ASP6スター「SATAエアライン・アゾレス・プロ」で
辻裕次郎はラウンドオブ48で惜しくも敗退。
プライア・デ・サンタバーバラ、サンミゲル、アゾレス諸島(2012年9月6日木曜日)ポルトガル領の群島であるアゾレス諸島のサンミゲル島にて開催中のASP6スター「SATAエアライン・アゾレス・プロ」は大会3日目。3-4フィートのグッドコンディションのなか、ラウンド2のROUND OF 96のヒート5からスタートし、ROUND OF 48のヒート8までが行われるマラソンデイとなった。
そんな中で、ラウンドオブ96のH-12には大野修聖、H-15に辻裕次郎、H-18に大澤伸幸が登場した。ウィゴリー・ダンタス(BRA)、ネイザン・ヘッジ(AUS)、ディロン・ペリロー(USA)と対戦した辻裕次郎はスタートからセットのライトを掴み、クリティカル・セクションに当て込むバックハンド・リエントリーで7.00をスコアして幸先の良いスタートを切る。鋭いバックハンド・サーフィンが得意のウィゴリー・ダンタスも7.27をスコアし、辻に応戦する。辻はレフトの波でも4.23をスコアし、トップに躍り出る。ヒートをリードする辻。しかしそんなスコアで安心出来る対戦相手でないことを充分承知の辻裕次郎は、ハイリスクの技にトライするもインコンプリート。そしてウィゴリー・ダンタスが再びハイスコアをマークしてトップへ躍り出る。そのまま2位を死守した辻は見事ラウンドアップを果たした。
カイオ・イベリ(BRA)、ステュー・ケネディ(AUS)、ティール・ヴァナー(AUS)と対戦した大澤伸幸(JPN)。じっくり波を待った大澤伸幸は、6.17でヒートをスタート。後半に入り再びライトの波で激しいリエントリーを決めて4.73をスコア。ヒートスコア10.90で、8.00をスコアしたカイオ・イベリに次いで2位を奪う。しかしステュー・ケネディ(AUS)が後半に猛反撃。大澤伸幸は3位を強いられる。大澤が逆転に必要なスコアは4.80。そこで大澤はエアリバースを決めて4.07をスコアすも、異常なまでにシャープなターンを繰り返すケネディは8.30をスコアしてトップを奪還。大澤伸幸は大差をつけられ惜しくも敗退となった。また、フリーペ・トリード(BRA)、タナー・グダスカス(USA)、ピーターソン・クリサント(BRA)といった超強者と対決した大野修聖も、全く彼らしいサーフィンが見せられぬまま4位で敗退。
続けて行われたラウンドオブ48ではヒート7でディオン・アトキンソン(AUS)、ヴィンセント・デヴィニャック(FRA)、サンチァゴ・ムニーツ(ARG)と対戦した辻裕次郎。思うような波を掴めないまま後半に入り、インタフェアを侵して万事窮す。4位敗退で37位、380ポイントと賞金$ 1,200を獲得した。
「いつも、何かのせいにして逃げる自分に、やっと正面から向き合えるきっかけを作ってくれたRound of 48だったと思います。6star、9位という自己ベストを今回は更新できる自信があったから自分に腹が立つし本当に悔しい結果。ただ、そこで得た物はとても大きいと信じて、これからも諦めず挑戦し、成長していきたいと思っています。」と自身のFBでコメントを残した。
彼らの活躍を期待し、彼らにエールを送り続けたいと思う!頑張れ日本!
ライブはこちら。 http://azores.aspeurope.com/live/