ハンティントン・ビーチ、カリフォルニア、USA(2024年8月3日土曜日)-ワールド・サーフ・リーグ(WSL)のレクサスUSオープン・オブ・サーフィン Presented by Pacifico のオープニングは、2024 WSLロングボード・ツアーの第2戦、ハンティントン・ビーチ・ロングボード・クラシックで幕を開けた。
WATCH LIVE – Huntington Beach Longboard Classic – Day 2からライブ中継あり。
世界最高峰のロングボーダーたちがハンティントン・ビーチの有名なピアを占拠し、2~3フィートの安定しないコンディションの中、華麗なライディングを披露し、スタイルを披露。男女オープニング・ラウンドが終了した。
世界No.1のテイラー・ジェンセンとソレイユ・エリコは、勝利のフォームを続ける。
昨年のハンティントン・ビーチ・ロングボード・クラシック・チャンピオンのカニエラ・スチュワート(HAW)は、オープニング・ラウンド、ヒート1で圧勝し、イベント・タイトル防衛のスタートを切った。
さらに、3度のWSLロングボード・チャンピオンであり、2022年のイベント・ウィナーであるテイラー・ジェンセン(USA)は、ランキング1位でイベントに参加し、見事なデビュー戦でフィールドをプッシュした。
ジェンセンのハンティントン・ビーチでの経験は比類なく、南アフリカのサム・クリスチャンソン(RSA)とワイルドカードのカイマナ・タカヤマ(USA)を相手に8.10(10点満点)をスコアした。ジェンセンはノーズライディングとパワフルなダウンカーブを披露し、15.67(20点満点)をマークした。
「ここハンティントンはとても気持ちよくて、20年以上ここでイベントをしているんだ」とジェンセンは語った。「自分のベッドで眠れるし、朝は車で来れる。今朝はいくつかのピアボウルのライトで幕を開けることができ、ラッキーだった。
最初のヒートの緊張を解いて、素晴らしい波に乗りたいからね。ファイナル8に向けて出来るだけ上位に入りたいし、最高のチャンスを掴みたい。」
世界No.1、ディフェンディングWSLロングボード・チャンピオンで、南カリフォルニア出身のソレイユ・エリコ(USA)も、オープニング・ラウンドを成功させるために、午後のタフなコンディションでリズムを掴んだ。
エリコは、昨シーズントロフィーを掲げてホノルア・ブルームフィールド(HAW)と並ぶ、歴史的な3つのワールド・タイトルに輝いたが、ハンティントン・ビーチでの優勝で、彼女の素晴らしい経歴に更なる記録を加えようとしている。
「ヒート前にしばらく波を見て、スポットを選び、良い流れに乗って良い感じでした。」と語ったエリコ。「USオープンで優勝するのは素晴らしい。USオープンは長い歴史のある代表的なイベントで、多くの世界チャンピオンが優勝しています。私の生きているうちに自分がやりたいことリストには間違いなく入っているわ。家から近いし、友人や家族がここにいるのは本当にいいことです」。
期待の新星、ロジェリオ・JR・エスキヴェルが華麗なデビューを飾る
現在ワールド・ランキング5位で、新星でもあるロジェリオ・ジェイアール・エスキヴェル(PHL)は、オープニング・ラウンドでベストとなる8.43を記録し、ベルズ・ビーチに続くパフォーマンスを続けた。このWSLロングボード・ツアー2年目の彼は、2023年にファイナル8進出を果たし、世界最高峰のストームを巻き起こした。
「エクセレントスコアを出せて気持ち良かったし、次のヒートではもっと大きなスコアを出したい」とエスキヴェルは語った。
「集中力を切らさず、波がどこに入ってくるかを見続け、次のラウンドで何が起こるかを見極めたい 。ビーチでの応援は素晴らしいし、海から上がって来てファンの声援を浴びるのは超スペシャルなことですね」
カリフォルニアのワイルドカード、コール・ロビンスとリッチー・クレイヴィーが序盤をかき回す
カリフォルニア、サンタバーバラ出身のコール・ロビンス(USA)がデビュー戦で大勝利を収め、ワイルドカードは世界の強豪を驚かせた。元ロングボード・ツアーのベテランである彼は、WSLロングボード・チャンピオンのカイ・サラス(HAW)と日本の浜瀬海(JPN)に対し、フットワーク&ノーズ・タイムでクリニックを披露。ロビンスはエクセレントな8.00と15.17のヒート・トータルを記録した。
「WSLが僕にワイルドカードをくれたことにとてもストークしている。波が良くって、30分のヒートで、たくさんの波をキャッチしました。
ここ数日ピアボウルでサーフィンをしていて、16歳の時に初めてUSオープンのファイナルに進出したんだけど、『生きるも死ぬもピア次第」って脳裏に刻み込まれているんだ(笑)。ここでのいい思い出がたくさんあるし、ビーチでの熱狂的な観衆も大好きです。それがUSオープンを特別なものにしているんです」
同じカリフォルニアのワイルドカードで、2022 WSLロングボード・ツアーのルーキーであるリッチー・クレイヴィー(USA)は、2023ワールド・タイトル候補のベン・スキナー(イギリス)と新人のチェイス・ライダー(USA)をエリミネーション・ラウンドに送り込み、序盤の番狂わせのリストに加わった。
オーストラリアの新鋭でワールド・タイトルを狙うデクラン・ワイトン(AUS)は、南カリフォルニアのケビン・スクバーナ(USA)とマーティン・コレット(FRA)と共にラウンド16に勝ち上がり、エリミネーション・ラウンドを回避した。
日本の浜瀬海同様に井上鷹も敗者復活のラウンド2へ回った。井上鷹はラウンド2ではH2、浜瀬海はH8。
ホノルア・ブルームフィールドが初日をコントロールする
3度のWSLロングボード・チャンピオンであり、イベント優勝経験もあるホノルア・ブルームフィールド(HAW)は、キーニ・カヌロ(HAW)とリブ・ストークス(CAN)をヒート・トータル15.00で下し、見事なフォームでデビューした。ハンティントン・ビーチでの経験を生かしたブルームフィールドは、有名なラインナップに最高の波を見つけ、彼女のシグネチャー・スタイルを簡単に披露し、ラウンド16進出を決めた。
「ありがたいことに、今日は海はかなり良くなっている」とブルームフィールドは語った。「みんなリッピングしているし、ここでは何が起きてもおかしくない、 でもハンティントンは好きだから、ここに戻って来れて嬉しいです。いつもここでいい成績を残したいと思っています。ヒートごとにベストを尽くすだけです」。
2024 WSLロングボード・ツアーのルーキー、クロエ・コールマン(USA)は、ディフェンディング・イベン ト・ウィナーのケリス・カレオパア(HAW)とワイルドカードのスター・デリア(USA)を抑えて、オープニング・ ラウンドの大勝利を決めた。
また、2016WSLロングボード・チャンピオンのレイチェル・ティリー(USA)、2023ワールド・タイトル候補のソフィア・カルヘイン(HAW)、メイソン・シュレマー(USA)、田岡なつみ(JPN)、アリス・リモイン(FRA)もオープニング・ラウンドで勝利し、ラウンド16へ勝ち上がった。
イベント主催者は、現地時間の午前7:00に再び集合し、午前7:35スタートの可能性を決定する。
ライブ中継情報:
USオープン・オブ・サーフィンおよびハンティントン・ビーチ・ロングボード・クラシックは、8月3日から11日まで大会期間で開催。
ライブ中継は8月4日(日)から、WorldSurfLeague.comと無料のWSLアプリで行われる。8月3日の初日はライブスコアのみ。