WSLの新CEOが誕生。 元ビデオゲーム幹部のライアン・クロスビーがワールド・サーフ・リーグのボスに就任。

WSL新CEOライアン・クロスビー氏

アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルス(2024年4月11日木曜日) – ワールド・サーフ・リーグ(WSL)は、2024年5月13日付でライアン・クロスビーを新最高経営責任者(CEO)に任命したことを発表した。 マーケティングとテクノロジーの分野で20年以上のキャリアを持つ実績あるリーダーであるクロスビーは、プロサーフィンに豊富な経験と情熱をもたらす。

 

クロスビーは、パブリッシング部門のプレジデントを務めたライオット・ゲームズからWSLにやってきた。そこでは、グローバルな製品管理、マーケティング、コミュニティ・チームを率い、世界中の何億人ものゲーマーを魅了した。ゲーム業界をリードするライオット・ゲームズでの在職期間は、確かなリーダーシップと戦略的フォーカスを発揮した。

 

ライオット・ゲームズでの職務に就く前は、コール・オブ・デューティ、Hulu、Xbox、Netflixなどのブランドを管理・構築する役職を歴任し、デジタル環境における創造性とファン・エンゲージメントを推進する能力を発揮してきた。

 

 

「ワールド・サーフ・リーグ・ファミリーの一員になれたことを大変光栄に思います。」とクロスビーが語った。

「私がサーフィンを愛しているのは、それが素晴らしい競技スポーツであるということですが、それ以上のものでもあります。サーフィンは生き方であり、情熱であり、深くコミットしたグローバル・コミュニティです。私の経験を活かしてWSLブランドを高め、ファンとのつながりを深め、サーファーが誇りに思えるものを作り続けることに興奮しています」

 

クロスビーの任命は、WSLのサーフィンというスポーツへの献身を共有するリーダーを特定することを目的とした、広範囲に及ぶ調査プロセスを経たものである。彼の海に対する熱意と、コミュニティ意識の育成へのコミットメントは、WSLのコア・バリューと一致している。

 

「ライアン・クロスビーをワールド・サーフ・リーグの新CEOとして迎えることができ、感激しています。」と語ったのは、WSLの筆頭株主であり取締役であるダーク・ジフ。

「ライアンは、最も重要なメディア・プラットフォームでの卓越した実績と、誠実で親しみやすい人柄を持っている、そして、サーフィンに対する彼の純粋な情熱は、WSLを成長と革新の次の章へと導くのに最適な人物である。」

 

 

プロフェッショナルとしての努力に加え、クロスビーは環境保護活動の熱心な支援者でもあり、特にサーフライダー・ファウンデーションなどの団体と協力し、海と海岸線を保護している。サーフィンと彼の個人的なつながりは、このスポーツの最も象徴的な瞬間の背景となる自然環境を保護することへの彼の献身的な姿勢を強調している。

 

WSLとの新たな旅に乗り出したクロスビーは、ワールド・ベスト・サーファーのサポート、コンペティティブ・サーフィンというスポーツのさらなる発展、WSLのツアーや大会に参加するエリート・アスリートのレベルアップに引き続き尽力する。

 

 

エリック・ローガン前CEOがWSLを去ってから約10ヶ月。トップの椅子が空席のまま放置されるには長い期間であり、次のCEOについて様々な憶測が飛び交った。

 

パット・オコーネルのような、コンテストの経験が豊富で愛される元プロになるだろうか? ケリー・スレーターの就任を望む声もあったが、もし彼にその気があれば、WSLの最高責任者に即座にスター性が加わり、競技者としての地位を維持できただろう。

 

今回の決定で、クロスビーがWSLアプリにサブスクが採用されるのではという声も出ており、元ストリーミングサービスの幹部によって、それが検討されていないとは考えにくいとコメントしている。財政難が続くWSLは果たして何処へ向かっていくのか。

 

 

詳細はWorldSurfLeague.comを参照。