カノア五十嵐がR5進出。WSLメンズQS6,000「ハング・ルーズ・プロ・コンテスト」

カノア五十嵐がラウンド5進出。WSLメンズQS6,000ハング・ルーズ・プロ・コンテスト


カノア五十嵐 photo:WSL Daniel Smorigo
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Hang Loose Pro Contest3日目ハイライト映像

 

フロリアノポリス、ジョアキナ・ブラジル 2016年11月4日金曜日:ブラジルのフロリアノポリス/ジョアキナ・ビーチで開催中のWSLメンズQS6,000「ハング・ルーズ・プロ・コンテスト」は大会3日目。

 

本日はラウンド2のヒート22から再開。ラウンド3終了後、ラウンド4のヒート4までが行われた。

 

エイドリアーノ・デ・スーザとガブリエル・メディーナという、ブラジルのヒーローである世界チャンピオンの二人をはじめ、来季のCTクオリファイ目前のイアン・ゴウベイアなど、強力なブラジリアン・ストームが猛威を振るった。

 

また、このブラジルでも来季のCTクオリファイ・レースも激しさを増す一方で、ライアン・キャリナン(AUS)、ジェシー・メンデス(BRA)、ビノ・ロペス(BRA)、コナー・オリアリー(AUS)といったQSのトップ10ランカーが敗退。ランキングのトップ10に滑り込むためのドアが開かれた。

 

 

ヒーローインタビューのカノア五十嵐

 

 

ルーキーのカノア五十嵐は、現在最終戦のパイプを残すのみとなったCTランクで24位という状況で、QSランク8位のカノア五十嵐はQSからのリクオリファイに望みをつなぐ。

 

今回のビーチブレイクとの相性がバッチリのようで、高得点を連続して叩き出すカノア五十嵐は、本日もラウンド3と4で9ポイントを含む15.50のヒートスコアでラウンド5へ勝ち上がった。

 

「9ポイント・ライドは、本当にクールでした。」と、五十嵐は言った。「波に合わせてサーフィンしただけ。その波は何も強いることなく、自分に全てをやらせてくれました。スムースにサーフしようとしただけで、全てがマッチした感じですね。」

 

彼はリクオリフケーションについて尋ねられるとき、自分の状況について率直に答えた。

 

「誰もあまり考えないようにしているとか言うけど、絶対にみんな考えているはずなんですよね。夢中に楽しんでサーフィンしていると、忘れれしまうのも事実。でも楽しむことはとても重要です。趣味から始まったサーフィンですが、それが今の自分の仕事。自分の時間とブラジルの文化を楽しむことが、より重要だと思うんです。」と、五十嵐が言った。

 

「リクオリファイ出来れば最高ですね。出来なかったとしても僕はまだ19歳なので問題ないです。CTは多くを学んだ素晴らしい経験でした。それは、中学校からハイスクールへ行くようなもので。新しい場所を訪れ、サーフィンして成長し、彼らと戦い続けることが大きな違いです。リクオリファイ出来たらいいですね。」

 

 

稲葉玲王、大原洋人、大橋海人

 

 

ラウンド3へ勝ち上がった村上舜と大原洋人。村上 舜は、ヒート4でビクター・ベルナルドBRA、トーマス・ヘルメスBRA、ウイリアン・カルドゾBRA。

 

村上舜はスタートからプライオリティを持って掴んだ大事な波をワイプアウト。ハイスコアを掴み数少ないチャンスを逃す。

 

しかし、後半に5.57、さらに4.23をスコア。一時は2位に上がるもウィリアン・カルドゾに逆転されて、3位で惜しくも敗退となった。

 

 

村上舜

 

 

大原洋人はヒート7でミッチ・コルボーンAUS、トリスタン・ギルボーFRA、ルエル・フェリペBRAと対戦。スタートからチャージを繰り返す大原洋人。フェリペがバックハンドでハイスコアをマークしてトップへ。大原は2位で前半を折り返す。

 

残り時間10分を切り、優先権のない3位のコルボーンがレフトブレイクで素晴らしいフォアハンドのパフォーマンスを披露し、一気にトップへ。優先権を持って波を辛抱強く待った大原だったが、ニード6.97で4位と追い込まれ、惜しくも敗退となった。

 

世界を目指しチャージを続ける彼らの活躍を期待しエールを送り続けたい! 頑張れ!日本!

 

ネクストコールは現地時間11月5日の7時30分、日本時間の11月5日の18時30分です。

 

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