プライア・デ・イタウナ、サクアレマ、リオデジャネイロ、ブラジル（2023年10月14日土曜日）2023年ワールド・サーフ・リーグ（WSL）チャレンジャー・シリーズの最終戦「コロナ・サクアレマ・プロ presented by Banco do Brasil」がスタート。
プライア・デ・イタウナではオンショアの風が吹き、4～6フィートのタフなコンディションの中で、女子のラウンドオブ48の8ヒートと男子のラウンドオブ80の8ヒートが終了した。
女子のラウンド１では、キャロリーナ・メンデス（PRT）が、プライア・デ・イタウナのパワフルな波にチャージし、この日最高のヒート・トータル12.43をスコアしてラウンドオブ32に進出した。
「かなりハードですね。サクアレマはスウェルが来るといつもこんな感じ。2本の波を見つけ、ヒートに進めたことはとても嬉しい。自分にとっては長い1年でした。だからホームでヒートをメイク出来た事は、自分にとって特別な日です」と言ったメンデス。
「ただサーフィンがしたいだけ。ここサクアレマが大好き。自分にとって特別な場所だから。ここで育って、ポルトガルに移ったから、自分にとってここは故郷のようなもの。ここには家もあるし。自分の時間を楽しみ、サーフィンに挑戦し、ジャッジに良いサーファーであることを見せたい」。
プライア・デ・イタウナで成功を収めてきたカウアン・コスタ。コスタは、2021年と2022年のサクアレマ・サーフ・フェスティバルで優勝し、2度目のWSLサウス・アメリカン・ジュニア・チャンピオンシップのタイトルを獲得。彼は今、2024年のチャレンジャー・シリーズへのクオリファイを目指し現在、WSL南米のリージョナル・ランキングで3位のポジションにいる。
コスタはプライア・デ・イタウナで、6.00とエクセレントな8.00を含む14ポイントのヒート・トータルを記録し、観客の喝采を浴びた。
「サクアレマではいつも最高の気分です。どのようなコンディションであれ、この波ではとても快適に感じるし、ブラジルを代表してこのレベルのコンテストに参加できることを嬉しく思います」と言ったコスタ。
「波が大きくなると、このチャンネルにはいつもライトがあり、自分はそこに集中します。今日はライトが良いランプでブレイクしていたので、そこから目を離しませんでした。ヒートのオープニングで8.00をマークして、プレッシャーから解放され、リラックスしてやれました。」
タフなコンディションの中で行われた女子ラウンド１のH 7では、都筑有夢路と野中美波が、ペルーのソル・アギーレ（PER）とアレナ・ロドリゲス・バルガス（PER）と対戦。
昨年のこのブラジル大会では３位入賞を果たし、この会場との相性が良い都筑は、スタートから豪快なコンビネーションサーフィンで4.83をスコア。
さらにクリティカルなターンを決めて4.73をスコアしてトップに。そして、優先権を持たない中でミドルから波を掴み、大きなマニューバーを描き、レイバック気味のカービングで繋ぎ、6.83をスコアして、完全にヒートをコントロール。3位を強いられた野中は終盤にニード3.28を求めチャージを続けたが逆転ならず。都筑が１位でラウンドアップを決めた。
都筑はラウンド２では、H 7でルアナ・シルバ（BRA）、テレサ・ボンバロ（POR）、タイナ・ヒンケル（BRA）と対戦する。
女子のラウンド１H2で脇田紗良が、キラ・ピンカートン（USA）ゾーイ・ステイン（RSA）ヨランダ・ホプキンス（POR）と対戦。H6で都築虹帆が、テッサ・タイセン（FRA）カミラ・ケンプ（DEU）ジェシー・ヴァン・ニーケルク（RSA）と対戦。H8で松岡亜音が、エリン・ブルックス（カナダ）、タイナ・ヒンケル（BRA）、ポーリン・アド（FRA）と対戦したが、惜しくも敗退となった。
男子ラウンド１では、H6で岩見天獅が、カウアン・コスタ（BRA）ライアン・カイナロ（BRA）タイラー・ガンター（USA）と対戦。H7で田中大貴がジャービス・アール（AUS）ガブリエル・クラウスナー（BRA）クリスチャン・キマーソン（BRA）と対戦するも惜しくもここで敗退となった。
Saquarema, Rio de Janeiro, Brazil
オフィシャルサイト：
https://www.worldsurfleague.com/events/2023/cs/146/corona-saquarema-pro/main
