ミック・ファニング(AUS)が、2013年のASPワールド・タイトルを獲得。

ミック・ファニング(AUS)が、2013年のASPワールド・タイトルを獲得。 


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ファニング/kirstin

 

バンザイ・パイプライン、オアフ/ハワイ(2013年12月14日土曜日)ミック・ファニング(AUS)は、素晴しいコンディションで行われた「ビラボン・パイプ・マスターズ in Memory of Andy Irons」で3度目のASPワールド・タイトルを獲得した。2013のASPワールド・チャンピオンシップ・ツアー(WCT)シーズン、ビラボン・パイプ・マスターズは、ソリッドな10~15フィートのコンディションとなり、クライマックスに達した。

 

ファニングは、ラウンド5でC.Jホブグッド(USA)、クオーターファイナルでヤイディン・ニコル(AUS)に対し、どちらのヒートもヒート終了間際のラストウェイブで大逆転。ケリー・スレーター(USA)のファイナルデイのヒートを前に彼のキャンペーンを封じ込め、今シーズンの頂点を獲得した。

 

天国にいるアンディがミックに波を届けたのか。kirstin

 

最高なタイミングで、あの波は入って来た。自分にとってマジック・モーメントだった。

 

「それは簡単ではなかった」と、ファニングがホブグッドとのラウンド5のあとに言った。「ワールドタイトルを勝ち取りたければ、すべてを境界線上に置かなければならない。僕は最後のあの波を掴む前の28分間、滅茶苦茶にやられていた。ビーチにいる皆が、セットが入ったのを口笛で知らせるのが聞こえて、あの波は入って来た時に、良い波になると分かったね。セカンド・リーフからテイクオフして、ファースト・リーフで本当に良いセクションをセットアップした。最高なタイミングで、あの波は入って来た。自分にとって、マジック・モーメントだった。」

 

奇跡の大逆転で3度目のワールドタイトルを獲得した。/cestari

 

クオーターファイナルでニコルと対戦したファニングは、バックハンドでパイプラインで多くのハイ・スコアをマークしたニコルにアドバンテージをとられた。ヒート終了間際までエクセレントなスコアを必要としていたファニングは、セカンド・リーフのセットにドロップ。ものすごくディープなバックハンド・バレルをセットアップ。そのファイナル・ウェイブで9.70をスコアして大逆転。セミファイナルへ勝ち上がることで、2013年のASPワールド・タイトルを獲得した。

 

本当に嬉しそうだったファニング。/kirstin

 

チャンスが来れば、それを掴めると自分を信じていたんだ。

 

「世界タイトルは、まる1年かかるものである。しかし時にファイナル・デイとファイナル・ヒートに要約されると感じることもある。」と、ファニングが言った。「今日、妻のカリッサと母親には、一生分のストレスを与えたと思う。今だからそうは思うけど、自分自身は全く気にしていなかった。自分が何をしなくてはならないのか分かっていたし、チャンスが来れば、それを掴めると自分を信じていたんだ。チャンスは、その両方のヒートでやって来た。信じがたいフィーリングだよ。僕は一年中楽しんでいた。そして、今日パイプラインでタイトルを獲得出来たことは、自分にとってこの上なく特別なものになったよ。」

 

ミック・ファニング2013 ASPワールド・チャンピオンシップ・ツアー結果:

 

クイックシルバー・プロ・ゴールド・コースト:3位タイ
リップ・カール・プロ・ベルズ・ビーチ:5位タイ
ビラボン・リオ・プロ:3位タイ
ボルコム・フィジー・プロ:2位
オークリー・プロ・バリ:5位タイ
ビラボン・プロ・タヒチ:3位タイ
ハーレー・プロ:9位タイ
クイックシルバー・プロ・フランス:優勝
リップ・カール・プロ・ポルトガル:5位タイ
ビラボン・パイプライン・マスターズ:3位タイ

 

スレーターは、ファニングがクオーターファイナルで2013年のASPワールド・タイトルを決定したあと、セバスチャン・ジーツ(HAW)と対戦。スレーターのヒート前に決着がついてしまった。「ミック(ファニング)に刺激されたエキサイティングなフィニッシュになった。」と、スレーターが言った。「ミックは、一年を通して集中していた。今シーズンのどの部分が上手く行かなかったは正確に示すことは難しいね。タヒチで怪我をして、おそらくトラッスルズの前にもっとリハビリをしておくべきだった。ヨーロッパでは、あまり良い感じではなかった。世界タイトルは一年間のこと。サーフィンとしては素晴しい1年だった。パイプラインの素晴らしい波で終わることが出来てエキサイトしたよ。」

 

最終的に、ビラボン・パイプライン・マスターズのファイナルは、トリプルクラウンを獲得したジョン・ジョン・フローレンスと、セミファイナルで10ポイントをスコアしたケリー・スレーターの戦いとなり、パイプへハードなチャージを見せたケリーが7度目のパイプマスターに輝いた。コンテストの詳細はこちらから。

 

 

 

http://vanstriplecrownofsurfing.com/billabongpipemasters2013/live-jp

 

 

トリプルクラウン第3戦/ASP-WCT最終戦「ビラボン・パイプ・マスターズ」
12月8日~20日、バンザイ・パイプライン
賞金:450,000ドル
ディフェンディング・チャンピオン:ジョエル・パーキンソン(オーストラリア)