タヒチ時間2024年7月27日(土)より パリ2024 オリンピック・サーフィン競技が開催される。会場であるフランス領タヒチ・チョープーで調整中のサーフィン日本代表選手である五十嵐カノア、コナー・オレアリー、稲葉玲王、松田詩野の直前オンライン会見が行われ、選手たちは意気込み、コンディションなどについて答えた。
五十嵐カノア
Q：大会が近づいてきて今の気持ちはいかがですか。
「そうですね。本当にオリンピックが近付いて来たという事で、モチベーションも上がってきて、もう何だろう毎日毎日、テンションも上がってます。プレッシャーも感じることもあります。
みんなも準備はできていると思いますけど、楽しみ、緊張、色々テンションが上がって来ているので、全部ポジティブなこととして、凄く楽しみにしてます。」
バレルライディングに集中すればいいからやりやすい。
Q：大会はどんなところがポイントになりそうだと感じていますか？
「いつもと同じ感じで、チョープーは意外と凄くシンプルな波で、考えることがあまりない波なんです。
普通の波だと、いろいろ決めたい技とか、いろいろそういうメニューを頭の中で作らないといけないけど。このチョープーの波はもうチューブだけ。もうバレルライディングの事に集中すればいいから。意外と他のの大会に比べると一番やりやすいです。
その中で、やっぱり、なるべくチューブの中に深く入ることとか、もうちょっとテクニカルなチューブの入り方とか、いろいろ点数を作るためのサーフィンを練習してるけど、でも本当にもうシンプルで考えすぎないようにうちを練習をしてます。」
Q：タヒチではどんなパフォーマンスと結果を望んでいますか？
そうですね本当何だろう。この前の東京もすごい良い成績を残せたということで、自分もやっぱり嬉しいけど、まだもうワンステップがあるって思っています。
自分も銀メダルは凄くモチベーションにもなるし、やっぱりメダルを取れるサーフィンを持っているってことで、あともうワンステップ、もうワンプッシュていう感じで、今回もそのチャンスがあるっていうことは有り難い気持ちです。
自分の体も調子いいし、メンテの部分でも自信を持っているので、あと一週間はオリンピックに集中する事で、それ以外は何も考えてない感じです。」
練習しているときに集中しているのは波選びです
Q：高得点に繋げるために意識している部分はどんなところですか？
「波選びですね。練習しているときに集中しているのは波選びですね。良い波に乗って、点数が出る波を見つけること。それは難しいことなんです。30分のヒートの間に波はいっぱい入ってくるけど、７点８点９点が出る波を見つけるのが本当に難しい事なんです。
ほんとチェスみたいな感じで、相手には良くない波を取らせて、自分はちゃんと待って点数が出る波を探すとか。
それがメインにフォーカスしている部分だけど、それ以外にもチューブの入り方とか、ギリギリの深さまで入って出るのが高得点になるチューブなので、普段から大会を想定して練習しています。」
メダルを取るために出来ることは全部やったと思う。
Q：タヒチの波でどういったサーフィンを見せたいか？
「オリンピックのためにタヒチで練習して来たので、練習して来たから結果が出るというのはサーフィンでは難しい部分だけど、その中で、メダルを取るために出来ることは全部やったと思う。
準備はこれ以上できない。オリンピックが始まる前に去年に自分は、前の日にこれ以上できなかったというくらいに練習をしておきたいという目標を作っておきました。
それをやってこれたので、準備は100%で集中することは自分のサーフィンだけ。30分の中でいい波を見つけて、自分のパフォーマンスを見せれる波を探すこと。それ以外の準備はできているので、そのチャレンジを楽しみにしています。」
男子オープニングラウンド・ヒートで、五十嵐カノア（JPN）hs、ヒート3でフィリッペ・トリード（BRA）、アロンソ・コレア（PER）と対戦する。頑張れ！日本！がんばれ！カノア！
女子オープニングラウンドHEAT
ヒート1：ヨランダ・ホプキンス（POR）、キャロライン・マークス（USA）、サラ・バウム（RSA）
ヒート2：ソル・アギーレ（PER）、ジャニレ・エチャバリ（ESP）、ヴァヒネ・フィエロ（FRA）
ヒート3：アナト・レリオール（ISR）、サノア・デンプフル・オリン（CAN）、タイラー・ライト（AUS）
ヒート4：タティアナ・ウェストン-ウェブ（BRA）、モリー・ピックラム（AUS）、ケイトリン・シマーズ（USA）
ヒート5：ジョアン・ディフェイ（FRA）、ブリサ・ヘネシー（CRC）、カンデラリア・レサノ（NCA）
ヒート6：タイナ・ヒンケル（BRA）、カミラ・ケンプ（GER）、ルアナ・シルバ（BRA）
ヒート7：ナディア・エロスターベ（ESP）、スーチー・ヤン（CHN）、サフィ・ベット（NZL）
ヒート8：カリッサ・ムーア（USA）、テレサ・ボンバロ（POR）、松田詩野（JPN）
男子オープニングラウンド・ヒート
ヒート1：イーサン・ユーイング（AUS）、ティム・エルター（GER）、ジョーディ・スミス（RSA）
ヒート2：ジョアン・ドゥル（FRA）、ジャック・ロビンソン（AUS）、マシュー・マクギリブレー（RSA）
ヒート3：アロンソ・コレア（PER）、フィリッペ・トリード（BRA）、五十嵐カノア（JPN）
ヒート4：ガブリエル・メディーナ（BRA）、コナー・オレアリー（JPN）、ブライアン・ペレス（ESA）
ヒート5：ラムジ・ブーキアム（MAR）、ビリー・ステアマンド（NZL）、ジョアン・チアンカ（BRA）
ヒート6：アンディ・クリエール（ESP）、ジョン・ジョン・フローレンス（USA）、アラン・クレランド（MAR）
ヒート7：カウリ・ヴァースト（FRA）、ルッカ・メシナス（PER）、グリフィン・コラピント（USA）
ヒート8：和井田リオ（INA）、レオナルド・フィオラバンティ（ITA）、稲葉玲王（JPN）
