいと言った。

 

優勝したタヒチのヴァヒネ・フィエロ(PYF)© WSL / Ethan Smith
女子で優勝したタヒチのヴァヒネ・フィエロ(PYF)© WSL / Ethan Smith
2位となったサマー・マセード(HAW)。(C) WSL / Matt Dunbar
2位となったサマー・マセード(HAW)。(C) WSL / Matt Dunbar

 

西優司と川合美乃里も3位と大健闘。

昨年の25位を大きく上まる3位という結果を手にいれた西優司。(C) WSL / Matt Dunbar
昨年の25位を大きく上まる3位という結果を手にいれた西優司。QFではインタフェアがあったものの強敵コーディ・ヤング(HAW)を破ったが、SFで安室丈に敗れる。(C) WSL / Matt Dunbar
川合美乃里も昨年の5位を上回る3位という素晴らしい結果を出した(C) WSL / Matt Dunbar
川合美乃里も昨年の5位を上回る3位という素晴らしい結果を残した。SFではサマー・マセード(HAW)に惜しくも敗れた。(C) WSL / Matt Dunbar

 

 

本日の日本チーム。上山キアヌ久里朱はハワイのバロン・マミヤ(HAW)にR3で敗退。今大会は13位という結果で終了。西優司はセミファイナルで敗退。今大会は3位。川合美乃里もセミファイナルで敗退。今大会は3位。

 

日本チームの現地リポートは追って掲載いたします。

 

http://www.worldsurfleague.com/posts/289757/its-on-day-7-of-the-world-junior-championship?lv=2

 

ジープ・ワールド・ジュニア・チャンピオンシップ・メンズ・ファイナル結果:
優勝:フィン・マギル(HAW)16.90
2位:安室丈(JPN)11.00

 

ジープ・ワールド・ジュニア・チャンピオンシップ・ウイメンズのファイナル結果
優勝:ヴァヒネ・フィエロ(PYF)13.83
2位:サマー・マセード(HAW)6.36

 

ジープ・ワールド・ジュニア・チャンピオンシップ・メンズ・セミファイナル結果:
ヒート1:安室丈(JPN)11.50 def. 西優司(JPN)5.00(インタフェア)
ヒート2:フィン・マギル(HAW)11.17 def.ジョアン・チアンカ(BRA)11.00

 

ジープ・ワールド・ジュニア・チャンピオンシップ・ウイメンズのセミファイナル結果:
ヒート1:ヴァヒネ・フィエロ(PYF)11.67def タイナ・ヒンケル(BRA)9.00
ヒート2:サマー・マセード(HAW)9.17def 川合美乃里(JPN)7.53

 

ジープ・ワールド・ジュニア・チャンピオンシップ・メンズ・クォーターファイナル結果:
ヒート1:安室丈(JPN)10.17 def.和井田理央(IDN)6.56
ヒート2:西優司(JPN)9.67 def.コーディ・ヤング(HAW)6.83(インタフェア)
ヒート3:フィン・マギル(HAW)16.03 def.バロン・マミヤ8.46
ヒート4:ジョアン・チアンカ(BRA)13.54 def.サミュエル・プポ(BRA)13.07

 

ジープ・ワールド・ジュニア・チャンピオンシップ・ウイメンズのクォーターファイナル結果:
ヒート1:ヴァヒネ・フィエロ(PYF)12:00 def.キラ・ピンカートン(USA)8.10
ヒート2:タイナ・ヒンケル(BRA)9.93 def.メイシー・キャラハン(AUS)9.30
ヒート3:川合美乃里(JPN)12.00 def.ザーリ・ケリー(AUS)8.83
ヒート4:サマー・マセード(HAW)13.74 def.ゾーイ・マクドゥーガル(HAW)9.33