6-10フィートのジェフリーズ・ベイでミック・ファニング(AUS)が今季2勝目を上げる。
ジェフリーズ・ベイ、サウス・アフリカ(2014年7月19日土曜日):2014年のサムスン・ギャラクシーASPワールド・チャンピオンシップ・ツ アー(WCT)第6戦となる「Jベイ・オープン」は、4日連続のレイデイを経て、待ちに待ったグランドスウェルが到着。今季最大とも言われたスウェルは激しいオフショア・ウインドを伴った6~10フィートのコンディションとなり、そんな中で行われたスリリングなファイナルで、ミック・ファニング(AUS)が今シーズン2度目の勝利を手に入れた。
完璧なコンディションでの歴史に残る激戦となったファイナルは、3タイムASPワールド・チャンピオンとして君臨するファニングが、親友のジョエル・パーキンソンと対戦した。
最高の土曜日となったジェフリーズ・ベイは、6~10フィートの波で世界最高峰のサーファー達を迎え入れ、何千もギャラリーは、12名に絞られた選手の素晴しいパフォーマンスに魅了された。また、サーフィン・レジェンドのトム・カレン(USA)とマーク・オクルーポ(AUS)も、ASPヘリテージ・シリーズとして、Jベイのクラシック・ウォールをサーフした。
Highlights: J-Bay Open Final Day Delivers
ジェフリーズ・ベイで3度目(2006年と2002年)となった今回のミック・ファニング(AUS)の勝利は、今シーズン2度目。そして、ASP WCTランキングNo.3へと彼を押し上げた。
ファイナルヒートのファニングは、最初の波で、ダブル・バレルとパワフル・カーヴィングをメイクして、エクセレントな9.00をマーク。さらに洗練されたスキルでセカンド・ソリッド・スコアを揃え、2ウェイブ・ヒート・トータル17.00でパーキンソンを大きく引き離した。ヒート中盤にはコンビネーションに追い込まれた、2012年のASPワールド・チャンピオンであるパーキンソンだったが、後半に入り7.43と6.17のライドで巻き返すも、逆転に必要な9.57ポイントの波は見つけることは出来なかった。
「僕がジョエル(パーキンソン)とJベイのファイナルを戦えるなんて、夢にも思わなかった。」と、ミック・ファニングが言った。「疲れたけど、夢のような一日だったね。」と、ミック・ファニングが言った。「ジョエルは自分の大好きなサーファーで、自分の大親友のひとり。我々は子供の頃からお互いのことを良く知っていたんだ 。素晴しい波の一日で最高だった。ここでサーフ出来たことを感謝したい。そして、この場所で再びコンテストを開催してくれたASPに本当に感謝したい。」
ジョエル・パーキンソン(AUS)は今シーズン2度目の第2位となり、ASP WCTランキングNo.2へとランクアップした。ジェフリーズ・ベイでは、2度の勝利者(1999、2009)であるパーキンソンは、マット・ウィルキンソン(AUS)、エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)を下して、ファイナルまで勝ち上がった。しかしファイナルでは、逆転するためにパーフェクトに近いスコアが必要だった。
「それは素晴らしいヒートだった。そして、ミック(ファニング)は本当に素晴らしいサーファーである」と、ジョエル・パーキンソンが言った。「僕は間違った判断をし、良い波を掴むことが出来なかった。優勝出来るに越したことはないけど、素晴しい波でのブリリアントとな一日だった。」
Parko Finds a Perfect 10 at Supertubes
マット・ウィルキンソン(AUS)は、ジョエル・パーキンソン(AUS)によって、Jベイ・オープンのファースト・セミファイナルに敗れた。先日のミスタープライス・プロ・バリートで第2位となったウィルキンソンは、その勢いのまま今回はセミファイナル進出。ランキングも21位へアップさせた。
そのスリリングなクラッシュは、パーキンソンがソリッドな2ウェイブ・トータルをスコア。ウィルキンソンを大きく引き離した。残り時間7分を過ぎて、パーキンソンはプライオリティーを使い、ビッグカーヴィングとダブルバレルでパーフェクト10をスコア。ウィルキンソンも9.77で反撃するも、パーキンソンを逆転することは出来なかった。とはいえ、ウィルキンソンの第3位という結果は、彼にとって今シーズンのベストとなった。
「セミファイナルをメイク出来て最高です。」と、マット・ウィルキンソンが言った。「今年はここまで、結果らしいものは残せずに来ました。でも今回はヒート毎に調子が上がって行くのを感じましたね。多くの人々のサポートに本当に感謝したいです。」
オーウェン・ライト(AUS)はセカンド・セミファイナルで、イベント勝利者ミック・ファニング(AUS)と対戦。そして、第3位となり、ランキングNo.11へランクアップした。激しくバックサイド・スナップを武器に、クオーターファイナルではASPワールドNo.1のガブリエル・メディーナ(BRA)を破ったライトだったが、ファニングを止めることは出来なかった。
「ヒートのスタートから間違った波を選んでしまった。それが敗因だと思います。」と、オーウェン・ライトが言った。「ミック(ファニング)は、ヒートへのアプローチが冷静だった。Jベイで試合をやらせてもらうことは特権だと感じますね。これは自分にとってベストイベントです。つねに集中することを心掛け、それに時間を費やして来たことで、成果が出たんだと思います。」
Tom Curren Puts Stamp on J-Bay With a Perfect 10
伝説のサーファー、トム・カレン(USA)とマーク・オクルーポ(AUS)は、今回の南アフリカでデビューとなったASPヘリテージ・シリーズで多くのギャラリーの前でヒートを戦った。サーフィンというスポーツに貢献したアスリートを誉め称え、リスペクトすることを目指して、アイコニック・サーファーによるリマッチを行うもの。
3タイムASPワールド・チャンピオン(1985、1986、1990)であるカレン、1999年のASPワールド・チャンピオンであるオクルーポは、完璧なJベイ・コンディションで戦った。カレンの力みの無いフォアハンドのアプローチに対し、オクルーポは歴史に残るバックハンド・アタックを披露。カレンは、3つの巨大なカーヴィングとディープ・バレルでパーフェクト10を記録。オクルーポをコンビネーション・シチュエーションへ追い込んで、勝利した。
「Jベイが大好きなんですよ。波は素晴しいし、人々も最高です。」と、トム・カレンが言った。「このような素晴しいコンディションで、彼らのサーフィンを見られるなんて、本当に最高だと思います。あの10ポイント・ライドは我を忘れましたね。本当に良い波でした。今日は先日他界したソニー・ミラーの誕生日で、僕は、これを彼に捧げたい。」
Jベイ・オープンは2014年7月10日木曜日から7月21日までの期間、aspworldtour.comを通してウェブキャストされた。
http://www.aspworldtour.com/events/2014/mct/674/j-bay-open
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Jベイ・オープン・ファイナル結果:
ミック・ファニング(AUS)17.00 def.。
ジョエル・パーキンソン(AUS)13.60
Jベイ・オープン・セミファイナル結果:
セミファイナル1:ジョエル・パーキンソン(AUS)18.83 def.マット・ウィルキンソン(AUS)15.54
セミファイナル2:ミック・ファニング(AUS)17.00 def.オーウェン・ライト(AUS)12.50
Jベイ・オープン・クオーターファイナル結果:
クオーターファイナル1:ジョエル・パーキンソン(AUS)14.50 def.エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)10.33
クオーターファイナル2:マット・ウィルキンソン(AUS)17.83 def.タジ・バロウ(AUS)16.44
クオーターファイナル3:オーウェン・ライト(AUS)17.40 def.ガブリエル・メディーナ(BRA)16.07
クオーターファイナル4:ミック・ファニング(AUS)16.66 def.アレホ・ムニーツ(BRA)9.67
Jベイ・オープン・ラウンド5結果:
ヒート1:エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)10.33 def.ジョシュ・カー(AUS)9.04
ヒート2:タジ・バロウ(AUS)12.83 def.コロヘ・アンディーノ(USA)9.34
ヒート3:ガブリエル・メディーナ(BRA)11.17 def.C.Jホブグッド(USA)11.10
ヒート4:ミック・ファニング(AUS)15.67 def.フレデリック・パターチア(HAW)8.13
Jベイ・オープン・ヘリテージ・シリーズ結果:
トム・カレン(USA)18.83 def.マーク・オクルーポ(AUS)12.16