4月25日(金)から5月1日日(木)の日程で「 2025 ISA World Longboard Championship」が 3年連続でエルサルバドルで開催される。昨年の大会はハワイチームの圧勝で終わったISAロングボード世界大会。

44カ国から過去最多の143名のアスリートが集まり、チーム金メダル獲得を目指す。これは、昨年2024年に記録した記録を上回り、2013年の第1回WLCの倍以上の参加者数。さらに、ノルウェー、ポーランド、タヒチ、タイの4カ国がWLCに初出場。

昨年、男女とも金メダルを獲得し、団体総合も1位と完全制覇したハワイは、昨年大会の男子金メダリストのカイ・サラス（HAW）をはじめ、ナタリア・ヴンダーリッヒ（HAW）ソフィア・カルヘイン（HAW）ジョン・マイケル・ヴァン・ホーエンシュタイン（HAW）とWSLで活躍する男女の最強メンバーを揃えて、２年連続の金メダル獲得を目指す。

昨年の女子金メダリストのホノルア・ブルームフィールド（HAW）は自身のインスタグラムで妊娠9ヶ月でハングテンする姿を掲載して今回は欠場。おめでとう！ホノルア！

今大会の女子では、2度の銀メダリストであるレイチェル・ティリー（USA）は、2024年にエル・スザンで2度目のWSL世界タイトルを獲得し、エル・スザンの波に思い出を残してエルサルバドルに戻ってくる。

この27歳は、自身初のISA金メダル獲得に意欲を燃やしているが、2度の世界チャンピオンに輝いたアリス・リモイン（FRA）、パン・アメリカン・ゲーム金メダリストのマリア・フェルナンダ・レイエス （PER）、そして2度のメダリストである田岡なつみ（JPN）との厳しい競争に直面することになる。

アリス・リモイン（FRA）　Credit: ISA / Pablo Franco

フランス代表は、昨年4位、2023年大会は銅メダルのエドゥアール・デルペロ（FRA）アリス・リモイン（FRA）が出場。アメリカ代表は、昨年の世界チャンピオンであるレイチェル・ティリーをはじめ、ケイトリン・ミケルセン、スティーブン・ニュートンが出場。

ハワイ、アメリカ、フランスは最強メンバーを揃えている。

男子ではディフェンディング・ワールド・チャンピオンのカイ・サラス（HAW）は、マルセロ・フレイタス（BRA）とアントワーヌ・デルペロ（FRA）が樹立した金メダル3個の記録に並ぶことを目指し、2019年ワールド・チャンピオンのベノワ・’ピッコロ’・クレメンテ（PER）と2010年ワールド・チャンピオンのロドリゴ・スファイアー（BRA）は2個目を追い続ける。

一方、2度の銀メダリストであるベン・スキナー （ENG）、2024年銀メダリストの井上鷹（JPN）、3度のメダリストであるエドゥアール・デルペロ（USA）、そして元銅メダリストのロジェリオ・エスキヴェル（PHI）とケビン・スクバーナ（USA）が初の金メダルを目指して猛追している。

ISAは、オリンピックにおけるロングボードの潜在的な価値を長い間認めてきた。最近、2028年ロサンゼルス大会のプログラムにロングボードが採用されないことが発表されたが、ISAは2032年ブリスベン大会に向けて、これまで以上に強力にプッシュしていくことを約束している。