2023年WSLロングボードツアーはハンティントン・ビーチ・ロングボード・クラシックで開幕。田岡、井上が参戦

ハンティントン・ビーチ、カリフォルニア、USA(2023年7月27日木曜日)-現地時間の2023年7月29日(土)から8月6日(日)までのウェイティング・ピリオドで開催されるワールド・サーフ・リーグ(WSL)ロングボード・ツアーの第1戦「ハンティントン・ビーチ・ロングボード・クラシック」。

 

 

この「ハンティントン・ビーチ・ロングボード・クラシック」は、WSLチャレンジャー・シリーズ第4戦となる「ウォレックスUSオープン・オブ・サーフィン Presented by Pacifico」との同時開催で、ハンティントン・ビーチ・ピアで2023年ロングボード・ツアーが開幕となる。

 

男女24人の世界最高峰のコンペティティブ・ロングボーダーたちがロングボード・ワールド・チャンピオンを目指した戦いをスタートする。

 

 

 

2023年WSLロングボード・ツアーに新しいファイナル・フォーマットを導入

 

 

既に2022年10月に発表されているように、WSLロングボード・ツアーの最初の3つのイベントは、4つ目の最終イベントとなる「マリブ・ロングボー ド・チャンピオンシップ」に出場するための予選的な位置付けとなる。トップ5に残ったものがWSLファイナルズに出場できるショートボードと同じ形式だ。

 

ロングボードツアーは、ランキング上位8名の男子と上位8名の女子に、聖地マリブで行われる世界チャンピオンを決定する1日限りのイベントへの出場権が与えられる。

 

WSLチャンピオンシップ・ツアーファイナルのフォーマットと同様に、出場選手のポイントはゼロになり、ランキングによって決定されるブラケットにシードされ、オープニングラウンドでは高いシードが優先される。「マリブ・ロングボー ド・チャンピオンシップ」の優勝者イコール、2023年のロングボード世界チャンピオンとなる。

 

 

2023 WSLロングボードツアースケジュール

  • ハンティントン・ビーチ・ロングボード・クラシック
    (USA、カリフォルニア州ハンティントン・ビーチ)
    : 2023年7月29日~8月6日
  • ベルズ・ビーチ・ロングボード・クラシック
    (オーストラリア、ビクトリア州ベルズ・ビーチ)
    : 2023年8月30日~9月2日
  • サーフシティ・エルサルバドル・ロングボード・クラシック
    (エル・スンザル、エルサルバドル)
    : 2023年9月19日~9月25日
  • マリブ・ロングボード・チャンピオンシップ
    (USA、カリフォルニア州マリブ)
    : 2023年10月3日~10月13日

 

2023年ロングボードツアー出場選手

 

2023年ロングボード・ツアーは、男子24名、女子24名で開催され、各24名のフィールドは以下のように構成されている:

2022年ロングボード・ツアーの上位8名。WSLリージョンから選出された14名のサーファー(リージョンごとに最低1つのクオリファイ・イベントがある)、そしてツアー・アンド・コンペティション・チームが選出するワイルドカード2名。

 

田岡なつみが出場。井上鷹がワイルドカード。

田岡なつみ Credit: WSL / Tim Hain
井上鷹© WSL / Morris

 

今シーズンは日本から、アジア・リージョンのフィリピンとバリで行われたLQSで2連勝して見事クオリファイした田岡なつみ、惜しくもクオリファイできなかったがシーズンワイルドカードを獲得した井上鷹が出場。男子R1でH7 井上鷹、女子R1でH5 田岡なつみがクレジットされている。がんばれ!日本!

 

世界最高のコンペティティブ・ロングボーダーたちが再びアクションに戻り、2023年のワールド・タイトル争いをスタートさせる。

 

ホノルア・ブロムフィールド(HAW)

3度のWSLロングボード・ワールド・チャンピオンのホノルア・ブロムフィールド(HAW)は、北米のシーズン・ワイルドカードのリブ・ストークス(CAN)とロングボード・ツアーのベテラン、マリア・フェルナンダ・レイエス(PER)と対戦するヒート1のオープニング・ラウンドのヘッドライナー。

 

ケリス・カレオパア © WSL / Morris

 

イベントのディフェンディング・ウィナーであり、2022年のワールド・タイトル準優勝者であるケリス・カレオパア(HAW)は、ここハンティントンでイベント連勝を目指し、オープニング・ラウンドのヒート3でサーフ。

カレオパアは、WSLロングボード・チャンピオンのソレイユ・エリコ(USA)(ヒート4)、ロングボード・ツアー・ベテランのクロエ・カルモン(BRA)(ヒート5)、元WSLロングボード・チャンピオンのレイチェル・ティリー(USA)(ヒート7)等と、イベント・タイトル防衛のために対戦することとなる。

2022 WSLロングボード・ツアーの注目株、ベン・スキナー(イギリス)は、オープニング・ラウンドのヒート1で、メンズのハンティントン・ビーチ・ロングボード・クラシックをスタート。

 

オープニング・ラウンド、ヒート4では、3度のWSLロングボード・チャンピオンで、ディフェンディング・イベント優勝のテイラー・ジェンセン、2022/23ノース・アメリカ・リージョナル・ロングボード・チャンピオンのリッチー・クラヴィー、そしてWSLロングボード・チャンピオンのハリソン・ローチ(AUS)に代わってイベント・オルタネートのトロイ・マザーズヘッドが登場。

 

カニエラ・スチュワート© WSL / Ryder

 

ワールド・タイトル準優勝のカニエラ・スチュワート(HAW)(ヒート4)は、昨年のイベント・ファイナルでジェンセンに敗れ、ハンティントン・ビーチでリベンジを目指す。彼は、カイ・サラス(HAW)(ヒート5)、元WSLロングボード・チャンピオンのスティーブン・ソーヤー(RSA)、南カリフォルニアのケビン・スクバーナ(USA)(ヒート8)などと対戦。

SAMBAZON ドーンパトロールは明日、7月29日(土)午前7時35分(PT)日本時間の29日23時30分にスタート。

 

 

男子ディビジョン

ハリソン・ローチ(AUS)
カニエラ・スチュワート(HAW)
テイラー・ジェンセン(USA)
デクラン・ワイトン(AUS)
ベン・スキナー(GER)
カイ・サラス(HAW)
コール・ロビンス(USA)
カイマナ・タカヤマ(USA)
トニー・シルヴァーニ(USA)
ケビン・スクバーナ(USA) – シーズンワイルドカード
スティーブン・ソーヤー(RSA)
ロジェリオ・Jr・エスキヴェル(PHL)
リッチー・クレイビー(USA)
マックス・ウェストン(AUS)
マティアス・マトゥラーノ・ユベロ(PER)
ニコラス・アンドラーデ ( ESP)
ジョン・マイケル・ヴァン・ホーエンシュタイン(HAW)
井上鷹(日本)-シーズン・ワイルドカード
カイ・エリス・フリント(AUS) – シーズン・ワイルドカード
ベン・コンシダイン(AUS) – シーズン・ワイルドカード
チェイス・リーダー(USA)-シーズン・ワイルドカード
エドゥアルド・デルペロ(FRA) – シーズン・ワイルドカード

女子ディビジョン

ソレイユ・エリコ(USA)
ケリス・カレオパア(HAW)
ソフィア・カルヘイン(HAW)
ホノルア・ブロムフィールド(HAW)
クロエ・カルモン(BRA)
メイソン・シュレマー(USA)
レイチェル・ティリー(USA)
タリー・ホワイト(AUS)
ケイトリン・ミケルセン(USA)
アリス・リモイン(FRA)
田岡なつみ(日本)
ルアナ・ソアレス(BRA)
ヘイリー・オットー(HAW)
アバロン・ガル(USA)
ロイシン・キャロラン(AUS)
マヤ・グラッセナップ(REU)

ゾーイ・グロスピロン(FRA) – シーズン・ワイルドカード
マリア・レイエス(PER) -シーズン・ワイルドカード
キラ・モルナー(AUS) – シーズン・ワイルドカード
リブ・ストークス(カナダ)-シーズン・ワイルドカード
キーニ・カヌロ(HAW) – シーズン・ワイルドカード
クリスタル・ヒューレット(RSA)

 

今年もUSオープンと同時開催となる「Huntington Beach Longboard Classic」。毎日コンディションを見ながら、その日のコンテスト・スケジュールを決定する。

 

詳細はWorldSurfLeague.comをご覧ください。

https://www.worldsurfleague.com/events/2023/lt/49/huntington-beach-longboard-classic/main