都筑百斗が優勝賞金100万円+ベストライド賞獲得! 第2回鵠沼ワールドチャレンジゲームス

都筑百斗が優勝賞金100万円+ベストライド賞5万獲得! 第2回鵠沼ワールドチャレンジゲームス 


都筑百斗が優勝

 

鵠沼の伝統的な大会でもある「鵠沼カップ」と共催で、2回目を迎える「Kugenuma World Challenge Games(鵠沼ワールドチャレンジゲームス)」。鵠沼海岸から世界で戦えるサーファーを育成することを目的にした大会だ。

 


 

今大会は昨年、波不足で延期されていた2015年度のチャンピオンを決める大会で、3月20日(日)の春分の日に、鵠沼の銅像前ポイントで開催された。天候は雨から曇り。波は前日に抜けた低気圧からのウネリが届き、朝は胸肩のサイズと上々。昼からオンショアをくらいサイズダウンするも、選手は素晴らしいパフォーマンスを魅せてくれた。

 

強豪を抑え、優勝し賞金100万円を手に入れた都筑百斗

 

 

参加条件は21歳以下のプロ、アマの選手。今大会のエントリーは鵠沼ローカルでもあり、昨年のディフェンディングチャンピオンの小林直海に加え、堀越力、都筑百斗。昨年のJPSAグランドチャンピオンの仲村拓久未。湘南から佐藤魁、松下諒大、千葉から中塩裕貴のプロに加え、各地からトップアマがここ鵠沼に集結した。

 

第2位の仲村拓久未

 

 

なんと言ってもすごいのはこの大会の賞金額。優勝にはなんと100万円!国内のプロの大会よりも多い賞金が与えられる。これはジュニア世代の大会では、国内一番の大会だろう。そこには「次世代のサーファー」に向けた熱い応援メッセージが受け取れる。

 

昨年の勝者、ナオミは惜しくも3位

 

今大会、アマで目立ったのはセミまで勝ち上がった湘南の内藤遥と中川雅崇に、徳島の上山キアヌ久里朱がプロに混じって善戦。素晴らしい演技を披露してくれた。今年の活躍に期待。

 

ファイナルのエクセレントでベストライディング賞も獲得。モモト

 

 

ファイナルは鵠沼の小林直海、都筑百斗、茅ヶ崎の佐藤魁に仲村拓久未という豪華なメンバー。しかし、潮も上げ込み風はオンで面を乱すコンディション。セミでは抜群のスピードある演技をしていた佐藤魁も、思うように波を掴めず4位。

 

 

佐藤魁は4位

 

昨年の覇者、小林直海は江ノ島よりにポジショニング。それも予選からこのポイントで戦っていたためにこちらを選ぶも、コンディションの変化でポイントが伸びない。迷った挙げ句に河口よりへ移動するが、時遅し、今回は3位という結果。

 

仲村拓久未

 

昨年のJPSAチャンプでもあり、世界実績の経験からも仲村拓久未が優勝候補。セミでは危なかったものの、波が小さくてもワンターンでのリップはサスガの一言。

 

ローカルの意地を見せたモモト。今年は世界を転戦する

 

しかし、それを上回ったのが都筑百斗。少ないライトのセットを見逃さず、これでもかのリエントリー。観客からも、地元からも大きな声援が上がる。積極的に攻めた結果、マキシマム10本を3分前には乗り終えるも、その後、セットらしいセットは入らないまま試合終了。都筑百斗がライバルを押さえ、嬉しい栄冠を手に入れた。おめでとう!

 

合計105万をゲット!モモト!

 

 

ベストライディング賞は都筑百斗が決勝で出した8.00ポイントの演技。これがハイポイントとなり、これでダブル受賞。今大会では合計105万円というビッグボーナスをゲット。インタビューでは、「この賞金は今シーズン、世界を廻る費用に当てる」と笑顔で答えた。

 


 

これにて今大会も無事終了。大会を企画運営する塩坂源一郎氏によると、この大会を湘南にて複数に増やし、ツアー戦としての構想もあるそうで、ジュニアの育成にこれからも役立てたいと熱く語ってくれた。「Kugenuma World Challenge Games(鵠沼ワールドチャレンジゲームス)」これからの動向も要チェックです!

 

豪華なメンツが揃ったファイナリスト

「Kugenuma World Challenge Games 2015」

優勝:都筑百斗       (100万円) ※神奈川県知事杯

2位:仲村拓久未      ( 20万円)

3位:小林直海         ( 10万円)

4位:佐藤魁           (  5万円)

5位:堀越力、松下諒大 (  2万円)

7位:内藤遥、中川雅崇 (  1万円)

 

・  ベストライディング賞

都筑百斗 8.00ポイント (  5万円)

 

取材、撮影:山本貞彦


 

入賞者

第1回鵠沼ワールドチャレンジゲームス第2戦鵠沼カップで優勝したローカルの堀越力はSFで敗退。

バーティカルなバックハンドのリエントリーを見せた松下諒大はセミファイナルで敗退

中川雅崇は第7位。

内藤遥もアマチュアながら第7位と健闘。

千葉の中塩裕貴も出場するもラウンド2で敗退。

昨年の全日本選手権では学連からメンクラスで優勝した石川拳太が出場。

徳島の上山キアヌ久里朱もプロに混じって善戦。


 

大会の最新情報は、Facebookページ
https://www.facebook.com/KugenumaWorldChallengeGames

 

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