【速報】パナマで開催されたISA World Surfing Games 2013で大村奈央が5位。

ISA World Surfing Gamesで大村奈央が5位。 


Nao Omura. Credit: ISA/ Michael Tweddle

5月12日日曜日、サンタカタリーナ、パナマ

ISA World Surfing Games 2013 のファイナルデイ。コンテストは、昨日よりサイズアップし、無風のクリーンなコンディションでスタート。大村奈央のウイメンズ・リパチャージ6のヒート1は現地時間6時40分にスタート。スイスのレイチェル・ミード、ナタリー・ベルノルドの3人ヒートを戦った。スローなスタートとなったヒート。ファーストウェイブからグッドウェイブを掴み、4.17をスコアする大村奈央。波数が少ない中、思うように波を掴めない大村はバックアップを見つけられないまま2位で後半戦へ。そして、残り時間10分を切って、ナタリー・ベルノルドがバックハンドで3.33をスコアすると大村奈央は3位に転落。残り時間も少なくなり焦る大村。しかし、残り時間3分でセットの波を掴んだ大村奈央は、トップでビッグ・スナップ。更にフルレールのカットバックで6.00をスコア。3位から一気に1位に躍り出て大逆転で勝利を決めた。

 

 

そして、ウイメンズ・リパチャージ7で、エクアドルのドミニク・バロナ、オーストラリアのコーディー・クライン、スイスのレイチェル・ミードと対戦した大村奈央。ヒートはバックハンドのドミニク・バロナが4.93をスコアしてスタート。ハイタイドだった早朝のと比べ、ロータイドに向うコンディションで波質はかなり違ってきた。シャローなブレイクポイントに大きな岩が顔を出し非常に危険な状態だ。どの選手もテイクオフのポジショニングに困惑していた。

 

ヒートはドミニクが2本をまとめて前半をリード。同じバックハンドでチャージするコーディー・クラインがヒートのベストスコア7.17をスコアしてトップに躍り出る。後半に入り、ようやくポジションを見つけた大村は、形の良いセットをキャッチ。得意のカーヴィングとスナップバックのコンビネーションで4,77をマークする。その差を縮めたものの3位の大村奈央。残り時間2分でバックアップを持っていなかった大村は、逆転するために3.23が必要だった。しかし、前回の波でポジションを心得た大村は、更にビッグなセットにテイクオフ。スムースなカーヴィングとスナップバックのコンビネーションで7.07をスコア。ラストウェイブで再び大逆転でウイメンズ・リパチャージ8へ勝ち上がった。

 

Nao Omura. Credit: ISA/ Rommel Gonzales

 

数時間のブレイク後、スタートしたウイメンズ・リパチャージ8。会場はサイズダウンし、オンショアでマッシーなコンディションとなった。ヒートはコーディー・クライン(AUS)がバックハンドで5.83をスコアしてスタート。大村もセットを掴み3.67をスコアする。厳しいコンディションのなかでも、エラ・ウィリアムス(NZL)はシャープなバックハンドのビッグマニューバーを描き、8.17のエクセレントをマーク。その後セットらしい波が全く入って来ない。時間だけが過ぎ、大村は3位のまま残り時間は5分。前半にスコアをまとめたエラ・ウィリアムス(NZL)とコーディー・クライン(AUS)が逃げ切り、大村奈央はここで惜しくも3位敗退となった。

 

Nao Omura. Credit: ISA/ Michael Tweddle

 

それでも大村奈央は5位に入賞。グランドファイナルまであと一歩ではあったが大健闘。後半の快進撃は目を見張るものがあった。世界を目指す彼女にとって素晴しい経験になった事だろう。この経験は今後の彼女の試合に活かされるにちがいない。チームジャパン!感動をありがとう。また今回は、あまり表舞台には出てこない中南米エリアの選手のパワーを改めて実感するコンテストとなったが、最終的にはウイメンズは優勝がオーストラリアのディミティ・ストイル、メンズでは南アフリカのショーン・ジュベールが優勝した。

 

ISA World Surfing Gamesで大村奈央が、圧倒的な強さでリパチャージ6へ進出。

リーフISAワールド・サーフィン・ゲームズ大会6日目。大村奈央が1位でリパ4進出。

リーフISA-WSGは大会5日目。日本勢が敗退するなか大村奈央がリパ3進出。

 

 

 

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大村奈央と彼女を支えたチームジャパン! photo:ISA