ASP-WCT第6戦「Jベイ・オープン」はチャレンジング・コンディションで番狂わせが続出

ASP-WCT第6戦「Jベイ・オープン」はチャレンジング・コンディションで番狂わせが続出 


Joel Parkinson (AUS) . Image: ASP / Kelly Cestari

 

ジェフリーズ・ベイ、サウス・アフリカ(2014年7月14日、月曜日):2014年のサムスン・ギャラクシーASPワールド・チャンピオンシップ・ツ アー(WCT)第6戦となる「Jベイ・オープン」は既にラウンド2までが完了。昨日のレイデイから本日はウエイティング後にラウンド3からスタート。ラウンド4までが終了した。

 

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J-Bay 2014 Day 3 Highlights

 

3~5フィートのスーパーチューブスは、チャレンジング・コンディションとなり、トップ・シードが破れる番狂わせが多発した。そんな中で、二度のJベイ・オープン勝利者であるジョエル・パーキンソン(AUS)は、本日のファースト・ヒートで2010年のJベイ・オープン第2位のオーストラリアのアダム・メリングと戦った。

 

パーキンソンはヒートを通してより選択的なアプローチを見せ、メリングの8ウェイブに対し、半分の4ウェイブだけで勝負した。カレントASPワールドno. 5のパーコは、終始ヒートをコントロール。ファースト・ライドでは7.00を記録、ソリッドなリードのまま勝ち上がった。さらにパーキンソンはラウンド4でジョシュ・カーとタジ・バロウと対戦。1位でラウンドアップし、クオーターファイナル進出を決めた。

 

「Jベイは自分の心の中の特別な場所をなんです」と、ジョエル・パーキンソンが言った。「自分の目標はいつも最終日まで残ること。マザーネイチャーが我々に素晴らしいウェイブを届けてくれることを願いたい。」

 

 

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Wilkinson’s 9.33 Slater Slayer

 

ジョディが、ケリーが敗退する番狂わせが続出

 

先週まで行われていたASP-QSプライム・イベント「ミスタープライス・プロ・バリート」で第2位となった、グーフィー・フッターのマット・ウィルキンソン(AUS)は、本日最大の番狂わせを引き起こした。ウィルキンソンは、11-タイムASPワールド・チャンピオンのケリー・スレーター(USA)に対し、ヒート開始直後からリードを奪い、ヒートの前半を通して、彼のポジションを保持した。

 

カレントASPワールドno. 3のスレーターは、その差を縮めることに成功したものの、ヒート中盤で彼は逆転するために6.34を必要とした。そして再びセットが入り、ウィルキンソンは9.33をスコア。スレーターをコンビネーション・シチュエーションに追い込んだ。スレーターはギャラリーを喜ばせるアーリーウープをチャージ。ウィルキンソンは次のセット・ウェイブでもクリーンなスナップを見せ、最終的に2本目の9ポイントをマークして勝利を手に入れた。

 

ウィルキンソンは、エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)とコロヘ・アンディーノ(USA)とのラウンド4に勝って、クオーターファイナル進出を決めた。「誰もケリー(スレーター)に対するヒートを楽しみにはしないと思いますよ。自分のバックハンドと自分のボードは本当にソリッドなフィーリングです。」と、マット・ウィルキンソンが言った。

 

「 Jベイで勝つことは誰でも、とてもハードです。ケリーに対してグッド・ウェイブをつかむ必要があることは分かっていました。勝ち上がれて最高ですね。」

 

「僕はファースト・イクスチェンジから慌てていたんだ。」と、ケリー・スレーターが言った。「マットはファースト・ウェイブから、完全に波とのリズムを掴んでいたね。全てのセットにおいて、彼がより良い波を掴むサイクルにはまった。もう少しリラックスするべきで、多分アウトでセット待つべきだった。失敗したと思う。ここまでの自分の成績は一貫性はあったものの、それほど良いものではないよ。これが終了した時点で、残りのシーズンが見えて来るんじゃないかな。」

 

 

ジェフリーズ・ベイのラウンド3ヒート11では、本日2つ目の巨大な番狂わせが発生。ディフェンディング・イベント勝利者で絶好調のジョディ・スミス(ZAF)が、C.Jホブグッド(USA)にまさかの敗退を喫した。

 

ヒート開始直後からミッド・レンジ・スコアを手に入れたホブグッドが前半をリード。ヒート中盤にエクセレントの8-ポイント・ライドでホブグッドを捕まえたスミスだったが、バックアップ・スコアが見つけることが出来ず、再び逆転されヒート終了となった。

 

「 僕が世界のベスト・サーファーに対して、彼らののホームスポットでサーフィン出来ることをとても幸せだとを実感する」と、C.Jホブグッドが言った。「興奮するね。ベストなサーフィンが自分でやれているのが分かるよ。信じられない思いでアウトに居た。ジョディ(スミス)が波に乗るとビーチが大盛り上がり。僕は自分自身のモチベーションをキープしようとしていたんだ。」

 

また、ラウンド3のファイナル・ヒートでは、カレントASPワールドno. 2ミシェル・ボレーズ(PYF)が、アレホ・ムニーツ(BRA)に破れる波乱の展開。好調なムニーツはその勢いでラウンド4を1位通過を果たし、今シーズン初のクオーターファイナル進出を果たした。

 

Jベイ・オープンは7月10日木曜日から2014年7月21日までの期間、aspworldtour.comを通してウェブキャストされる。

 

http://www.aspworldtour.com/events/2014/mct/674/j-bay-open

 

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Jベイ・オープン・ラウンド3結果:
ヒート1:ジョエル・パーキンソン(AUS)14.83 def.アダム・メリング(AUS)8.50
ヒート2:ジョシュ・カー(AUS)11.73 def.ミゲール・プポ(BRA)10.77
ヒート3:タジ・バロウ(AUS)12.74 def.エイドリアン・バカン(AUS)12.33
ヒート4:エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)15.04 def.セバスチャン・ジーツ(HAW)14.37
ヒート5:コロヘ・アンディーノ(USA)13.30 def.ジュリアン・ウィルソン(AUS)11.10
ヒート6:マット・ウィルキンソン(AUS)18.36 def.ケリー・スレーター(USA)15.37
ヒート7:ガブリエル・メディーナ(BRA)15.46 def.アリツ・アランブルー(ESP)15.17
ヒート8:オーウェン・ライト(AUS)13.40 def.ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)8.00
ヒート9:フレデリック・パターチア(HAW)11.60 def.ナット・ヤング5.44(USA)
ヒート10:ミック・ファニング(AUS)16.33 def.カイ・オットン(AUS)10.27
ヒート11:C.Jホブグッド(USA)14.00 def.ジョディ・スミス(ZAF)13.87
ヒート12:アレホ・ムニーツ(BRA)11.50 def.ミシェル・ボレーズ(PYF)10.60

 

Jベイ・オープン・ラウンド4結果:
ヒート1:ジョエル・パーキンソン(AUS)16.44、ジョシュ・カー(AUS)8.47、タジ・バロウ(AUS)8.40
ヒート2:マット・ウィルキンソン(AUS)14.34、コロヘ・アンディーノ(USA)12.17、エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)10.37
ヒート3:オーウェン・ライト(AUS)15.60、ガブリエル・メディーナ(BRA)13.76、フレデリック・パターチア(HAW)13.70ヒート4:アレホ・ムニーツ(BRA)12.57、ミック・ファニング(AUS)12.40、C.Jホブグッド(USA)10.50

 

Jベイ・オープン・ラウンド5マッチアップ:
ヒート1:ジョシュ・カー(AUS)対エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)
ヒート2:コロヘ・アンディーノ(USA)対タジ・バロウ(AUS)
ヒート3:ガブリエル・メディーナ(BRA)対C.Jホブグッド(USA)
ヒート4:ミック・ファニング(AUS)対フレデリック・パターチア(HAW)