エルサルバドルでISAワールド・ジュニア・サーフィン・チャンピオンシップが開幕。日本代表は好調な滑り出し。

長沢を激励する波乗りジャパン Credit: ISA / Pablo_Franco

サーフシティ・エルサルバドル – 2024年5月4日

ラ・ボカナとエル・スンザルの2つのプラットフォームで合計54ヒートが行われ、2024年サーフ・シティ・エルサルバドルISAワールド・ジュニア・サーフィン・チャンピオンシップ(WJSC)の大会初日は、元メダリストや ニューカマーのソリッドなパフォーマンスとビッグスコアが披露された。

 

ボーイズU/18メインイベント・ラウンド1の最初の27ヒートはラ・ボカナのピークで開催され、ガールズU/16メインイベント・ラウンド1の最初の27ヒートはエル・スンザルの長いライトポイントで終了した。

 

Highlights – Competition Day 1 – 2024 Surf City El Salvador ISA World Junior Surfing Championship

 

2023年チーム・ワールド・チャンピオンのブラジルは、タイトルを防衛する意向を明らかにした。12人のチームの半数が今日サーフィンをし、U/18の3人のボーイズ、ラファエル・バルボサ、リクソン・ファルカン、ルアン・フェレイラ、そしてU/16の3人のガールズ、オーロラ・リベイロ、ルアラ・マンデリ、マリア・エドゥアルダがそれぞれヒート勝利した。

 

ティーア・ゼブロウスキー (FRA) Photo: Jersson Barboza

 

初日のハイライトは、U/16女子のティーア・ゼブロウスキー (FRA)だった。2022年のサーフシティ・エルサルバドルWJSCでブレイクし、11歳で銅メダルを獲得して国際舞台に登場したときから、13歳の彼女は大きく成長。ゼブロウスキーはエル・スンザルの長いウォールをパワフルなフォアハンドで攻め、このイベント初のエクセレントスコアとなるパーフェクトに近い9.70を叩き出した。それを2本の7ポイントでバックアップし、彼女のヒートトータル17.10は、この日の最高スコアとなった。

 

「あのヒートでビッグスコアを出せて本当に嬉しかったです」と語ったゼブロウスキー。「次のヒートに向けてかなり自信があります。9点だったなんて知らなかったし、自分にとっては6点くらいの点数だったから、自分のサーフィンがもっと良くなることは分かっています。今年はU/16とU/18でサーフィンをしているので、本当の目標は2つの金メダルを取ることです。でも、たくさんのヒートがあるので、本当に大変だと思います。」

 

スカイ・スーツ(HAW) Photo: Jersson Barboza

 

スカイ・スーツ(HAW)とジギー・マッケンジー(AUS)の素晴らしいヒート・トータルが、U/16ガールズの3人の素晴らしいパフォーマンスを締めくくった。

2023年に惜しくもメダルを逃したスーツが再びメダルを目指して登場、 14歳のスタイリッシュなフォアハンドのカーヴが2本の8ポイントライドをハイライトし、ヒート・トータル16.80をマーク。


ボンソイ・ゴールドコースト・プロのトライアルで優勝し、WSLチャレンジャー・シリーズに初出場した15歳のマッケンジーは、ここエルサルバドルで8.00のライディングでスタート、 すぐに8.43でトップスコアを塗り替えて、ヒート・トータル16.43をマークした。

 

 

小野里弦 Credit: ISA / Pablo Jimenez

 

U18男子のメインラウンド1 H12に小野里弦が登場。小野は前半苦戦するも、後半に入りバックハンドでリエントリーをメイクし、4.67をスコア。2位に浮上する。そしてラストライドで3.03をスコアして1位でラウンドアップ。

 

長沢侑磨
長沢侑磨 Credit: ISA / Sean Evans
長沢侑磨 Credit: ISA / Pablo Jimenez
長沢侑磨 Credit: ISA / Pablo Jimenez

 

H21には長沢侑磨が登場。パワフルなレールサーフィンを見せる長沢は、じっくりと波を見極めてファーフトライドで6.33をスコア。すぐに5.70でバックアップし1位でラウンドアップを決めた。

 

渡邉壱孔 Credit: ISA / Pablo Jimenez

 

H24には渡邉壱孔が登場。渡邊はバックハンドのコンビネーションで5.33をスコアしてヒートを開始。バックアップ4.90を少して2位でラウンドアップ。

 

石井有沙 Photo: Jersson Barboza
森舞果 Photo: Jersson Barboza

 

エル・スンザルで行われたU16 女子のメインラウンド1では、H12に森舞果が登場。森は4.17と3.73をスコアして1位でラウンドアップ。H21の石井有沙は4.53と2.67をスコアして2位でラウンドアップ。H24の高橋花音は、6.67を5.67でバックアップして1位でラウンド2へ勝ち上がった。

 

明日は午前7時(現地時間)から開始予定。ラ・ボカナで8時40分からU18女子メイン・ラウンド1、エル・スンザルで8時20分からU16男子メイン・ラウンド1が行われる。

 

U18 女子のメインラウンド1
H4池田美来、H20清水ひなの、H24松野杏莉(H22までの予定で松野のヒートは翌日)

U16男子のメインラウンド1
H12髙井汰朗、H21足立海世、H24岡野漣(H23までの予定で岡野のヒートは翌日)

 

現地時間の 2024年5月5日7時は、日本時間の 2024年5月5日22時です。

 

 

 

ISAワールド・ジュニア・チャンピオンシップ日本代表出場選手12名

U18男子
長沢侑磨、小野里弦、渡邉壱孔

U16男子
髙井汰朗、岡野漣、足立海世

U18 女子
松野杏莉、池田美来、清水ひなの

U16 女子
石井有沙、森舞果、高橋花音

 

 

●大会名称 2024 ISA World Junior Surfing Championship
●開催期間 2024年5月3日(金)~12日(日)

●開 催 地 Surf City El Salvador El Sunzal/La Bocana

●主 催 International Surfing Association

 

大会スケジュール

5月2日 – 記者会見
5月3日 – 開会式
5月4日~12日:競技日
5月12日 決勝終了後、閉会式

 

大会期間中は下記にて随時経過や結果が更新されます。