ジェレミー・フローレスが、ガブリエル・メディーナを破りビラボン・プロ・タヒチ優勝
チョープー、タヒチ(2015年8月25日火曜日)2015年サムスン・ギャラクシー・ワールド・サーフ・リーグ(WSL)チャンピオンシップ・ツアー(CT)第7戦「ビラボン・プロ・タヒチ」が終了。ジェレミー・フローレス(FRA)が、6フィートのチョープーで行われたファイナルで、WSLチャンピオンに君臨するガブリエル・メディーナ(BRA)を下し優勝した。
Highlights: Flores Takes Tahitian Crown
フローレスの今回の優勝は、キャリア2度目のCT勝利。 ジープ・リーダーボード上で5つランキングを上げ、第7位のポジションへジャンプアップした。
イベントを通して素晴らしいパフォーマーの1人だったフローレスは、ワールドベスト・サーファー のメディーナ、C.Jホブグッド(USA)、ケリー・スレーター(USA)、ウィゴリー・ダンタス(BRA)を倒して、頂点に立った。
「ガブリエル(メディーナ)は本当に駆け引きの上手い選手なので、彼のゲームをすることになるだろうと考えていました。」と、フローレスが言った。
「彼は海の中では本当にアグレッシブなので、僕は更にアグレッシブになるしかないと思っていました。彼には脱帽ですよ。彼はすべてのイベントで驚きのサーフィン見せていて、今回もその最もハードなヒート1つでした。」
今日の勝利はフローレスにとって、今年のフィジー・プロ3位をバックアップするもので、ここ数年の予想外のCTツアーでの結果に終始を打つものとなった。そしてCT優勝は、2010年のビラボン・パイプマスターズ以来となる。
さらに驚くべきことに、フローレスはフリーサーフィン中に負った頭部の大怪我のために前回のJベイ・オープンを欠場。脅威の回復力を見せて、コンペティションに復帰。今回のタヒチではヘルメットを着用して試合に臨んだ。
「あのファイナルの9.87は、自分をスタートさせる波でした」と、フローレスは続けた。「かなり緊張して、波を待っていました。でも僕は、たとえヒートに敗れたとしても、ここでアウトにいる世界で最も幸運な人であることを思い出したんです。それで冷静さをキープしようとしていたんです。」
「この2年というもの、自分の納得いく結果を残せていませんでした。でも、それより重要なことは、自分が楽しんでいなかったという事です。」と、フローレスが言った。
「サーフィンは世界で最も美しいスポーツです。もし、そのサーフィンを楽しんでいないなら、何かに間違いがあるはずです。自分は考え方を変えて、リスタートする必要があったのです。
僕は、自分の家族と愛するものと一緒にいる事によって、 そうすることが出来ました。 彼らのために楽しむ事が出来るようになって、以前のようにハングリーになれたんです。今年、僕は勝つためにパドルアウウトしています。」
ファイナルでフローレスは、ファースト・ウェイブでパーフェクトに近い9.87をスコア。メディーナにプレッシャーを与えた。フローレスは更にバックアップにソリッドな7.00をスコア。完全にファイナルをコントロールした。
メディーナはチューブで7.17をスコアし反撃するも、逆転にはエクセレントの9.17が必要だった。最後までスコアリング・ウェイブを探し続けたメディーナだったが、逆転する事は出来ずフローレスが勝利を掴んだ。
「僕はスタートでジェレミー(フローレス)に 優先権を渡すミスをしてしまいました。」と、メディーナが言った。「海はあまりにスローで、僕はそのスコアを見つけることができなかった。とはいえ2位は嬉しいですね。そして、怪我から復活したジェレミーが優勝して嬉しいです。表彰台に戻れて最高ですよ。タフなヒートでした。もっと波が来てくれって祈っていました。でも今回の結果には満足しています。」
第2位メディーナも、ジープ・リーダーボード上で第15位から第10位のポジションへとジャンプアップ。今回の第2位はメディーナにとって今シーズンのベスト結果。2014年のビラボン・パイプ・マスターズ以来のファイナル進出である。
惜しくも第3位となったのはオーウェン・ライト(AUS)とカイ・オットン(AUS)。ライトは今回のセミファイナル進出で世界ランキング第3位へ。
また、ビラボン・プロ・タヒチの素晴らしいサーファーを毎年称える「アンディ・アイアンズ最優秀パフォーマンス賞」。過去の勝利者は、オーウェン・ライト(2014)、ジョン・ジョン・フローレンス(2013)、リカルド・ド・サントス(2012)、ジェレミー・フローレス(2011)。
今年の賞は、そのコミットメント、情熱と勇気を見せた、元イベント勝利者で2001年のWSLチャンピオンであるC.J.ホブグッド(USA)へ渡された。
2015年のサムスン・ギャラクシーWSLチャンピオンシップ・ツアーのネクスト・ストップは、2015年9月9日 ― 20日、カリフォルニアのトラッスルズで行われるハーレー・プロとなる。
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オフィシャルサイトはこちら。
http://www.worldsurfleague.com/events/2015/mct/1267/billabong-pro-tahiti
ビラボン・プロ・タヒチ・ファイナル結果:
優勝:ジェレミー・フローレス(FRA)-16.87
2位:ガブリエル・メディーナ(BRA)-13.20
ビラボン・プロ・タヒチ・セミファイナル結果:
SF 1:ガブリエル・メディーナ(BRA)16.63 def.オーウェン・ライト(AUS)8.70
SF 2:ジェレミー・フローレス(FRA)15.86 def.C.Jホブグッド(USA)8.93
ビラボン・プロ・タヒチ・クオーターファイナル結果:
QF 1:オーウェン・ライト(AUS)16.93 def.イタロ・フェレイラ(BRA)15.94
QF 2:ガブリエル・メディーナ(BRA)15.64 def.カイ・オットン(AUS)11.00
QF 3:C.J.ホブグッド(USA)12.90 def.ジョシュ・カー(AUS)11.16
QF 4:ジェレミー・フローレス(FRA)16.83 def.ケリー・スレーター(USA)15.66
ビラボン・プロ・タヒチ・ラウンド5結果:
ヒート1:イタロ・フェレイラ(BRA)15.00 def.フリーペ・トリード(BRA)00.00
ヒート2:カイ・オットン(AUS)13.50 def.ブルーノ・サントス(BRA)11.76
ヒート3:C.Jホブグッド(USA)14.36 def.アリツ・アランブルー(ESP)14.00
ヒート4:ジェレミー・フローレス(FRA)13.37 def.ウィゴリー・ダンタス(BRA)13.21
2015WSLジープ・リーダーボード・トップ5(ビラボン・プロ・タヒチ後):
1:エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)34,950pt
2:ミック・ファニング(AUS)34,700pt
3:オーウェン・ライト(AUS)34,400pt
4:ジュリアン・ウィルソン(AUS)33,200pt
4:フリーペ・トリード(FRA)33,200pt