森友二と松田詩野が優勝、スーパーキッズは加藤翔平。WSLジャパン伊勢志摩 プロジュニア
三重県志摩市国府の浜海岸で開催された、2016年のWSLジャパンツアー第6戦のジュニアイベント「伊勢志摩 プロジュニア」が終了。ジュニアで森友二と松田詩野が、スーパーキッズは加藤翔平が優勝した。
大会最終日の会場、朝はどんよりな霧雨。オンショアで波のサイズはモモコシ。朝は上げているが、昼に向けて引く大潮。波数は少ない。セットを含め、波を見極める力があるものが勝ち上がった。
ボーイズでは、脇田泰地を抑えて、安室丈がファイナル進出。また森友二が絶好調だった都築百斗を下してファイナルへ勝ち上がった。 ガールズでは、松田詩野がQFでハイエストスコアをマークした脇田紗良を抑えてラウンドアップ。川合美乃里は、中塩佳那を抑えてセミファイナル進出を果たした。
ボーイズファイナルでは、安室丈と森友二が対戦。スタートからコンスタントに波がブレイクし、交互にパフォーマンスを見せるファイナリスト2名。
オープニングライドで5.33をスコアした安室丈。7.17というファイナルのハイスコアをセカンドウェイブで叩き出した森友二。安室も6.67をスコアして対抗。直ぐさま森友二がバックアップとなる6.80を決め、トータルスコア13.99ポイントでヒートをリードする。
ヒート前半にニード7.30と大差を付けられた安室丈。その後、優先権を持ち、スコアリング・ポテンシャルの高い波を待ち続けた安室丈だったが、彼の前に波は来ず、先手必勝の森友二が見事今シーズン初優勝を決めた。
今シーズンのWJC男子はランキング上位4人が代表選出。千葉の1戦目で優勝の安室丈、今大会優勝の森友ニは、最終戦に出るだけでほぼ確定。残り2枠の争いは、脇田泰地、西優司、村上蓮、村田嵐、都筑百斗らの最終戦の戦いで決まる。※ジュニア・メンズ・ランキングはこちら
女子はランキング上位2人が代表選出。1戦目優勝の野中実波、今大会優勝の松田詩野が一歩リード。しかし、川合美乃里、中塩佳那、脇田紗良が僅差で追いかける展開となる。※ジュニア・ウイメンズ・ランキングはこちら
WSL JAPAN/Pro Jr男女+Grom U12「伊勢志摩 Pro Junior」 Jr Mens 優勝:森友ニ 2位:安室丈 3位:脇田泰地、都筑百斗 Jr Womens 優勝:松田詩野 2位:川合美乃里 3位:脇田紗良、中塩佳那 Grom 優勝:加藤翔平 2位:小松凛輝 3位:休場匠、鳥潟一太 GoPro Hero of the Day:都筑百斗 松田詩野
波が小さくても、しっかりボトムに降りての演技。これ基本です。スピードも出るし、技も大きく見える。優勝おめでとう!
森友ニ
引きに向かえば、ポテンシャルのある波が少なくなるのを見越し、作戦は先攻逃げ切り。プライオリティあるなし関係なく、来る波来る波テイクオフ。それが全て当たった。おめでとう! 加藤翔平
スーパーキッズの名の通り、スーパーでグレイト! この歳で波を見極めて、自分のサーフィンをする。 素晴らしい。 優勝おめでとう! 都筑百斗
今大会で一番、弾けてた。上手かったねー。でも、優勝できなかったのは、波回りと焦りからか自分のサーフィンができていなかった。地力があるだけに次に期待です。 安室丈
この歳で波を待てるのは、すごいね。セミではウェーブカウントも2本。最後の最後で逆転!
ガールズのクオーターファイナルで脇田紗良が9.00のイベントハイスコアを含む、16.33ポイントのイベントハイエストスコアをマーク。
ガールズのファイナルは松田詩野と川合美乃里の対決。松田詩野は前半から7.00をスコア。バックアップを5.37とし、トータルスコアを12.37で、川合美乃里を下して見事優勝した。
4月に湘南で行われた「Billabong Super Kids Challenge」で5位だった加藤翔平が優勝し、2016年のSuper Kidsチャンピオンとなった。
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イベント公式ページhttp://www.worldsurfleague.jp/2016/ise/