【速報!】井上鷹が銀メダル。田岡なつみが銅メダルを獲得。TEAMジャパンがロングで初の銀メダル獲得。

サーフ・シティ・エルサルバドル – 2024年4月25日

サーフ・シティ・エルサルバドルISAワールド・ロングボード・チャンピオンシップは大会最終日。昨日より若干サイズダウンしたコンディションだが素晴らしい波が最後まで続いた。

 

 

リパチャージからスタートした大会最終日。昨日リパチャージに回った吉川広夏は、リパチャージ6を2位でラウンドアップするも、リパチャージ7で惜しくも3位で敗退。今大会7位でフィニッシュ。

 

吉川広夏 Credit: ISA / Jersson Barboza

 

男子のラウンド6へ勝ち上がった浜瀬海と井上鷹は、フランスのエドゥアール・デルペロ、ブラジルのカルロス・バヒーアと対戦。

 

カルロスとデルペロが7点台を揃えてくる中で、井上は速やかにベスト2をそろえてトップを独走。浜瀬も2位のポジションで前半を折り返す。後半に入りデルペロがエクセレントの8.50をスコアして大逆転。カルロスもバックアップを揃えて2位に浮上。井上3位、浜瀬4位という展開に。

 

浜瀬海  Credit: ISA / Pablo Jimenez
井上鷹  Credit: ISA / Pablo Jimenez

 

残り5分を切って、ビッグセットを掴んだ浜瀬は、クリティカルなロング・ノーズライドからソウルアーチを披露。井上もアウトでのノーズライドのコンビネーションに加え、インサイドでビッグリエントリーを決めるなどし、7.17をスコアして、2位に浮上して、ついにグランドファイナル進出。

 

浜瀬のラストライドのスコアは7.03となったが僅差で逆転ならず。3位のカルロスとともに4位の浜瀬はリパチャージへ回った。

 

田岡なつみ  Credit: ISA / Pablo Franco

 

女子のラウンド5に勝ち進んだ田岡なつみは、ホノルア・ブルームフィールド、レイチェル・ティリー、ゾーイ・グロスピロンと対決。3名の選手がエクセレント・レンジのスコアを重ねる中、じっくりと波を選んだ田岡はショートライドに終わり4.83でスタート。4位で前半を折り返す。

 

ヒートは2本のエクセレントをまとめたレイチェルがリード。4位と追い込まれた田岡だったが、残り時間10分を切って、フローのある素晴らしいノーズライドを披露。8.33をスコアして3位に浮上。しかし、まだ2位のホノルアを逆転するためには6.21が必要だった。

 

田岡なつみ Credit: ISA / Pablo Jimenez
田岡なつみ Credit: ISA / Pablo Jimenez

 

そして、ヒート終了間際に波を掴んだ田岡はハング5とカットバックのコンビネーションをコンプリート。7.00をスコアして逆転で2位に浮上。ホノルアも最後に波を掴んでいたが僅かに届かず。見事田岡が2位でグランドファイナルへ勝ち進んだ。

 

浜瀬海  Credit: ISA / Pablo Franco

 

男子リパチャージ10では、浜瀬海が、ハワイのカイ・サラス、ブラジルのカルロス・バヒーアとロドリゴ・スファイヤーと対戦。オープニングライドをつかんだのは浜瀬。ロング・ハング5からドロップニー・カットバックをコンビネーション。6.50をスコアしてキャンペーンを開始。ヒート後半に掴んだセカンドウェイブでは7.40をスコアして、浜瀬がトップのポジションを固める。

 

ヒートは残り5分を切って、カイ・サラスが8.67のエクセレントをスコアして一気にトップへ。2位となる浜瀬。しかし、終了間際に浜瀬以外の3名がライド。ワンライドで4位だったロドリゴが7.70をスコアし、浜瀬を逆転してラウンドアップ。

浜瀬は3位となり、惜しくもグランドファイナル進出ならず。今大会5位でフィニッシュとなった。

 

井上鷹  Credit: ISA / Pablo Franco

 

男子のグランドファイナルは、井上鷹、カイ・サラス、エドアール・デルペロ、ロドリゴ・スファイヤーの4名。

 

ファイナルはカイ・サラスがパーフェクト・ハング10を含む、素晴らしいライディングでスタート。9.50という今大会の最高得点を叩き出す。

 

ソウルアーチを決める井上鷹  Credit: ISA / Pablo Jimenez

 

井上鷹もサラスに刺激されて、素晴らしいソウルアーチを披露。インサイドでは、グラブレール・カットバックや際どいリエントリーを決めて8.77というエクセレントをマーク。しかし、それでも井上は4位という、全員がエクセレントをスコアする高レベルなファイナルが展開されていく。

 

サラスがバックアップ7.83でトップを独走。井上もバックアップを8.33として2位のポジションをキープ。3位にロドリゴ、4位にデルペロ。ヒート後半は波が入らずそのままヒート終了。サラスが金メダル。井上鷹が銀メダルを獲得した。

 

田岡なつみ Credit: ISA / Pablo Jimenez

 

女子のファイナルは、田岡なつみ、ホノルア・ブルームフィールド、レイチェル・ティリー、ゾーイ・グロスピロンとラウンド5と同じメンバーでの戦いとなった。スタートからホノルアが7.00をスコア。田岡も6.27をスコア。4名の選手が高得点をマークする素晴らしいスタートとなる。

 

そんな中でホノルアはセカンドウェイブで8.07をスコアし、トップスコアを塗り替えて、トップに躍り出る。男子のファイナルから急激に波数が減り、スローな展開となる。ホノルアが1位、ゾーイが2位、レイチェルが3位、田岡が4位で時間だけが過ぎていく。

 

田岡なつみ Credit: ISA / Pablo Jimenez

 

田岡がしびれを切らして波を掴んで3.50をスコアして2位に浮上。しかし、その直後にセットが入り、レイチェルが波を掴み5.53をスコアして逆転2位に。3位となった田岡。残り時間5分を切って6.50をスコアした田岡だったが3位でフィニッシュ。銅メダルを獲得した。

 

 

これで男女共ハワイが優勝して、チーム優勝はハワイ。日本は2位となり初の銀メダルを獲得した。詳しい大会リポートは後ほど更新されます。

 

 

名 称 : 2024 ISA World Longboard Championship

主 催 : 国際サーフィン連盟(ISA)

期 間 : 2024年4月19日(金)〜25日(木)

開催地 :Surf City El Salvador

出場選手:MEN / 井上鷹、浜瀬海
     WOMEN / 田岡なつみ、吉川広夏

 

大会ライブはこちらから。

・ISA 大会HP


https://isasurf.org/event/2024-surf-city-el-salvador-isa-world-longboard-championship/

・NSA HP  
https://www.nsa-surf.org/