ASP-WCT第6戦「Jベイ・オープン」のオープニング・デイはジョディ・スミスの独り舞台。

ASP-WCT第6戦「Jベイ・オープン」のオープニング・デイはジョディ・スミスの独り舞台。 


Jordy Smith (ZAF) scores the first Perfect 10 of the competition.Image: ASP / Kirstin Scholtz

 

ジェフリーズ・ベイ、サウス・アフリカ(2014年7月10日木曜日):2014年のサムスン・ギャラクシーASPワールド・チャンピオンシップ・ツアー(WCT)第6戦となる「Jベイ・オープン」がスタートした。イベントは、エクセレントな5~7フィートのコンディションで、ラウンド1から、ラウンド2の最初の4ヒートまでが行われた。

 

今日のオープニングデイのショーを独占したのは、ディフェンディング・イベント勝利者のジョディ・スミス(ZAF)。スミスは、コンペティション初のパーフェクト10をマークしただけでなく、今シーズンのハイエスト2ウェイブ・トータル19.80という驚愕のスコアをマークしたのだった。

 

ヒートがスタートすると、僅か10分足らずで連続して波を捕らえ、19.30のポイントを達成したスミスは、ローカル・ナレッジを使い、シームレスなカーヴィングと巨大なフローターの素晴らしいコンビネーションを見せ、最後はチューブライド。それは熟知した自分の庭での圧倒的なパフォーマンスだった。

 

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ジョディ・スミスのパーフェクトヒート

 

「ジェフリーズ・ベイにコンテストが戻ってきて、本当に素晴しい気分です。」と、ジョディ・スミスが言った。「それはサーファーだけでなく、地元の人々にも言えることで、子供たちにとっては、自分のヒーローが目の前でサーフィンすることが見れるわけですから、最高です。

 

ここは世界のベスト・ライトハンド・ポイントの1つで、そこにイベントが戻って来たことは、本当に信じられないほどです。僕は7歳の時からここに来ていますが、僕には波とJベイの街の人々との本当のコネクションがある。自分はここに来れて本当に嬉しいしハッピーです。ASPがイベントをここで再び開催してくれることを本当に感謝したい。」

 

 

コンペティションのファースト・ヒートは、セバスチャン・ジーツ(HAW)、ディオン・アトキンソン(AUS)、 ミック・ファニング(AUS)というレギュラーフッターのバトルとなり、スタート・ホーンを聞き終えると、それぞれが波を見つけた。オープニング・イクスチェンジのベストを手に入れたのはハワイアンのジーツ。

 

君臨する3タイムASPワールド・チャンピオンで、二度のJベイ・オープン・ウイナーであるファニングは、ヒートを通して果敢に攻め続け、最終的には彼のシグネチャー・フォアハンド・アタックで7.00と6.43をマークした。更にファニングはエクセレントの8.00をマーク。Jベイで彼の強さを証明するヒートとなった。

 

「ここでヒートに勝つことは、とてもスペシャルなこと」と、ミック・ファニングが言った。「成長して、その成果を試したい波の1つです。Jベイでのヒートはいつも思い出しますね。スローなスタートでしが、自分のリズムを見つけて、2つのグッド・ウェイブを手に入れることができました。ジョディ(スミス)はここ何年かでイベントを完全に支配しているので、彼は強敵です。」

 

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J-Bay 2014 Day 1 Highlights

 

 

二度のJベイ・オープン勝利者であるジョエル・パーキンソン(AUS)は、ラウンド1のラストウェイブで凄まじいバレルライドで9.10をスコアするも、僅差でグーフィー・フッターのカイ・オットン(AUS)に敗れ、ラウンド2を強いられた。しかしカレントASPワールドNo.5のパーキンソンは、ラウンド2でブレット・シンプソン(USA)を退け、ラウンド3へ勝ち上がった。

 

「風が強くなって、ラウンド2でコンディションは変わった。だからちょっと苦労したね。」と、ジョエル・パーキンソンが言った。「僕はジョディ(スミス)が彼のヒートで見せたような、ビッグウォールを夢見ていた。でも残念なことに、自分のヒートの波はウェイブ・フェイスは本当にフラットで、リップは全く短かった。それでもJベイは楽しいね。しかし、シンプルに自分のベストを尽くさなくてはならない。」

 

ラウンド1のヒート6では、11タイムASPワールド・チャンピオンのケリー・スレーター(USA)が、ツアールーキーのミッチ・クルーズ(AUS)とローカル・サーファーでイベント・ワイルドカードのディラン・ライトフット(ZAF)を下し、ラウンド3ダイレクトにラウンド3へ勝ち上がった。

 

「Jベイに戻って来れて最高だね」と、ケリー・スレーターが言った。「この場所が大好きで、スーパーチューブスでは本当にスペシャル・モーメントを経験したよ。それは神秘的な波で、世界の伝説だよ。と同時にタフな波で、スピードを上げ、セクションを選んで、波を追い越さねばならない。」

 

その他に、ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)は、本日のベストエアとなった、マッシヴなフィン・スロー・リバースのエアリアルをメイク。カレントASPワールドNo.1のガブリエル・メディーナ(BRA)は、ラウンド2を強いられるも、ローカル・ワイルドカードのディラン・ライトフット(ZAF)を下して、ラウンド3へ。好調なコロヘ・アンディーノやミシェル・ボレーズも順当にラウンドアップ。ラウンド2を強いられたジュリアン・ウイルソンもアリーウープで9.33をマークし、ラウンド3へ勝ち上がっている。

 

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Wilson Scores a 9.33 in Round 2 of J-Bay Open

 

Jベイ・オープンは7月10日木曜日から2014年7月21日までの期間、aspworldtour.comを通してウェブキャストされる。

 

http://www.aspworldtour.com/events/2014/mct/674/j-bay-open

 

最後の編集: 2014年7月11日 5:49 PM