
サーフシティ・エルサルバドル – 2025年4月30日
2025年サーフ・シティ・エルサルバドルISAワールド・ロングボード・チャンピオンシップは大会6日目。
本日は男子の敗者復活ラウンドRP4のH5-6からスタート。続けて男女のメインラウンド4、女子リパ4、男女リパRP5、6、7までが終了した。いよいよ明日はファイナルデイ。
昨日よりややサイズダウンしたエルスンサルだが、セットの波はまだ6‘+はあり、朝はクリーンなフェイスを保った。
フィリピンは、2位のフランスとわずか15ポイント差で、チーム・ランキングで極めて僅差のリードを維持している。
フィリピンはファイナルデーに向け、4人のメンバー全員をキープしている唯一の国となるところだったが、本日の最終ヒートでデイジー・バルデスがリパで敗退となり大会から姿を消した。
フィリピンやフランスと同様に、日本も3人のサーファーが勝ち残っており僅差の3位につけている。 一方、ブラジル、ハワイ、USA、オーストラリアは、それぞれ2名のサーファーが勝ち残っている。
男子のメインラウンド4まで勝ち上がっていた井上鷹 はH3で、ベン・スキナー(ENG)マティアス・マトゥラーノ(ARG)ロドリゴ・スファイアー(BRA)と対戦。





オープニングセットで8.17をスコアした井上は、バックアップを6.3として、エクセレントを2本揃えるスキナーに次いで2位のポジションをキープ。
その後セットの波を掴みファーストでハングテンを大会6日目のハイエストシングルとなる9.17をスコア。トップ通過でラウンド5へ進んだ。


ディフェンディング銀メダリストの井上は、2日連続で男子のシングルウェイブ・スコアの最高得点を記録。井上のヒートトータル17.34は、メインラウンドのスコアではデルペロのラウンド1のスコアに次ぐ2位となった。



女子メインラウンド4 H3では田岡なつみが登場。ヒートスタートと同時にセットの波を掴み、いきなりの8.33のエクセレントをスコア。その後しっかりと波を待ち、2本目で7.77をスコアし、2本のみライド。トータル16.10でラウンド5へ勝ち上がった。
田岡なつみ(JPN)は本日のハイエストヒートトータルを記録。女子メインラウンド1のベストスコアを獲得して以来、2度のメダリストとなった田岡は、この1週間、エクセレントな2ウェイブ・トータル16.10を記録している。
田岡は、本戦ラウンド5に進出した6名の女子のうちの1人、マラ・ロペス(フィリピン)を抑えて1位で勝ち進んだ。



敗者復活戦を強いられた吉川広夏は、リパ4から登場し、ハイスコアの7.0を出しトータル13.5でリパ5へ進んだ。リパ5では接戦となったが、7.4をスコアして1位通過。トータル13.4でリパチャージ6へ進んだ。
リパ6では他の選手にリードを奪われ厳しいスタートとなったが、5.83を出しそのままヒート終了直後、4.77をスコアし逆転トップでフィニッシュしリパチャージ7進出。
リパ7では、強豪のアリス・リモイン、フィリピンのデイジー・バルデスと対戦。吉川は、出だしから積極的に本日4ラウンド目とは思えない攻めのサーフィンを見せた。最後まで誰が勝ってもおかしくない僅差のデッドヒートとなったが、トータル10ポイントを集めた吉川が2位で最終日へ進んだ。
本日4ラウンドを戦い抜き、ファイナルデイに駒を進めた吉川は本当に頑張った。
最終日は、男子のラウンド5、H1井上鷹、女子のラウンド5ではH1田岡なつみ、RP8のH1に吉川広夏にクレジット。大会もいよいよ最終日を残すのみ。昨年は、個人で井上が銀、田岡が銅のメダルを獲得し、団体で銀メダルを手にした日本。さらなる上位を目指して、がんばれ!日本!
名 称 : 2025 ISA World Longboard Championship
主 催 : 国際サーフィン連盟(ISA)
期 間 : 2025年4月25日(金)〜5月1日(木)
開催地 :Surf City El Salvador
日本選手:
MEN / 井上鷹、森大騎25位
WOMEN / 田岡なつみ、吉川広夏
大会スケジュール(現地時間)
4月24日 – 記者会見
4月25日 – 開会式、競技開始
4月25日~5月1日:競技日
5月1日 決勝終了後、閉会式
大会ライブはこちらから。
・ISA 大会HP
https://isasurf.org/event/2025-surf-city-el-salvador-isa-world-longboard-championship/
・NSA HP https://www.nsa-surf.org/