スナッパー・ロックス、クイーンズランド、オーストラリア（2024年4月27日土曜日）-2024年ワールド・サーフ・リーグ（WSL）チャレンジャー・シリーズ（CS）の第1戦、Bonsoy Gold Coast Pro presented by GWMの初日がスナッパー・ロックスで開催。
女子のラウンドオブ48が午前8時にスタートし、男子のラウンドオブ80とスナッパー・ワールド・チャンプ・ヒートが続いて行われた。スナッパーロックスの波は、2～3フィートのスーパークリーンなコンディション。最高の舞台が整った。
H2には都築虹帆が登場。ヒート前半は思うような波をつかめずに４位を強いられる展開。しかし、後半に入り6.60をスコア。ラストライドで5.13をスコアして４位から３位に浮上するも、惜しくも初戦敗退となった。
H4に松岡亜音が登場。スタートからパワフルなバックハンドを披露した松岡は、7.67 という高得点でヒートを開始。 ドライブの効いたターンからのオフザトップを繰り返し、ヒートをリードしていく。
後半ニッキに逆転されるも、すかさず6.17 をスコアしてトップを奪い返し、元CTサーファーのページ・ハレブとニッキ・ヴァンダイクを抑えて、見事１位でラウンドアップを決めた。
「勝ててうれしいです。波は凄く良いんですけど、スローで波が来ない時間帯とかもあったんですけど、自分を落ち着かせて、来る波を待ってしっかり自分のサーフィンが出来たので良かったです。ゴールドコーストは波も良いし、ご飯も美味しいし、街も綺麗なので大好きな場所です。」と松岡が語った。
H5には脇田紗良が登場。スタートから地元のコビー・エンライトが7.67という高得点を叩き出し、続けて5.67のバックアップをスコアしてリード。脇田も鋭いカービングターンをコンビネーションさせて6.50で好スタートを切り、２位につける。
しかし、タリア・スウィンダルがベスト２をそろえて２位に浮上。ワンライドの脇田は３位を強いられる。しかし残り５分で波を掴んだ脇田はクリティカルなポジションでソリッドなターンを何度もメイク。6.13をスコアして２位に浮上して見事ラウンドアップを決めた。
H6では都筑有夢路が登場。スタートからソリッドなビッグターンを繰り出しパワー全開のサーフィンを披露する都筑は、6.50の高得点をスコアしてヒートを開始する。ロジー・スマートはバックハンドで8.50のエクセレントをスコア。モード・ルカーはベスト２を揃えてトップに。
ワンライドの都筑は４位で後半戦へ。その後セットが入らず。残り３分、優先権を持って波を掴んだ都筑は２ターンコンボを決めたように見えたが最後がインコンプリートと見なされたようでスコアは2.43と伸びず。惜しくも４位敗退となりラウンドアップならず。
男子のラウンド１がスタート。H4に大原洋人が登場。大原はスタートから7.00と5.00をスコアすると、３本目では大きなスプレーの上がるソリッドターンをコンビネーション。7.83という高得点を叩き出し、完全にヒートをコントロール。
後半に入り、ドーリントンがロングチューブをメイクするなどしたが、先手必勝の大原が大勝してラウンドアップを決めた。
その後のヒートではチャレンジャーシリーズに今シーズン初めてクオリファイした伊東李安琉、大音凛太、安室丈の３名が登場（安室はバリートにスポット参戦）。しかし、３名ともラウンドアップできず、チャレンジャシリーズの洗礼を受ける形となった
Bonsoy Gold Coast Pro presented by GWMの大会初日には、11度の世界チャンピオンに輝いたケリー・スレーター（USA）が、ミック・ファニング（AUS）、ステファニー・ギルモア（AUS）、ジョエル・パーキンソン（AUS）、マーク・オクルーポ（AUS）らスナッパー・ロックスの世界チャンピオン達と40分のスペシャル・ヒートでラインナップに登場。
ワールドチャンプ達の素晴らしいパフォーマンスに多くのギャラリーから大歓声があがった。
詳細はWorldSurfLeague.comをご覧ください。
Gold Coast, Queensland, Australia
