フレデリコ・モライスが、2016年のマルティニーク・サーフ・プロで初のQS優勝。大原25位
(現地時間2016年4月24日、日曜日)カリブ海のフランス領、西インド諸島のマルティニークで開催中のWSLメンズQS3,000イベント「マルティニーク・サーフ・プロ」は大会最終日。エクセレントな3~5フィートのコンディションとなったバス-ポワーント・ポイントで、フレデリコ・モライスが、ゴニー・スビサレッタ(ESP)をファイナルで下して優勝した。
Martinique Surf Pro 2016 – 大会最終日ハイライト映像
スローな展開となったファイナルにおいて、二人のサーファーはミディアム・スコアでの対戦。辛抱強くセットの波を待った。ヒート中盤に入ったセットで、モライスは3つのグッド・カーヴィングのコンビネーションを披露。それに対してスビサレッタは小振りな波でプログレッシブ・ムーブを見せた。
そして、セカンド・メジャーセットでパーフェクトなキャンバスを手に入れたモライスは、彼の十八番のソリッドなフォアハンド・パワフル・カーヴィングで8.93をスコアして、ヒートをリード。スビサレッタは反撃したが、惜しくも逆転ならず、フレデリコ・モライス(PRT)が勝利を手に入れた。
「QSイベントで初優勝なんです。ここまで本当に長かったですね。こんな気持ち初めてです。」と、モライスが言った。「今日は、自分が参加したQSイベントではベストと言える波で、リラックスして楽しんでサーフィンしました。この場所は素晴らしいですね。エア、ターン、ビッグ・カーヴィングなど、何でも出来て申し分がないです。この優勝で、今後も頑張って行くためのモチベーションが上がりました。この勢いを続けたいですね。」
際立ったパフォーマンスを見せ、ソリッドなヒート勝利を見せたスビサレッタ。トラディショナルかつプログレッシブなマニューバーで第2位となり、2016年のクオリファイング・キャンペーンにおいて重要な2250ランキング・ポイントを獲得した。
「僕が表彰台に上がったのは、2010年親友のホデイ・コラゾと上がったのが最後だと思います。その時も2位で、僕は本当にこのイベントに勝ちたかった。でもフレデリコはとても良いサーフィンをしていた。彼にお祝いを言いたいです!」と、彼が言った。
「マルティニークは今回が初めてで、人々や波など全てが素晴らしい場所、島がビューティフルでこの場所にまた戻って来たいです。」
第3位タイとなったのはデイヴィッド・シルヴァ(BRA)。イベントを通して、インプレッシブなサーフィンを見せたがセミファイナルで敗退。
ルーク・ハインド(AUS)は、キャリア最高となる第3位入賞。クオリファイング・シリーズ・ランキングで順位をあげてネクスト・イベントへ向った。
また、今回のイベントでラウンド5に勝ち上がった大原洋人は、ヒート4でグリフィン・コラピント(USA)チャーリー・マーティン(GLP)ゴンサーロ・スビサレッタ(ESP)と対戦するも4位で敗退。25位でフィニッシュとなった。
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